今回の香港日記
・8年ぶりの香港は変わっていなかった(香港旅行1日目)
・香港迪士尼樂園に行ってきた(香港旅行2日目)
・数年ぶりにマカオに行ってきた(香港旅行3日目)
・スノーデンのあと追っかけ失敗す(香港旅行4日目)
海外旅行に出かけたとき、できる限りリアルタイムで日記を書いているんだけど、挫折することも度々ある。しかし、今回の旅はなんとか完走できそう。よかった……というわけで、9月25日(日)に体験したことの日記です。
午前中、テレビで放映されている「烈車戦隊トッキュウジャー」や「妖怪ウォッチ」を見ながら日記を書いていたら、いつの間にかお昼になっていた。おなかが空いたので、宿近くの飯屋で朝飯と昼飯を一緒にとる。入ったお店は昨晩気になっていた「ポット飯」屋さんだ。
ポット飯とは、中国風釜飯・土鍋飯で、広東語では「煲仔飯(ポウチャイファーン)」という。前回香港を訪れたときに初めて食べたポット飯。深夜に営業しているお店は少なく、たまたま入ったお店で食す。土鍋でご飯を炊き、最後に卵とたれをかけたもので、単純な料理だが、激烈に上手かった。ご飯はインディカ米だが、米のおいしさポテンシャルを120%引き出しており、具も卵だけだったが、奥行きのある味だった。日本に帰国してから、中華料理やでポット飯を発見すると、毎回注文していた。しかし、日本のポット飯は、土鍋から炊かず、すでに炊けたご飯を土鍋に移し、具を添えるという、単なる「入れ物が土鍋になったご飯」ばかりで、あまり美味しくなかった。今回の香港旅行でぜひポット飯を食べたかったのだが、前回訪れたお店はなくなっていた。そこで、他のポット飯屋さんを発見して訪れた次第だ。
12時30分ぐらいにお店にきたら、大混雑だった。
メニューを見ると、「ソーセージだけ」「卵だけ」というシンプルな料理はなく、具材がやや豪華なものが多かった。散々悩んだすえに、タウナギが具材の「黄鱔煲仔飯(ウォンシンポウチャイファーン)」を注文。お値段は78香港ドル(約1000円)。ポット飯はオーダーが入ってから作るので時間がかかる。おなかが空いているので、菜っ葉の炒め物も頼む。
タウナギのポット飯。タウナギは見た目が大変気持ち悪いが、味はサッパリしており大変美味しい。
菜っ葉の炒め物。メニューになかったので、隣のお客が注文しているのを指さしてオーダーをした。
1時間ぐらいかけて食事をして、外にでて、ジョーダンを目指す。途中、香港の「果物市場」を見つけて、散策する。柿、なし、葡萄、イチゴなど、すべて日本製でビックリする。
ココナッツ丸ごとジュースが15香港ドル(約200円)という、激安価格で販売されているのを発見し注文。過去に丸ごとココナッツジュースは飲んできたが、これは絶品。ココナッツジュース特有の生臭さが少なく、とても甘い。そして量が多い。そのため、15分以上コレを持ちながら歩いた。
ジョーダンについたら、疲れたので甘味屋に入って、「スイカのシャーベットジュース」を注文。スイカフレーバーたっぷりで、汗をかいた体には嬉しかった。もちろん味も良い。
なんだかとても疲れてしまったので、甘味屋の近くにあるマッサージ屋に入る。足+首、45分間168香港ドル(約2200円)のコースをオーダー。首を揉まれたら、かなり凝っており猛烈に痛い。足は最初は痛かったが「痛い」と伝えたらかなりソフトになる。このマッサージ屋さんのWi-Fiが50Mbpsというかなりのハイスピードだったので、iPhoneのアップデートを行なう。
その後、電車で尖沙咀に向かい、電車で旺角に戻る。そして、世界中の携帯マニアが集まるという「先達広場」(せんだつひろば)に向かう。数年前に先達広場に訪れた時は、初代Google携帯G1やiPhone 3が発売されたばかりだった。当時はスマートフォンの数も少なく、見たことがない携帯がたくさん売られており、イタリアに訪れたスタンダールのように、あまりの情報量、携帯数、バリエーションの多さで気持ちが悪くなった。しかし、新しいiPhoneが欲しくて買ってしまう。売り子に兄ちゃんは「SIMフリーで海外、日本でも自由に使えるよ!」と言ってくれたが、実は単にジェイルブレイクしたiPhoneなのであった。その後、OSをアップデートし、半年間文鎮化したりと、いろいろと思い出が蘇る場所。当時買ったときのレビューを見ると、iPhone 3G 8GB版が4200HK$(約5万円)で買っていた。
さて、そんな先達広場に到着したら、小腹が減ったので、ビルの近くにある屋台で、魚肉でつくったシュウマイ的なものを食す。
ビルのなかだけでなく、ビルの周りも携帯屋ばかり。
先達広場
先達広場の中に入る。まずは一番マニアックな3階に行く。3階は「携帯修理屋」さんは数件あるが、なぜかエロショップやタイの仏像屋、ネイルショップとよくわからないお店構成となっている。これは数年前と変わらず。
3階はこんな感じ。怪しいショップと薄暗い照明が特徴的。2階、1階はLED照明がベカベカ。
2階、1階に降りて2畳ぐらいのスペースがびっしり詰まったフロアを見るも、どこもiPhoneとギャラクシーシリーズが中心で、変な携帯端末は少なく面白くない。iPhoneの値段も日本とあまり変わらず。
先達広場の様子。
日本で言うガラケーが「老人機」と書かれていたのは、面白かったが、前回訪れたようなワクワクはナッシング。女人街を通って、一度宿に戻る。
女性・子供向けの商品を販売している露天ストリート「女人街」
宿の近くは週末で大混雑。ストリートミュージシャンや大道芸人、土産物売りがおり、活気があった。
宿の近くはラッシュ時の新宿並みに混んでいた。
宿で荷物を置いて、昼ご飯をたべた場所近くに向かう。胃が疲れたので、粥を食べるためだ。
魚いり粥。19香港ドル(約250円)。その他にちまきも頼むが、どれも味はイマイチだった。値段を考えると納得だが。
その後、宿近くの「SIMCITY」というカメラ屋さんばかりが入った、ビルを散策。富士フイルムの中古高級コンデジが、日本よりも3割引ぐらいで販売されており、購入しようかどうか悩んでいたら、店が閉まってしまった。
その後、ホテルにもどり香港当局が制作した、性教育ドラマが放映されおり、瞬きをしない勢いで鑑賞。この性教育ドラマはかなりたくさん作成されており、一部はYouTubeにアップされている。ドラマは2本ありどちらも1990年作成。1つめは性教育のため合宿をする学生達を描いたもの。「男性自身の大きさは、性能に直結しますか?」など、性の疑問をバシバシだすので、家族で見ていたら辛い内容であった。2本目は仲良し3人組に女性の友情を核として、売春やら恋人とのつきあい方を啓蒙する内容。そこそこキワドイベッドシーンもあり。
香港の性教育ドラマ「性本善經典重溫」。1980年代後半からやっているようだ。
その後、仕事をしたり、日本から仕事の電話がかかってきたり、この日記を書いたりしていたら、現地時間翌午前3時となってしまった。本日は帰国日です。