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LIGの「美人が多い会社の作り方」がゲス過ぎてハゲ子ビックリ

諸君! ゲスな記事や話題は好きか? 私は大好き!
しかし!! 社会常識やモラルに反するゲス記事を書くのはセンスやテクニックが必要です。

今回LIGの以下の記事を読んでいたら、見事に爆発していたので、我々も同じ轍を踏まないように、この失敗事例から学べる部分を見てみましょう。

非モテ人間が考えた「美人が多い会社」を作るための5つのメソッド魚拓)(LIG)

これはどんな記事かというと以下のように書いています。

本日は、BBQにも呼ばれない非モテ人間の僕が“美人が多い会社を作るための5つのメソッド”を自宅で考えてみたのでご紹介します。「こうすればアナタはモテる!」というマニュアルは世の中に沢山ありますが、これは「こうすれば会社がモテる!」という実体験や検証に基づいた珍しいHowToです。

そして、以下の5つの方法で「美人が多い会社」を紹介している。

1. 美人が多い会社を作るためには、美人が集まりやすいエリアにオフィスを開設する
2. 美人が多い会社を作るためには、オフィスをオシャレにする
3. 美人が多い会社を作るためには「衣・食・住」を充実させる
4. 美人が多い会社を作るためには、美人を定期的に採用する
5.美人が多い会社を作るためには、美人を仕事できちんと評価しサポートできる仕組みを作る

ゲスッ子のオイドンも驚く、男性マッチョ視点。これがオモコロなら良いんだけど、コーポレイトサイトで、ここまで女性蔑視で書かれた記事をよく掲載したな~ と感心します(これは褒め言葉)。
そして、この記事の最大の問題点は「おもしろくない」点。これが魅力的な記事だったら、印象はガラリと変わるんだろうけど、きっと真面目な人が一生懸命書いて、壮大に滑った上に、モラルに反しているという、裏役満状態です(これは哀れ)。

美人を「×××の大きさ」に変えるとこの記事のダメっぷりがよくわかる

この記事のひどさは、「美人」の部分を「男性器の大きさ」に変換すると、男性にもよくわかると思います。

では「美人はなぜオシャレなオフィスに集まるのか」という部分は変えてみましょう。
変える前の文章は、以下のとおり。

美人に限らずですが、就職・転職等の採用活動について、同じような業種や待遇であればオフィスがオシャレなほうが成長企業っぽく思われるので有利な面があります。

そして美人の大半は自分が美人ということを自覚しているので、「美人の自分がいても浮かない居場所」のほうが、就業環境としては落ち着くのです。

これこそが美人が同じ場所に集まりやすくなる大きな理由です。オフィスのオシャレの方向性=会社のカラーが、判断材料として極めて重要となるのです。

※ちなみに美人が多いと評判の会社は大体「同じような顔の人ばかり集めて気持ち悪い」と叩かれますが、美人側のほうも働きやすい(適度にはモテるが、浮かない)環境を求めているため、自然と同じ系統の顔立ちの人が集まってしまうという悲しい事情もあるのです。

さてこの文章に出てきた「美人」の部分を、チンコの大きさに変えてみましょう。

男性器の大きい人間に限らずですが、就職・転職等の採用活動について、同じような業種や待遇であればオフィスがオシャレなほうが成長企業っぽく思われるので有利な面があります。

そしてサムライソードが大きい人の大半は自分がビックマグナムということを自覚しているので、「巨根の自分がいても浮かない居場所」のほうが、就業環境としては落ち着くのです。

これこそが巨大オットセイが同じ場所に集まりやすくなる大きな理由です。オフィスのオシャレの方向性=会社のカラー=短小タヒねが、判断材料として極めて重要となるのです。

※ちなみにデカマラが多いと評判の会社は大体「種馬ばかり集めて気持ち悪い」と叩かれますが、ビックコック側のほうも働きやすい(ちんこが小さい人から僻まれない、欲求不満の女性も安心してデートに誘える)環境を求めているため、自然と同じ馬並みサイズが集まってしまうという悲しい事情もあるのです。


イヤな会社だな~(笑)
同じ単語を連発すると、あまりにも生々しい表現になるので、いろいろな比喩を使いました。
ちなみに、もとの記事は約8000字弱の分量ありますが、「美人」という単語が123回も出てきており、同じ単語を使いすぎです。もうちょっと文書表現に気をつけるべきだと、コトメチック★ハゲ子は思いました。

修正点1:ネタか本気なのか、そのスタイルをはっきり示す

さて、この記事の着眼点は悪くないのですが、調理に失敗しています。どこがダメだったのか見ていきましょう。
まずは、この記事の姿勢が「ネタ」なのか「マジ」なのか、わからない点でしょう
この手の差別ネタは、マジで書くと読み手をどん引きさせるだけなので「ネタですよ。蔑視しているけどネタですよ」としっかりとアピールしないとダメです。しかし、この記事はそれができていません。
……え、この記事マジで書いてるの!(どん引き)

修正点2:バッシングネタの場合は、1つの対象だけを叩かない

この記事は「美人サイコー」とはっきり書いており、裏を返せば「ブスは死ね」という素敵な主張をしております。特定の層を叩くのは、初心者にはとっては危険です、デンジャーです、危ない! この手の記事を書きたいときは、複数のターゲットをアタックするのがお勧めです。例えば創価学会をバシバシ攻撃したいなら、あわせて、真如苑、立正佼成会、モルモン教、エホバの証人、阿含、幸福の科学、PL、生長の家、霊友会などもボロカスに書きましょう。
まあ、下手したら全部の団体から狙われる可能性もありますが。
あ、これも重要ですが、叩いた対象を最後にちょっとだけ褒めるのもコツです。

修正点3:クオリティの高い記事にする

面白いといわれるエントリーは2つの種類しかありません。
・読んで知識が増える、お役立ち系
・読んで感情が揺さぶられる、エッセイ系
さて、LIGの記事はどちらでしょうか? 恐らく前者を狙っているのでしょうが、読んでいて役に立つことは一切書かれていません。裏付け的なデータ・エピソードもはっきり書かれていない、ライターの妄想で書いてるんでしょ」と言われたら、私は反論できません。
じゃあ、エッセイ系として面白いか? と書かれたら、これもノーです。

いくら反社会的な事を書いても「魅力的な部分」があれば、必ず理解者・ファンは出てきます。じゃあ、魅力的な部分がない反社会的な記事は? 反感を買われるか、無視されるのかどちらでしょう。ギャラがもらえるなら、それでもいいかもしれませんが、空しいですよね。てか企業ブログでそれをやっていいのか?

修正点4:今回は掲載した編集サイドが一番悪い

個人のブログ・日記のように、一人で書いて、一人で編集して、一人で校正するスタイルだと、トンチンカン記事がアップされても仕方がありません。だって一人だからな! だからこそ個人ブログは、時々とんでもないエントリーがアップされてとても面白いのです。

しかし、LIGはまがりになりにも会社で運営し、編集チームいるのだから、この記事はもっと手をいれるべきでした。だから悪いのはライターではなく編集サイド。
村上春樹レベルのネームバリューの人だったら、このままアップしても理解できますが。

LIGの益々の発展を祈ってます

てなわけで、日頃は紅茶とスイーツの感想ぐらいしか書いていないので、頑張って、頑張って、精一杯の努力で上から目線で書いてみましたが、本家エントリーの「上からっぷり目線」には負けました。完敗です。

LIGブログ 5月のアクセス数は265万PVを超えたようです。素晴らしい&おめでとうございます。今回取り上げたエントリーはシベリア寒気団もビックリのコールドっぷりでしたが、今後は、もっと面白いエントリーがあがるよう、上野山の陰からこっそり応援しています。

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