・猫の香典（発言小町）
取引先の業者の担当女性が飼っていた猫がなくなったため、香典と猫のおやつを渡したトピ主。香典金額は負担にならないようにと1000円にしたのだが、この金額を聞いたが所長が「金額が少ない」と大激怒。
トピ主を罵倒するは、取引先に圧力をかけるはでやりたい放題の所長に対して、トピ主は立ち上がるのであった…
猫の香典
くもり 2009年5月27日 17:16
私は５０代女性。小さな工場付きの事務所で雑務と事務のパートをしています。
三か月ほど前、出入りの業者(２０代半ば、女性)の猫が亡くなったことを聞き、私自身猫を飼っているので、人事とは思えず(彼女と仲良くなったのもお互い猫を飼ってることからでした)「家に帰ったあと」「家にある一番安い香典袋」に「自費で千円と猫のおやつ」を入れて「勤務時間に」彼女に渡しました。
千円にしたのはあえて彼女の心的負担にならないように配慮したからです。彼女は大変喜んでくれました。もちろんその程度のことでお返しもありません。
その話が業者(担当女性より上の人)が所長を接待したとき伝わったらしく、昨日所長(３０代男性)に非常に感情的に怒られました。
言い分は要約すると「俺、恥かいちゃったよ。千円の香典なんて初めて聞いたよ。千円なんて金じゃねぇのよ。包みたいなら一万円以下は包むな。はばぁのくせに非常識なことしやがって。猫に香典なんてきいたことねぇよ。」と言われたので「このことは会社には関係のない個人的なこと」と反論したらヒート・アップして勤務時間に渡したことを責められたので「その点に関してだけは謝罪します」と返したらますますヒートアップし「謝れ。土下座しろ」私「勤務中以外で謝る気なんてありません」一時間ぐらいの押し問答の末、所長は最後に「だからどうしようもなくばばぁってもんは非常識なんだよな。一晩頭冷やして明日反省文を提出しろ」と怒って外出しました。
その後接待した業者から直接私に電話があり「所長から電話があって私が反省文を書かなければ取引を停止すると通告された」と言われました。猫の香典について伝えた時のことを尋ねると「ほほえましい話として言ったつもり」だったとのこと。
しばらく迷いましたが業者もまきこむ大問題なら仕方がない、と判断しさっさと反省文を作文して所長の机の上に置いてきました。(つづく)
つづき
くもり(トピ主) 2009年5月27日 19:24
そのことを帰ってから主人に話したところ主人が大変怒り「反省文を社会人に書かせることがどんだけ懲罰的行為かわかっているのか」「反省文なんて書いたらいけない。ただちに撤回するように」「そんな会社やめろ」と言われました。問題は猫の香典に対する是非ではないそうです。
そして朝一番で反省文の撤回と退職願を出してきました。反省文は撤回するも何も所長の机の上に置いたままでした。
今日は病欠にしました。
私が気がかりなのは私のせいで業者が取引を停止させられるのだろうか、ということです。そもそも百歩譲って私の行動に問題があったとしても、なぜ業者を巻き込んだ「取引停止」云々になるのかがさっぱりわかりません。
主人は取引業者の問題は私とは無関係であり、それはその業者がなんとかするしかないだろう。だから私が業者の心配をする必要はない。と言います。私もその通りだな、と思います。思いますがなんとも割りきれません。業者の担当女性を娘のような気持で可愛く思っていたからだろうと思います。
そしてやはり何度も自問してしまいます。
香典袋に千円とお供えのおやつを入れたのはそんなに非常識なことでしょうか?
新たな情報が入りました
くもり(トピ主) 2009年5月28日 18:37
レスをくださったみなさん。ありがとうございます。おかげさまで気持ちが明るくなりました。
今日は業者の担当の女性から「話したいことがある」とのことで外でお茶しました。そこで驚くべきことを聞かされました。
先日の接待は上司の懇願で「食事までなら」と彼女も一緒だったのだそうです。所長はほとんど職場にいませんが何度かは彼女を見ていて、業者に彼女を連れてくるように圧力をかけたそうです。そこでいやな予感がしていた上司が何度もはぐらかしていたけれど、とうとう「食事ぐらいなら」と彼女を同伴させたのです。
結局食事が終わっても帰してもらえず、キャパクラにも連れて行かれ、その間ずっと口説かれてたそうで(所長は妻帯者)、所長が小用で席を外した瞬間上司から「帰んなさい」と言われ、すぐに逃げ出すも近くのタクシー乗り場で所長に「送っていく」とタクシーに押し込まれ、怖くなって運転手さんに「セクハラです!交番につけてくださーい!」と大騒ぎになり、あわてた所長は途中で降りた・・・という結末。
彼女は今のところ上司の判断で「担当替え」になったそうです。
これでなんとなく「猫の香典」と「取引停止」の話に筋が通りました。
これから
くもり(トピ主) 2009年5月28日 19:14
彼女の話を聞いて、自分のこと以上にふつふつと所長に怒りがわいてきました。
所長は経営者一族の遠い親戚に当る人で日に１〜2時間程度しか職場にいません。事業所を現実に回しているのは工場長と事務所では私の直属の上司である課長です。工場長と課長は基本所長のイエスマンですが、いないときはいつも所長の悪口です。
私は入社して３年になりますが所長は工場長と課長以外とは口をきかないため、挨拶と短いお天気の話ぐらいしか今までしたことはありません。だから今まではそれほど不満をいだくことはありませんでした。
「所長は使えないうえに問題児だから一生ここで飼殺しと経営者は決めている」と以前課長は言ってました。
主人が帰宅したらまた相談します。業者の女性は転職も考えているようです。転職を勧めるわけではありませんが、主人の社会的地位はけっこう高いので役に立てると思います。それから所長に法的な制裁も考えています。なりゆきを見ながら必要になれば弁護士さんなどに頼むべきか、主人に相談してみます。
「猫に香典」をみなさんが非常識でない、と言ってくださったので勇気がわきました。
告発文を本社に出しました
くもり(トピ主) 2009年5月29日 16:17
みなさんのレスで多いのが「ばばぁ」発言ですね。そのへんにあまり怒りがわかなかったのは私がズレていたと思います。
私は主人の栄転で、５年前ある地方都市を離れ、それまでずっと勤めていた公立中学教師をやめざるを得ませんでした。ご存じのように中学生にはピンからキリまであり「ばばぁ」ぐらいの言葉にはびくともしなくなっていました。所長との一時間の押し問答も立場の違いなど想定外でまるで１５歳の不良を正そうとしていたような精神状態にあったと思います。そしてその辺も彼の逆燐に触れたのだといまさら考えます。
昨夜は主人の帰宅がかなり遅く酔っていましたのでこの件は相談できませんでした。
今日はレスで勧められていたようにとりあえず人事課と社長宛に告発文を作成し発送しました。ひとまず相手の出方を見ることにします。
退職願は直属の上司である課長に渡してありますが、まだ本社に送ってないそうです。三年前に私に引き継ぎをした女性事務員も所長のセクハラが原因で辞職し「年配者しか雇うな」が社長命令だそう。年配者の多くはパソコンが使いこなせず、なんとか私に辛抱してもらえないかと言われましたが、きっぱり断りました。
認識は人それぞれだけれど、どんなレスもありがたいです
くもり(トピ主) 2009年6月1日 15:22
最初にトピをあげたときは「猫の香典」が非常識なのかどうかがテーマでした。
もちろん一般的でないことは知っていましたが、そんなにも責められるべき「悪」なのかが理解できませんでした。その一方で自分の感覚を信じきれない部分もありました。
皆様方のレスで、やはり評価は人それぞれなのだということがわかりました。
もちろん受け入れられない人を批判するつもりはさらさらなく、これからはそのような一般的でない行為は相手をよく見るべきだと、批判意見にも感謝しています。
ただ彼女に関してだけ言えば実際、涙を浮かべて感激してくれましたし、その後の関係も良好でした。所長のセクハラについても彼女のほうからの個人的な相談でした。だから「猫の香典」は私と彼女の間のみに関しては「心のやりとり」だったと今は自信を持っています。
このような自信が持てたのは支持してくださった皆さんのおかげです。そしてそれに励まされて次の行動に移れました。
事態はゆっくり動いていますが、もっと決定的に動いてからご報告いたします。
中学生の親様へ
くもり(トピ主) 2009年6月1日 18:44
中学生は難しい年頃です。「ピンからキリまであり」という表現に不快感を持たれたということ。このトピのテーマと大きく外れているうえに「言葉尻」の問題ですがあえて付け加えれば、成績の良し悪しではなく、心根の部分で大きな問題を持った子は確かにいます。自分のことは棚にあげ(思いも及ばず)すべてを学校のせい、親のせい、社会のせいにして暴れまわる子もいます。そんな子は反抗期がすぎれば熱病がさったようにマトモになるのでしょうか?
その反抗期の最中にこそ真面目にその子と対峙するのが教育だと思います。そのとき「子供の目線で」というのはドラマの世界です。
だから私は「ばばぁ」と呼ばれたら、自動的に「上から目線」になります。所長のパワハラ発言のあいだ私はパートの立場をわきまえ、小さくなってお叱りを唯々諾々と聞かなければならなかったのでしょうか? 私の「上から目線」が所長の気に障りヒートアップさせたことは事実ですが、今それを後悔していません。
所長どころか社長でも果てはよしんば相手が総理大臣でも悪意を持って「ばばぁ」発言をする人がいたら、私は「幼稚な人」というレッテルをはり「上から目線」になるでしょう。
ご報告します 1
くもり(トピ主) 2009年6月4日 13:57
今日、午前中にすべての引き継ぎを課長にし(とはいっても課長は私の仕事をほぼ把握してましたが)、期間を待たずに退職できました。
本社でお会いしたのは社長と役員でもある管理部長でした。
応接室に通され、お互いの紹介が終わると、何の話も始まらないうちにいきなり社長が応接テーブルに手をついて「申し訳なかった」と深々と頭を下げられました。
不意をつかれましたが、こうなっては私もゴチャゴチャ言えません。この人は何度こうやって所長のために頭を下げ続けたのかと妙な感想をもちながら「わかりました。誠意ある対応ありがとうございます」と言いました。
そして懸念だった業者取引を尋ねました。社長は明るい顔で「そもそもあの業者とは社として古いつきあいで、一所長が取引停止だの言う権限はない、だから大丈夫」との言葉をいただきました。
そして社長は仕事があるので「あとのことは管理部長と話してほしい」と席を外されました。
ご報告します 2
くもり(トピ主) 2009年6月4日 14:20
管理部長は「失礼だが」と現金の入った封筒を差し出しながら(いくら入ってたのかはわからないが２０万〜３０万という感じ)、和解文書を提示なさいました。
私は社長の誠意を見せていただきましたので慰謝料は要りません。と答えましたが「今すぐにでも退職したい。なんとか調整をつけてほしい。所長に何らかの処分を与えてほしい。それを私の退職後でも形に残る文書として報告してほしい。それからセクハラを受けた彼女にも彼女が納得できる謝罪を行ってほしい」と頼みました。それらのことが全て終わったら和解文書も受け入れる」とバーター取引をしました。
管理部長は全面的に受け入れてくれ、反対に「彼女が納得できる慰謝料とはどれぐらいだろう。君のほうから彼女に聞いてみてはくれまいか」と振られましたので「彼女はとても性格の良い娘で誠意があれば現金は要らないと言うと思うが、一応彼女に確認してみます」と受けました。今夜そのことで彼女と会います。
ご報告します 3
くもり 2009年6月4日 14:54
それから課長も交えていろいろな話になりましたが知らなかったことが出てきました。
1課長の影の仕事として所長の動向を調査し本社に報告すること、今回これを怠ったということでお叱りを頂戴していました。
2所長が工場長と課長以外口をきかなかったのは、今回のような事件が起こらないための本社命令であったこと。
3所長は今回の業者だけではなく、すべての業者の接待を受けることが禁じられていた(帰路の課長の話ではリベートの要求、個人の飲食代のつけまわし、過大な接待の要求、セクハラなど過去、問題がたくさんあったそうです)
4業者のほうにも所長への接待禁止は言ってあったのだが、今回の業者の接待担当は異動後まもないので事情を知らなかったそう。(これも課長の連絡不足と叱られていました)
どうしても不思議だったのでなぜ所長をそんなに会社ぐるみで庇うのか、をつい聞いてしまいました。部長は急に困った顔になり「そこのところはのっぴきならない義理がある。どうか聞いてくれるな」とのことでした。
謝罪されたら素直に受ける、というのが私のポリシーですので社長の態度は私向きの立派な態度だったと思います。
追加
くもり(トピ主) 2009年6月4日 15:32
件の所長とは事件以来会ってません。課長の話では私のいない時間帯に来るか、ぜんぜん出社しないか、の状態なのだそうです。つまりバックれてるんですね。察するところぜんぜん反省してないわけじゃない、と思います。ちょっとは怖がっているのでしょう。
まるで「中学生」みたいだと呆れます。
今夜、業者の女性と会談することを除いてほぼこの問題は終わりました。
背中を押してくださった皆様、「猫の香典」にまつわるエピソードを書いてくださった皆様、そして批判的な意見の皆様もわざわざ私のためにレスを付けてくださってまことにありがとうございました。感謝しています。
その後の書き込みをずーーーと待っていたが、トピ主さんは現時点でも現れず。
