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Hagex-day info

紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

なぜWebライターの文章が下手か?そりゃ本当のプロがいないからだよ

Web


フリーライターゴメスの嘆き

フリーライターの山田ゴメス氏が、Web文章の質の悪さを嘆いていた。タイトルを見たとき、てっきりイケダハヤト氏の悪口をいってる記事かと思ったのは、ここだけの秘密だ。

ウェブライターよ。なぜ君たちはこれほど文章がヘタなのか?

ゴメス氏は、Webライターの文章が下手理由は次のように述べている。

たしかに、新聞や週刊誌から下りてきているウェブニュースあたりを除けば、ネット上に晒されている原稿は、紙媒体のそれと比べ、圧倒的に精度の低いものが多い。

・句読点の打ち方のセンスの無さ
・無駄な漢字の使いすぎ
・副詞や接続詞や単語や語尾などの安直なダブり
・「きれい」だの「かわいい」だのの曖昧な形容詞の乱発
・意味のない改行や強調文字
・すぐに修正できるゆえの不注意な誤字

……諸々、文脈のつながりだとかリズム感だとか見た目(文章と見た目は一般的には無関係だと思われがちだが、一つのコラムや書籍の見開きを瞬間的に眺めたとき、“見た目”の善し悪しは確実にある)をダメにする要素は挙げればきりがないが、やはり一番の原因は、

「ウェブでしか書いてない人は、決められた文字数のなかで原稿をまとめる訓練をしていない」

これに尽きるのではないか。

ゴメス氏の指摘は間違っていないけれど、本質ではない。

Web系文章が酷い理由は、文章を書くプロがいないから、文章を校正する編集のプロがいないから…… という理由につきる。

プロの編集者不在

Web系コンテンツの話を聞いていると、紙媒体から訓練された編集者やってきて担当する場合もある。しかし、今まで文章を書いたこともなければ、校正をやったことがない人が、「今日から編集担当ね」となることも珍しくない。
誰でも最初は素人だが、上司や校正さんの厳しいツッコミを受けて訓練を受ける紙媒体系編集者と違って、Web系媒体の編集者はそのような経験をすることが少ない。
そしてWeb系の編集者(媒体)は、1つの記事のクオリティを求めるよりも、多くのエントリーの更新&PVアップの方が圧倒的にプライオリティが高いのだ。Web系コンテンツの編集者の質が低いと、書き手の質も落ちる。

1文字0.5円の世界

Web系ライターの質の悪さは案件のギャラという観点からもわかる。
ゴメス氏の記事では

たとえば上場企業だと自社をアピールするウェブサイトのテキストを作成する有能なプロフェッショナルに対しては、ン十万円の報酬を支払う用意があるという。

という記述があるのは、そんなのは希だ。
クラウドソーシングのサイトである、クラウドワークスで「ライティング の仕事・依頼を探す」を見てみよう。

【高単価! 家具・インテリアに詳しい方必見!】家具・インテリアに関する記事作成【3月検収】
http://crowdworks.jp/public/jobs/64141

【今回依頼にあたる1記事(300文字)のお見積もり】
 例)"
  文字単価 = 2円/1文字
  1記事(300文字) = 600円
  など
 "

【主婦の方歓迎!】ブログ記事ライターさん募集!(1,000~1,200字程度:30~50記事)
http://crowdworks.jp/public/jobs/67819

(略)
・1記事当たりの文字数は1,000~1,200字程度
(略)
■報酬:
・最初の10記事:150円/記事
・それ以降:200円/記事
・記事数は30~50記事を想定しており、それ以降の発注につきましては別途ご相談させてください。
※継続期間、記事のクオリティに応じて単価のアップも検討致します。

→1文字0.2円

婚活に関する記事(800文字程度)のライティング
http://crowdworks.jp/public/jobs/58889

・記事・コンテンツの文字数(1記事当たり)
【800文字以上】

・記事・コンテンツの報酬
【1記事に対して400円】

→1文字0.5円

コンビニでバイトした方が稼げる

1文字2円で高ギャラ! Webライターにとってギャラが1文字0.1円も珍しくない世界。
1文字いくらと言っても実感できないので、1文字0.5円で考えると、1万字書いてもたったの5000円。850円稼ごうと思ったら1750字も書かないとダメだ(1文字0.2円だったら4250文字!!)。もしこのギャラで生活しようと、月に20万円稼ごうと思ったら、0.5円のギャラだと40万字、0.2円だと100万字も書かないといけない。新書1冊で8~12万字の文字量と言われるので、0.5円のギャラだと毎月新書を4冊、0.2円だと10冊書かないといけない。もちろん執筆には調査や取材といった、ライティング以外の作業も必要だ。
こんな低いギャラだとプロの書き手はやってこない。また仕事の発注側もクオリティが高い人なんて求めてはいない。
その結果、商業Webサイトにはゴミのような文章がどんどん増えていくのだ。

Webの世界は「更新をたくさんすればよい」という考えが、日記やブログといった素人から、商業サイトまで信じられている。
確かに「PVを稼いで広告費を稼ぐ」という点では正解かもしれないが、適切なリソースを投入しないと間違いなく「クオリティが下がる」。

商用Webサイトが全てダメではないが、スキルのない編集者&低ギャラライターで作られているコンテンツは多い。

「クオリティが高いほど収益があがる」というシステムを作ればいいのだろうが、いったいどうやればいいのだろう? 教えてGoogle先生!

追記
フィッシングフライ季刊雑誌『フライの雑誌』の代表者がこのエントリーについて言及してくれました。
https://www.facebook.com/permalink.php?id=100001878516603&story_fbid=633122793426999

「と、いうクオリティの低い記事でした。」で締めたら喝采だったのに。合わないな。

http://hagex.hatenadiary.jp/entry/2014/03/14/075000

なるほど、自虐オチ! でも経験上「自虐オチ」は受けがよくないんですよね~