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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

禿山禿山(はげやま・はげざん)の憂鬱

禿山禿山(はげやま・はげざん)は、カリスマ・アルファ・ベータ(略)プロ・ブロガーである。

彼のブログの人気は、それはそれは、凄まじいものである。女の乳房を左手で揉みながら、右手でブランデーグラスを傾けつつ、左足で女性の髪を撫でながら右足で5分ほどタイピングしたエントリーであっても、公開するやいなや、たちまち大人気。はてなブックマークは30京ほどつき、アクセスも1那由多。あまりにもアクセスが集中するため、はてなやさくらインターネット、アカマイなどは、「禿山さん、エントリーを公開する前に、サーバー・回線を増強するため連絡をください」と請われる始末。しかし、結局はあまりのアクセス量に各社の機材、社員、組織が壊れてしまった。

破壊するのは足回りだけではない。禿山氏が「このラーメンうまいお(^o^)」とブログに1行書けば、言及されたラーメン店は3年先まで予約で埋まり、亭主は過労で倒れ、妻はイケメン客と不倫し、そんな両親を見て育った娘は「幸せな結婚生活とは何か?」と自分探しの旅に出て、バリでビーチボーイにナンパされて妊娠し、DVと貧困に耐えながら現地で暮らすという悲劇を生むだけだけではなく、「禿山氏がラーメンのことについて書いていたのでラーメンが食べたくなった!」という人間が続出し、近所のラーメン店が大混雑し、店主は混乱し1年以内に店をたたみ、インスタントラーメンを提供してい食品メーカーも需要が追いつかず、社会的に非難され、そして倒産していくのであった。

駆け出しの頃はもっと気軽だった。2ちゃんねるのまとめサイトからスタートし、mixiで見つけたアホを晒したり、コンビニのアイスケースに飛び込んだ写真をアップしたり、飲酒運転のツイート実況を行なってもそこまで炎上しなかった。しかし、いまはどうだ。私がブログに書いたりツイートしたことが、社会現象はもちろん地域紛争まで発生する事態となった。「ぐんまちゃんよりハッスル黄門の方が可愛いお(^_^)v」と書いた結果、群馬と茨城と紛争が起き、数百万の死者と数千万の難民が出たことは、彼の中では今も痛ましい事件として記憶している。

伝説のネットウォッチャーで師匠でもある禿田禿蔵先生は、次のように言っていた「キーを1回押す度にひとりの人生を変えると思え」。しかし、先生、私は1タイピングで100人単位で人が死ぬことがあります。

生涯貧乏であった師匠と違い、禿山氏はありあまるほどの富を得た。そろそろ、ブログも引退したいとも考えたが、やはりブロガーの性であろう。感じることがあれば無意識でキーを叩き、自身のブログ「ハゲちゃんねる(^_^)」に記事をアップしてしまうのであった。

あまりにも影響力があるため、彼も内容には大変気をつけていた。Googleアナリスティックのプログラムが過労死するぐらいのアクセス数を誇っていたが、禿山氏好きなことが書けないため、ここ数年欲求不満であった。

禿山氏ほどの達人になると、ルーターのアクセスランプの瞬きでネットのトレンドを知ることができる。
緑色のランプを見て「また、青二才が暴れているのか……」そう呟くと、パソコンを起動した。はてなブックマーク人気エントリーの半分は、彼の記事で占められていたが、その他は塵(ちり)塵(ごみ)芥(あくた)のような記事ばかりであった。なぜこのような塵塵芥記事がランクインしているのか疑問に思い、そして怒りを感じた。

塵塵芥記事をボロカスに書きたい。
多くの人は勘違いしているが、ボロカス記事執筆の難易度は高い。感情的に書けば勢いは出るが論理的でないただの悪口になるし、冷静に書いても死体蹴りにしかならない。敵の嫌がるウイークポイントを突きながら、嫌みにならぬようウイットを交えつつ、叩きつぶす勢いがないといけない。「愛を持ってボロカスに書け!」は師匠の言葉であるが、なかなか塵塵芥記事に愛を持つことは出来なかった。ただ、彼ほどのレベルになると、愛はなくても修飾術でなんとかなる。彼がボロカス記事を書いたら、あまりの名文に鶴は鳴き、犬は吠え、多くの人は感涙し、ハレー彗星は軌道を変え、言及先の相手は自殺をするか私刑で八つ裂きにされてしまうだろう。

この感情はどうやって処理すればよいのか? 匿名で書いても、文章からにじみ出る魅力とカリスマ性からバレてしまう。そうだ、直接会って文句を言うのはどうだろうか? そうだなかなか良いアイデアだ。禿山氏は早速相手の住所を調べて会いに行くのであった。

YouTuberグラビア雑誌「Star Creators!-YouTuberの本」を買ってみたよ

扉がドンドンと強く叩かれる音で目が覚めた。時計は午後5時34分をさしていた。
「禿田さん! 中に居るんでしょう? 家賃を三ヵ月滞納しているだから、払うなり出て行くなりしてください!」とヒステリックに叫ぶ声がする。女はさんざん大声を出した後、ドアの前で何か作業をして、階段に悲鳴をあげさせるよう降り去って行った。

彼女がいなくなると、俺は扉をそっとあけた。「家賃を払ってください 大家」「連絡してください 連絡先はこちら」と書かれた紙が貼られていた。剥がそうとするとも、強力な両面テープを使っており、なかなかとれない。難儀していたら、隣に住んでいる李さんが、ニヤニヤ見ていた。
恥ずかしくなり俺は部屋に戻った。

室内には、せんべい布団、安藤美冬のサバイバルキット与沢翼の『秒速で1億円稼ぐ条件』、ゴミ捨て場から拾ってきたちゃぶ台、その上にWindows XPが動くノートパソコンが置いてある。

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僕と契約して「はてなブロガー」になってよ

解雇通知を正式に渡された。俺は1ヵ月後に会社を辞めねばならない。山■パン高井戸工場のサンドイッチ主任として、来る日も来る日もレタスをちぎってパンの上に置く作業を繰り返していたが、俺の働きは会社に認められなかったようだ。
退職金はわずか10万円。銀行口座には25万円しか入っていない。会社都合のため、失業保険はすぐに出るが、これから一体どう暮らしていこうか…… もうすぐ2014年がやってくるというのに、来年の見通しは暗い。

東池袋のオケラ荘は静まりかえっている。午前2時だから、いつもはうるさい天井に住んでいるネズミたちも寝ているようだ。
ふと、窓を見ると白い猫がいた。いや、猫より大きい。その生き物は赤い眼をしており、目が合うとこう言ってきた。
「僕、君にお願いがあって来たんだ。僕と契約して、はてなブロガーになって欲しいんだ」

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オレはプロブロガーになる

昨日の日記でid:shinagakiさんから「ヤマパン高井戸工場あんぱん班班長の設定っていつから消えたの?」とご指摘を受けましたが、消えてません。
あるときはエリートヤ■パン高井戸工場あんぱん班班長、あるときはカリスマノマドプロブロガー、そしてあるときは社畜人間ベム…… それがHagexなのです(ババーン
というわけで、エリートヤ■パン高井戸工場あんぱん班班長のエピソードです。



ここは、東池袋のオケラ荘。風呂なしトイレ共同の4畳半、今話題の「トラディショナル脱法ハウススタイル」な自宅に住んでいる。
お盆のためか、夜な夜な淫靡な悲鳴を上げている李夫妻もどこかにでかけており、大変静かだ。自分のため息が、蝉の鳴き声より響く。
結局、オレは契約社員という身分になりながらも、ヤ■パン高井戸工場あんぱん班班長の地位にしがみついた。確かに収入は減った、そして失職の恐怖がついて回るが、月に1度の給料は確実にもらえる。
ただ、オレはそこまでして、この職を続けたいのだろうか? 学歴も職歴も自慢にできず、ゴキブリみたいな生命力もなく「「うちら」の世界」にも入れない人間だ。
安藤美冬や与沢翼に頼ってみたものの、やはりお金持ちにはなれなかった。いや、そもそも、オレは金を稼ぎたくて、山師の連中の言葉を信じたのだろうか? 違う。
毎日毎日、ケシの実をあんぱんの上にのっける作業に嫌気がさして、「今と違う輝いている自分」になりたくて、新しいことにチャレンジしたのではないか? それが今や12万8000円の月給と引き替えに、この部屋と工場の往復をするだけの生活。これでいいのか、いやダメだ。
西日が差し込み、シミだらけの汚い壁を美しい赤色に染めなおす。その輝きと引き替えに、夕陽は室内の温度をさらに上げていく。
ここ数日、天井裏のネズミが走る音がしない。その代わりハエが増えた。
先日、不燃物に捨ててあったノートパソコンを拾った。6年前のVAIOだ。部屋の片隅に置いてすっかり忘れていたが、西日に反射してキラキラ光り、その存在を思い出した。動くかどうか電源すら入れてなかったので、コンセントを繋ぎパワースイッチを押す。
BIOS画面が出現し、カリカリとHDDが動く音が聞こえる。しばらくして、Windows XPのロゴがゆっくりと現れる。パスワードは設定されておらず、そのまま起動する。デスクトップ上には、コンピューター、ネットワーク、ゴミ箱など最低限のアイコンのみ。捨てる前に初期化したな…… と思ってブラウザーを立ち上げると、前所有者のGmail画面が開いた。再インストールではなく、手動でアンインストールやデータを削除したんだろうけど、ブラウザーのキャッシュクリアを忘れたらしい。
しかし、そのGmailには1通だけだった。
画面には


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https://agilemedia.jp/entry/event_form.php?event_id=713

と表示されていた。
そうか、これは、これは、オレがプロブロガーになって、このオケラ荘から脱出せよという啓示に違いない。プロブロガー……素敵な響きだ。
気がつくと、あたりは暗くなり、窓からきれいな月が見えていた。

関連エントリー
安藤美冬のサバイバルキットで生き抜きます
即死するサバイバル・マニュアル 安藤美冬の『冒険に出よう』
秒速でスパマーになってしまう 与沢翼の『秒速で1億円稼ぐ条件』
安藤美冬の「サバイバルキット」がやってきた

安藤美冬の「サバイバルキット」がやってきた

今までのエピソードはこちら。
安藤美冬のサバイバルキットで生き抜きます
即死するサバイバル・マニュアル 安藤美冬の『冒険に出よう』
秒速でスパマーになってしまう 与沢翼の『秒速で1億円稼ぐ条件』

夜勤明けに薄汚い東池袋のアパートに戻ってきた。煎餅布団に潜るも、神経が高ぶって眠れない。原因はわかっている、それは「将来への不安」だ。
山■パンの工場勤務もこれからどうなるかわからない。手取り12万8000円なので貯金もないし、昇給の可能性も低い。恋人も妻も子供もいない。資格もなければ、特技もない。髪の毛だけがどんどん薄くなる。
iPhoneにメールが届く。友人もいない俺にメールがくるなんて… チェックしてくると、彼からのメールだった。

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秒速でスパマーになってしまう 与沢翼の『秒速で1億円稼ぐ条件』

前回のストーリーはこちら
NECの文豪をひっぱり出して、俺は小説を書いている。
小説の中で、俺は、俺は、自分の思い通りの人生を送ることができる。女・金にも苦労することもなく、六本木ヒルズの住居棟で、夜な夜なシャンパンを飲みながらアイドルたちと性交に励む……

しかし現実は…… 見上げると汚い天井があった。ここは六本木ヒルズのレジデンツではなく、東池袋のオケラ荘、家賃は3万8000円の風呂なし四畳半アパートだ。
そして、昨日上司から告げられたセリフが頭のなかを巡っている。
やはり俺はリストラ候補のようだ。会社に残るには契約社員になるか、大幅な給料ダウンか、2つにひとつ。
窓の外からは子供が遊んでいる声が聞こえる。
悪いことを考えても、状況は変わらない。それに「 安藤美冬のサバイバルキット」が届けば、俺の人生は好転する予定だ。
ああ、でも、キットが届くまで待っていることができない。そうだ、安藤美冬こと「ミッフィー」が出てくる小説を書いて心を落ちつかせよう。そうしよう。

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安藤美冬のサバイバルキットで生き抜きます

山■パン高井戸工場あんぱん班班長として、毎日毎日、あんぱんの上にケシの実を付ける作業をこなし、夜勤明けに薄汚い東池袋のアパートに戻ってきて、合成酒「鬼殺し」(4リットル580円(税込み))を汚れたガラスコップで飲み、薄くなった頭を両手でパチパチ叩きながら「俺の将来どうなるんだろう… 勤務時間短縮を言い渡されたけど、リストラ?」と、呟きながら天井を見上げる日々。オケラ荘の天井を元気よく駆け抜けるネズミが唯一の友だちだ(気分は小公女セーラ)。
隣に住んでいるリーさん夫妻(ともに50代)は午前中にも関わらず、獣のようなよがり声をあげながらセックスをしている。あ、ついつい右手が股間に……
憂鬱・憂鬱・憂鬱・あんぱん・不安・不安・不安・あんぱん・死・死・死
「働けば自由になる」と言うが、いったい何から自由になったのだろう? 希望がないと人間は生きていけない。
ああ、オレは死ぬしかないのか。でも自殺は怖いし、巣鴨のピンサロ5000円割引券まだ使ってないからもったいないし……
と絶望していた俺が見つけたのは「安藤美冬のサバイバルキット」だ。
この世を楽しくサバイブするための武器と防具を授けたい」というコンセプトで、月5000円支払うことで、あの安藤美冬氏から素敵なプレゼントが届くという。これだ、これを購入すれば、安藤美冬や高城剛、ノマドワーカー禿田禿蔵みたいに人から注目されて高収入、白いベンツにドンペリニヨーンなライフスタイルが実現するかもしれない。
薄汚い東池袋パンドラ荘にも希望がやってくるのだ!
手取り12万8000円の俺に、月5000円はちょっと痛いが希望を手に入れるためなら……
参考
ノマドワーカー禿田禿蔵(前編)
ノマドワーカー禿田禿蔵(後編)(←ネット史上最高のはてブ数&RT数を獲得しているエントリーだよ)



ノマドワーカーとして有名な安藤美冬氏が、新しいビジネスを始めたようだ。それが「安藤美冬のサバイバルキット」だ(ばばーーん)。
月5000円支払うことで…(以下公式サイトの説明より)

安藤美冬がセレクトするあなたのレベルを上げるような書籍・文具・雑貨、そしてフードやドリンクなども加えた詰め合わせセットです。
毎月直筆のお手紙(メッセージ)をつけて郵送でお届けします。

商品は届いてからのお楽しみですが、書籍・文具・雑貨・フード・ドリンクなどなど、、、
「安藤美冬」の視点を皆さんの人生に取り入れてもらって、何かを変わるきっかけにしてもらえたら嬉しいです!

書籍:安藤美冬が読んで影響を受けた書籍・漫画(本人著以外の書籍となります)の中からオススメの本をセレクトします。1月は啓発系の名著やオススメの漫画をお届けする予定です。

文具・雑貨などのアイテム:1月は文房具や安藤美冬愛用のティーセットを予定しています。

直筆メッセージ:安藤美冬が購入者のために書いたお手紙をお届けします。

が届くらしい。「「僕らの人柱」でおなじみHagexに買わせてレビューさせようぜ」という恐ろしいエントリーもあったが、確かに気になります。
というけで、ポチっと購入予約しました。何が届くか楽しみだにゃ〜

安藤美冬のサバイバルキットで、オイラのライフスタイルも充実間違いなし。
この日記も、ドロドロした嫁姑の確執、泥沼不倫劇、イケダハヤト氏や家入一真氏について姑のようにネチネチ書くエントリーからは卒業します。ゴメンねみんな、わたし、一足先に幸せになります★
→物語の続きはこちら
参考
即死するサバイバル・マニュアル 安藤美冬の『冒険に出よう』

コピペ職人禿田禿蔵

ネットの達人たちにインタビューをする「突撃!隣のインターネット」! このコーナーはもう2305回目になりました。
前回放送したヲッチャーゴッドこと「おおつね氏」は「念じるだけでタンブラーに投稿&リブログする」というテクニックを披露し、取材班の我々はもちろん、視聴者のみなさんもビックリされたと思います。
さて、今回は読めば吐き気がするような、ドロドロした2ちゃんねるの投稿をまとめている禿田禿蔵氏(64歳)にお話を聞きたいと思います。ン十年もあんなネタをまとめている人は、いったいどんな人物なんでしょうか? きっと偏屈に違いありません。
禿田氏は都会の喧騒を嫌い、伊豆山中にロシアン美女とひっそり暮らしているという話です。我々取材班も沼津で生シラス丼を食べた後、天城山を越え、河津七滝ループ橋をくるくる回り、しいたけ農家に囲まれた、禿田禿蔵氏の自宅を見つけました。
頭が禿げあがった老人が、庭で壺を持って考え込んでいるようです。
「すいません、突撃!隣のインターネットの取材班ですが、禿田禿蔵氏ですか?」
「いかにも…!」
そう答えると、禿田氏は持っている壺を槌で叩き割った。

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ノマドワーカー禿田禿蔵(後編)

前代未聞のはてブ数をゲット

先日書いた「ノマドワーカー禿田禿蔵」の前半まで書いたところで筆者が飽きてしまい、「はてブがたくさんついたら続きを書くよ…」と軽い気持ちで書き、その後忘れていた(よくあること)。
「そういえば、どれぐらいはてブが付いたんだろう?」と思ってチェックしてみると…

な、なんだか凄いことになっている。


なんと、はてなブックマークが「15012123456464654654」もついていた!
これだとよく分からないので、単位をつけてみると
1501京2123兆4564億6465万4654!!!!!
このURLを含まれたツイートでクリックされた数は

93那由多(なゆた 10の60乗)
RTされた件数は

135恒河沙(ごうがしゃ 10の52乗)
世界の人口が70億程度なのに、約1500京もはてブがつき、Twitterは天文学的な数字で拡散された。おそらく、全宇宙のみんなが応援してくれたに違いない…(涙) ありがとうございます。それにしても昨今のノマド・フリーランス人気には驚くばかり。
みんな、そこまで続きが読みたいのか… これは期待に応えねば! とドトールで5時間居座って書き上げた(注文はコーヒー1杯のみ)のがこの「ノマドワーカー禿田禿蔵」の後編です。(前編はこちら
※繰り返しますが、この放送とは一切関係がありません。ご注意ください

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ノマドワーカー禿田禿蔵(前編)

ちゃちゃちゃらっちゃ〜〜〜♪ ちゃらちゃちゃちゃらちゃ〜〜♪♪(情熱大陸テーマソング)

この放送とは一切関係がありません。ご注意ください
最近「ノマドワーカー」という言葉が話題だ。元々は「遊牧民」を意味する英語であるが、最近は自宅やオフィスだけで仕事をするのではなく、カフェやバー、ホテルなど場所を選ばずに仕事をするワークスタイルを指す。
スマートフォン、公衆無線LANやワイヤレスブロードバンド、軽くて高性能なノート・タブレットPCなど、電子機器と通信環境の劇的な変化によって可能となった、新しい労働形態だ。
今回の「非情熱大陸」では、『気がつけばリストラ、気がつけばノマドワーカーになっていた』(民名書房刊)でブレイクしたノマドワーカーで職業フリーランスの禿田禿蔵(はげたはげぞう)氏を紹介する。

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東電の冬ボーナスはゼロ

毎日、毎日、あんパンの上に芥子の実を置く作業をするため、山崎パン高井戸工場に壊れかけのママチャリで出勤する。
1時間休憩の8時間労働。作業を続けていると自分の体がベルトコンベアの一部になったような感覚に陥りながら、なんとか退勤する。

たまには飲んで帰ろうと、会社近くの激安居酒屋に入店する。全品200円というコンビニで売っているペットフードより安いメニューがたくさん並んでいるが、時間が早いためかお客は少ない。
カウンター席はないので4人の掛けのテーブルに一人で座る。隣のテーブルには小太り40代半ばのスーツを着たが男性がブツブツ言いながら、顔真っ赤にして一人で生ビールをゴクゴク飲んでいる。
とりあえず生ビールと枝豆を注文。元気のいい店員の声が、大きく響く。
1分も待たずに料理とお酒がテーブルに届く。ビールを飲むと水っぽくてまずいが、喉が渇いていたので、ごくごくと飲む。枝豆を食べる。食感はいいが、味はない。

視線を感じると、隣のおやじがこちらを見ている。因縁でもつけられるかと思ったが、そんな雰囲気ではない。
「どうしたんですか?」と、こちらから話をむける。
「どうしたもこうしたもあるか、冬のボーナスが全くでなかったんだよ」
かなり酔っているようだが、はっきりとした口調で答えた。
「しかし、ボーナスの支払いがないって、この不景気によくあることじゃないですか」
男は黙っていた。グラスに残っているお酒を一気のみ干して、生ビールを注文した後
「会社のやり方が汚いんだよ。夏のボーナスは大幅減額、冬のボーナスはでるかでないかギリギリまで発表しない。社内の噂で『今回は難しい』と流れていたけど、あれも会社がはっきり「でない」というのが、嫌でわざと流したものだし」
追加注文でやってきたビールを一口飲んで、男は話を続けた。
「ボーナスがでないのはまだ納得できる。ただ、新聞では、うちの会社はボーナスがでているとして報道されているだよ。平均37万円支給ってさ。いったい誰がもらっているのやら。俺たちはもらってない。だけど「おまえらボーナスもらいやがって! とたたかれているんだよ、わかる?」
私は枝豆を食べながら黙って聞いてた。
「謝罪の担当の連中は、毎日毎日謝ってばかりでずっと青い顔だし、検針のおばちゃんや営業の連中も、こちらが東京電力の人間だとわかれば、見知らぬ人から罵詈雑言をぶつけられる。頭ではこんな事態になったてわかっているけど、もう本当に嫌になっちゃうよ。だけど、この年だから転職もできないしな」
男は、はっとした顔してから、話を聞いてくれてありがとうと、一言いって伝票を持ち席を立った。
私はまずいビールを注文して、それを飲んでから自宅に戻った。


上記のやりとりには一部フィクションが入ってますが、「東京電力 昨冬のボーナス84.4万円から大幅減の37.4万円に(NEWSポストセブン)」という報道もあるけれど、どうやらボーナスがゼロ円だった東電社員は多数いるみたい。管理職だけ出ていない可能性もあるけど、一般もでていなそうな感じだったな~
住宅ローンが組めない東電社員(Hagex-day.info)

会社へのマンション・先物の営業電話

アンパンの上に芥子の実を入れる作業をやって、日々の糧を得ているオイドンです。最近職場(工場)にしょっちゅう先物取引やら投資用のマンションの営業電話ジャンジャンバリバリがかかってくる。いちいち「Hagexさんお電話よ」、パート主婦のボスのよし子さん(52歳)に睨まれなれが呼ばれ、何だろうと思って電話にでると「投資用のマンション買わない?」といきなりですよ。東池袋の安アパートに住んでる低所得者代表のボキがなんで、投資用のマンションが買えるかつーの! と電話を切ろうとするが、なかなか切らしてくれない。
やっとの思いで電話をきると、今度はパート主婦のボスのよし子さん(52歳)が、「Hagexさんがいないとラインが止まって大変なのよ〜云々」と社員でもないのに、小言の嵐ですよ!
つーわけで、最近この会社からしょっちゅう営業電話が架かってくるのですよ。担当のM山さん女性で、声だけきくと小学生のように幼い。ロリコンならたまんなくなって1時間ぐらい話を聞くんだろうけど、幸か不幸かボキはそんな趣味がないので、いつも「本人は芥子の実を探しにラオスに出張中です」といって切ってきます。
いったいどんな会社なんだよ! ともってググルと社員紹介のページが。
M山さんの写真もばっちりでているんだけど…

Fatboy slim ザ・グレイテスト・ヒッツは買い

今日も今日とて山埼製パン高井戸工場に夜勤のアルバイト。あんドーナツ班副班長として、ベルトコンベアーに流れてくるドーナツにひたすら粉砂糖をかける日々。
休憩30分、実働8時30分。夜勤明けの眩しい朝日を見ながら自宅に帰る。
汚い四畳半で風呂も無く、さんまの蒲焼の缶詰を肴に、安い合成酒(鬼殺し)を飲みながら寝るのが私の一日。
夢も無い、希望も無い、安い賃金(日給8500円だ)をもらい、ただただ安酒で酩酊するのが唯一の楽しみ…
そんな私に希望の光をもたらしてくれた… そのエンジェルは…



Fatboy slim ザ・グレイテスト・ヒッツ(初回生産限定盤)(DVD付) だ!
これいいよ〜、これ本当に!!!(みのもんた風にフリップを持ちながら)
このベスト盤は初回だけおまけでクリップ盛りだくさんのDVDがついてくる。CDもいいが、このDVDがマジ最高だ!!
以下おまけDVDに収録されているPVをいくつかピックアップ!

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ホワイトバンドと同じ匂いを感じてしまう「ロハス」という単語

ロハスクラブ
今、話題のキーワード「ロハス」。東池袋のナメクジ長屋で、オンボロのPC(OSはWindows98だ)を使って、2ちゃんねるの特ア板で「ホロン部氏ね」うけけけけ! と叫びながらキーをたたき、疲れたら横になり厨房御用達雑誌「IP!」の最新号をみながら寝てしまい、「ぐへへぇ、ダータはいいねぇ〜むにゃむにゃ」と寝言をいっているようなオイドンには100億兆万年遠いキーワードですよ。ロハスって言葉は。
ちなみにAllaboutのシンプルライフ(←これもすごいネーミングだ!)のガイドさんによると次のような意味らしい

「ロハス」とは、Lifestyle of health and sustainability という英語の略。
「健康と持続可能な社会に配慮したライフスタイル」といったところで、1998年のアメリカでの研究から導き出されたライフスタイルのモデルが元になっています。日本には2002年に紹介され、使われ始めたようです。
ロハスなライフスタイルとは、「安ければいい」「効率がよければいい」
という従来型の選択基準とは異なり、「それは自分や他人のカラダに悪い影響を与えないものか?」「それは地球環境にとってマイナスにならないものか?」
をまず考え、それによって消費や行動を選択していくものです。

ひとことでいえば「お前と地球にやさしくしろ」ということらしい。
まぁ、そんなことは赤貧プロレタリアートで、日々の暮らしに精一杯なオイドンにはそんな余裕がなかぁ〜(涙)
で、本題のこの「ロハスクラブ」どこがやっているんだろうと思い住所を調べてみると「〒104-0045 東京都中央区築地7-12-7 築地FTSビル5階 株式会社 木楽舎内」と書かれているじゃないですか。
そうです、「ロハスクラブ」は雑誌「ソトコト」でお馴染みの木楽舎さんが、どうやら運営・企画をしているようです(間違っていたらゴメンね)。
木楽舎さんは、ロハス関連のビジネスを多数手がけているようで、
「ロハスキッズ」
(「子供がいれば、毎日がロハス」というキャッチに失神しそうです)
三越の通販とコラボレート
ソトコトSHOP ロハスの木
などあるようです。「ロハス・ロハス」と叫んでいれば、かっこいいと考えている若人・おばさんから、お金を得るこのビジネスモデルは凄い。ホワイトバンドといい、考えた人は尊敬します!!!
個人的には「坂本龍一」が関わっているキャンペーンは全部胡散臭く見えてしまうという病気にかかっています。誰か治して!

お便り紹介「そんなあなたに渇!」

低年収の人生負け組み。東池袋の安アパートで南京虫を潰して休日を過ごしいたら、「こんな生活はいかん! 人生の勝ち組にならねば!」と思い立ち、人生の勝ち組が住んでいる六本木ヒルズに「嫌われ松子の一生」を観ようと、チケット屋の「大黒屋」で購入した前売りを握り締め、転がるように東宝シネマに直行! 開演一時間前だというのに「18時の回は既に完売です」と受付のねーちゃんに告げられ、泣きながら麻布十番のパン屋であんドーナツを買い、かじって自宅に帰ってきたHagexです。
みなさん、休日はいかがお過ごしでしょうか? 私は映画みれずにがっかりして、上野のHMVで「黒いジャガー」「黒いジャガー/シャフト旋風」「パルプフィクション」のDVD衝動買いしてしまい、明日からの昼食はマクドナルドのポテトS(100円)で一週間を過ごさなければならないようです(涙)
さぁ〜て、前置きが長くなってしまいましたが、ななななな〜んと、こんなチラシの裏日記にお便りがきたので、ご紹介!!

いつも楽しく拝見させて頂いています♥
以前の記事で発言小町の「そよかぜ」さんが、旅に行きたいというトピックを立てて即効で消されていましたが、また彼女が名前を変えてトピックを立てているようです!
(本人の確認を取っていないので、要約)

という「ことは」さんからタレコミがあった。いや不肖オイドンもこのトピックはチェックしていたんだけど、VoCE8月号の黒柳徹子(頭部に黒飴やせんべいを隠している人)のインタビューを読んでいたら、すっかり忘れていました。ありがとう「ことは」さん。
で、教えてくれたトピックは次のようなもの。
赤ちゃん連れOKの部屋付き露天のあるお宿
投稿者の名前は「soft wind」。邦訳すると「そよかぜ」さん。恐らく前回はいきなりトピックが消されたので、名前を変えて投稿したのでしょう。うーん、前回のトピックを保存していないけど、内容はほぼ同じ。変わっているのハンドル名「soft wind」ぐらいでしょうか。ちなみにそよかぜさんはハンドルを変えるのは初めてでなく、以前「心が荒んでます。どうしよう…」というトピックで、最初は「ぷぴる」という名のトピ主ですが、そのご「そよかぜ」になぜか変わっています…
いろいろと細かい条件をだしている栃木県在住の「soft wind」さん。前回と違って、今回はいろいろと返信を貰っていますが、「soft wind」さんの回答がなんだか高飛車なのはご愛嬌。「1歳の子供なんて記憶が残らないから、家族旅行なんて親のエゴですよ」「ケチケチしないで旅行代理店に聞くか、雑誌で調べましょう」と突込みが入っているので、今後とどんな展開になるか気になります!!