Aさんから「はあちゅう先生がまたやらかしている」というタレコミをもらう。
調べてみると、先週の木曜日にはあちゅう先生が以下のようなツイートをしていた。
イケハヤさん「セミナーで同じこと喋るのだるい」
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年3月6日
これめっちゃ分かる。なので人と一緒に喋ったり、毎回半分はその場で考えて「その場で新しいものを産む」時間にしてる。
セミナービジネスについて思うこと。
https://t.co/K84RnHtXte #Voicy
イケハヤさんも、セミナーに行くより自分で何かをやってみたほうが早いと言っていたけど、やってみた上でセミナーに行くと、耳で聞いたことと頭の中にあることがまざって「次これやろう」ってひらめくことあるんだよね。「貰うだけ」の姿勢で行かないことが大事なんだと思う。
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年3月6日
「半径5メートルの野望」に、会いたい人には無理やり会わないほうがいいって書いた。セミナー行ったり人に紹介して貰ったからといって距離が近づくわけではないから。でも、最近は憧れの人と同じ時代に生きていることを尊く感じるから、生で会うためにどこか行くこと多い。https://t.co/LdwwXXSSkB
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年3月6日
雨宮まみさんが急に亡くなってしまってから「会いたい人には、会える時に会っておかなくちゃ」って気持ちがすごく強くなった。何かを貰いたいとか学びたいとかいう動機じゃなくて「会いたいから会いに行く」って大事だなと。相手が死んじゃったら、どんなにお金出しても、どんなに移動しても会えない。
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年3月6日
同じ時代に生きていて、相手に会える機会があるって、実はかけがえのないことなんだと思う。「開催地が遠い」とか「お金かかる」とか「また機会あるでしょ」と思っているうちに、やり逃すことや、それが後悔としてずっと心に残ることは避けたい。セミナービジネスの話からどんどん話がそれていった…。
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年3月6日
イケハヤさんと、奥さんのミキさんに会いにまた高知いこーっと。
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年3月6日
これに対してこのような突っ込みが。
会いたい人に会いに行くってこれはまさに同意で、ふむふむと読ませといてセミナービジネスの話に帰結かよ‼︎っていう。セミナービジネスやるのは勝手だけどその流れで亡くなった人の名前使っていい話風に煽らないでほしいと思いました🙏 pic.twitter.com/QCwTheAjLJ
— ninethreefive (@ninethreefive) 2018年3月8日
ninethreefive氏が見事に指摘してます。
このようなコメントは、はあちゅう先生の本心じゃないかもしれない。
だけど、セミナーやイベントをバンバンやっている人が上記のようなツイートをすると
「『開催地が遠い』『お金かかる』『また機会あるでしょ』とか言い訳せずに、私のセミナーに参加しろ。生きている時にしか会えないんだぞ!」
と捉えられる可能性がある。
はあちゅう先生は作家大先生なんだけど、このように文字で自分の思いを伝えるのが大変苦手。
最近はボイスメディア Voicy(ボイシー)に力を入れているのも納得だ。字を書かなくて良いからね。
童貞のやつ、これだけ再生されてもコメントひとつも嫌なの来てなかった。音メディアってすごいな。#voicy pic.twitter.com/SBfPJ9fzUN
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年3月6日
音声メディアは突っ込みが入りづらい媒体ってのもあるけど、じゃやなぜ文字媒体だと炎上するのか? ともう一度考えてみてはどうでしょうか。
そんなことを考えながら、2月の彼女のツイートを読み直したけど、味わい深かった。
とある人の何気ない発言を見ながら「これ、私が言ったら確実に炎上なのに、燃えなくて羨ましい」って思ってしまった。けれどこの気持ち、セクハラ告発前の「私はもっと我慢してたのに」の気持ちに似ているから気を付けなくちゃ。セクハラも炎上も「本人に原因がある」と思われがちだけど、
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年2月21日
私は世の中の炎上していない人の半分は「まだ見つかっていないだけ」だと思ってる。炎上の半分は当たり屋が起こしているから。炎上もセクハラも「本人がそういうことを引き起こすようなことをしたから自業自得では?」と言われるけど、それ、自分が経験してないから言えることだと思うんだよね。
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年2月21日
例えば私の「童貞」発言炎上。世の中に童貞コンテンツは溢れてるし、童貞について話している人なんてたくさんいるのに、私が #metoo で燃えたタイミングで、今まで特に問題視されていなかった過去の童貞発言が「これは女から男へのセクハラである」っていきなりいちゃもんつけられて燃えた。
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年2月21日
同じ頃、明日花キララさんが童貞を揶揄する言葉をつぶやいたら大絶賛。「童貞」発言が問題だと言ってた人はなんでそっちは取り締まらないのかと不公平に思った。結局、攻撃したい相手の攻撃理由を見つけているだけなのではないかと。そして攻撃理由のほとんどは「調子乗ってるやつをこらしめる」か嫉妬
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年2月21日
調子のってないけど、そう見えるんだろうな。会社でもだけど媚びを売らない=調子乗ってるとみられる。一回炎上すると、炎上好きのフォロワーが常に揚げ足を取ろうと待ち構えていて、問題点を「作り出す」んだよね。それに、自分で物を考えない人が追従する。炎上って今やエンターテイメントだから。
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年2月21日
ちなみに最初に書いた「これ私なら炎上するだろうな」は「私が●●になっていなかったらきっと××になっていた」というツイート。これ、私が書いたら「××を下に思ってるんですか?」「簡単になれる職業だとでも思ってるんですか?」って絶対燃える。でも、これくらいのことみんな日常会話で言うでしょ?
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年2月21日
「炎上するのは書き方が悪いから」と言われることもあるけど、私は自分の書き方が悪いとは思わない。人の言論・思想を取り締まりたい人が多すぎると思うんですよね。人は人、私は私、と思えない人が多い。今、世の中が過敏すぎだから、そういうことをいちいち気にしていたら発言できない。
— はあちゅう (@ha_chu) 2018年2月21日
この日記でも何回か書いたけど、「安易に他人の考えに従うべきではない」というのは真理。ただ「他の人の意見を真摯に参考して、調整・改善していく」というのも事実。後者ができない人は成長しない。だから、何度でも同じ失敗を繰り返す。
炎上を売りにしている人は、いろいろなところで損をしているけど、本人は気がつかない。哀しいことだ。
はあちゅうの短編が面白かったので任意の映画会社で「映像化したら」と提案したら、偉い人が「作品と関係ないところで燃えて百田尚樹みたいになるのは嫌なので提案してくるな(意訳)」と言われたときの「私」の心境を140字以内で答えよ。なお、「私」ははあちゅうにブロックされているものとする。(2点)
— 山本一郎(やまもといちろう@告知用) (@kirik) 2018年2月4日