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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

はあちゅうのセクハラ告発大炎上(叙情編)

 御釈迦様さまは極楽の蓮池のふちに立って、この一部始終をじっと見ていらっしゃいましたが、やがて犍陀多が血の池の底へ石のように沈んでしまいますと、悲しそうな御顔をなさりながら、またぶらぶら御歩きになり始めました。自分ばかり地獄からぬけ出そうとする、犍陀多の無慈悲な心が、そうしてその心相当な罰をうけて、元の地獄へ落ちてしまったのが、御釈迦様の御目から見ると、浅間しく思召されたのでございましょう。


 しかし極楽の蓮池の蓮は、少しもそんな事には頓着(とんじゃく)致しません。その玉のような白い花は、御釈迦様の御足のまわりに、ゆらゆら萼(うてな)を動かして、そのまん中にある金色の蕊(ずい)からは、何とも云えない好よい匂が、絶間なくあたりへ溢れて居ります。極楽ももう午ひるに近くなったのでございましょう。


芥川龍之介『蜘蛛の糸』より

酷いネット炎上事件に遭遇すると、いつもこの御釈迦様の気持ちになってしまうHagexです。
今回の「はあちゅうのセクハラ告発大炎上」も、まさかこれほどまでに爆発するとは、10年以上彼女をウォッチしている私でも想像出来ませんでした。この炎上は、ネット史上ここ10年で最大級の爆発でしょう。

上記まとめも現時点で36個もあり、異常です。
この炎上に関しては、いろいろと語るべき点があるのですが、今回は私の心情を綴りたいと思います。

バズフィードではあちゅう氏が、告発をした際は、「ああ、これは凄い勇気ある行動だ。彼女は一歩進んで、もう私がいじれないステージにいくのかな?」と思っていました。だって、あのセクハラ告発は、まさに「爆弾級」の発言。過去のはあちゅう氏の行動だと絶対にいろいろと問題が起きるだろうか、いままでとは違う動きをするんだろうな〜 もうネットウォッチ対象としては面白くないな〜 と考えていたら、全く変わっていなかった!

それでも最初は「まあ、彼女のダメな点はあるからな〜」と様子をみて、まとめページも作らず観察していら、あの展開。ビックリした。そして、彼女を応援する人間も焼き払うようなツイートやブログエントリーを繰り返し、焦土となった。そして、ネットの魑魅魍魎(オイドンも入っちゃうのかな)が続々出てきて阿鼻叫喚の地獄絵図。

はあちゅう氏ってのは、常に背中に燃料を満タンにした大きな樽を背負って、活動している女性なんです。柄杓で背中のガソリンをすくい、それを振りかけて活動してきました。問題は樽に穴が空いており、ガソリンがちょろちょろと漏れている状態。

そんな状況の中で、「#Me Too」という大きなミサイルをバズフィードから渡され、彼女は発射。見事、憎っくき元電通岸勇希氏に着弾し、彼は大きなダメージをくらった。やったね★はあちゅう。
セクハラ問題を解決するため、「#Me Too」ミサイルはまだまだあるからぶっ放そう。ミサイルを抱えてはあちゅう氏は走った。そして、背中から漏れているガソリンで滑って転んだ。ミサイルは転がり、背中の樽からガソリンが飛び散る。
周囲の人間は「大丈夫よはあちゅう。誰だって転けることはある。さあ頑張ろう!」
はちゅう「うんそうだね」
と彼女はニッコリ笑って、ライターに火を付けた。瞬時爆発。そして誘爆。そして大爆発。

「#Me Too」問題はしっかり火がついているので、このセクハラ追求のムーブメント消えないでしょう。ただ、その周辺には大きなクレーターがボコボコ空いており、死屍累々です。

今回の騒動は、そんなイメージを持っています。