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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

自転車でこけて血まみれ

※流血注意
今までにあった修羅場を語れ

670 :名無しさん:2014/04/28(月)21:53:35 ID:A5AwA9en5
流血話でひとつ。
高校生のころ自転車で通学していたけど、ヘルメット装備の義務はなかった。
その日は部員も友達も集まりが悪く放課後は早々に下校。
授業の入れ替えと宿題の兼ね合いで、前カゴに載せていた鞄は教科書と辞書でずっしり重く、ちゃんと支えていないとハンドルがすぐ不安定になる状況だった。
帰り道の半分くらいのところで、仲の良い先輩が前方を走っているのを見かけて、急いでペダルを漕いで追いついた。
声を掛けようかと思ったが、ちょうどその辺りは下り坂が始まる狭い部分で、先輩が振り向いたりしてバランスを崩して転んだら危ないなと思い止まった。
その数秒後に、私がすっ転んだ!
勢いが付いた私の自転車はそのまま先輩を追い抜いてしまい、その瞬間に危ない!ぶつかる!と焦って、先輩を確認しようと振り向いてしまった。
バランスを崩してハンドルの方向が変わり、車道の縁石に突っ込んで体が投げ出された。
走馬灯が見えたり、景色がスローになったり、そんなのは一切無かった。
やっちゃったー……と思ってすぐに上体を起こすと、ぽたっと液体がアスファルトに落ちた。
ん、鼻水?んな訳無い。アスファルトが黒いから見難いけど、よく見たら赤い。
鼻血かー……と鼻を触ってみて、指を見たけど赤くなってない。
おかしいなー?と思いつつ、なんだかぼーっとしてたら、ぽたぽたと制服に滴って来る血。
違和感に気付いてあごを触ってみたら、なんだかぬるぬるするの。
そしたら急にだらだらーって流れてきた。
あ、制服汚れる!とか考えちゃって、顔を前に、車道に向けてしばらく流してた。
被害が無かったらしい先輩が、ハンカチを差し出してくれ、それから近くのコンビニから私の実家に連絡を入れてくれた。
先輩が戻って来るまでしばらくかかり、その間ずっと、国道のドライバーさんたちにじろじろ見られた。
すごいね、わざわざ速度を落として目が合ったりするんだけど、誰も助けることはしないの。
あー世の中そんなもんかーって感じてしまった。
その後は母に車で迎えに来てもらい病院へ。処置室で部分麻酔、十数針縫合。
「おかあさん、これがあごの骨ですよー」って医者がのんびり言ってた。
傷口はあごの一番下が横にざっくり一直線に裂けていたらしく、意外にもすんなり治りそうなことは言われた。
これは予想なんだけど、ぶつけたのは縁石の角だと思う。そこの縁石は角が丸くなってなくて尖ってた。
角を勢いよく横滑りして、研いでない包丁というか、糸のこぎりというか、そういうので切ったような傷になったみたい。
車道に飛び出さなくて良かった。頭じゃなくて良かった。
入院もなく帰宅して、翌々日から登校。
しかし一部では、あの事故で私が死んだことになっていた……。