魔太郎先生が「挨拶しなくても別にいいじゃん」と、いつもの炎上狙いのエントリーを投稿し、案の定話題になっています。魔太郎ウォッチャーとしては、いつものことなのですが、釣られている人が多数出ているようですね。
ぜひ、魔太郎先生は「子供のしつけは社畜を生み出すだけ」「息をするのは前近代的な行為だ」と、林先生案件として頑張っていただきたいと、多摩センター駅のロッカーから生暖かく見守る… どーでもいいや。
さて、他の人も書いていたけど、挨拶はチョー大事。挨拶は「オレ、怪しいもんじゃないっす!」ってメッセージだから、逆に挨拶をしない人は「怪しい」と思われても仕方がない。日本のポリスも「怪しい人をみたら、挨拶しましょう」と指導をしている地区もあるが納得。
海外の話をするとトピシュさんが指摘した「海外在住コンサル」みたいで嫌なんだけど、海外いったら挨拶はチョーチョー大事。お店に入るときも「ハロー」「ハーイ」と店員さんに笑顔で言うのは、「オイドンは、万引き犯や強盗じゃないでゴワス。ファーイーストからやってきたトラベラーでゴワス」という意味があります。無言で入るとにらんでくる店員さんも珍しくありません。
ドイツのハンブルグにハンバーガー修行で1ヵ月ほどいた、あ、ハンバーガー修行はウソなんだけど、学生寮に住んでいたのね。エレベーターで移動している時に人が乗ってくると「グーテンモルゲン」「グーテンターク」と怒鳴っておりました。
エレベーターに乗ってくる、ゲルマン野郎… あ、女性もいるけど、扉が開いた瞬間「黄色い人間が乗ってるべぇ」という顔をする時がある。まあ、ドイツ人はヒトラーがやらかしたおかげで「人種差別を表に出さない教育」いや「人種差別はダメでしょ教育」がされているが、黄色人間がいきなり現れると、ちょっとびっくりする事が多い。
そんな時にきちんと挨拶をすると「あ、この黄色い人間はいきなり青龍刀を取り出して、私をワンタン麺の具にすることはないわ、さがわ、さがわ」と思うのか、懐にしまっていたルガーP-08の安全装置を戻し、笑顔で挨拶を返されて「次の世界大戦は、ヘタレのイタ公抜きで戦おうや」的なことを思っているはず。私がエレベーターから降りるときは「アウフビーダーゼン」(≒第三帝国万歳)と言っておりました。※アウフビーダーゼンの本当の意味はみんな知ってるよね!
また、アメリカにUFO探しに砂漠をうろうろした時、すごいド田舎のコンビニ兼金物屋兼お土産兼ガソリンスタンドみたいなところで、給油していると「お、おい黄色い人間が車乗っておるぞ」的な視線で白人の兄ちゃんがずーっとみてたりするのよ。
まあ、当方身長が174センチで、当時スパイラルパーマでサングラスをかけていたので、田舎のアメリカ人は「東洋人は小さくて辮髪で青龍刀もっとるんじゃろ」ぐらいにしか思ってないから、私のような東洋人を見たら混乱するんでしょう。
そんなときも挨拶すると、むこうは「あ、いきなり青龍刀を出して、八仙飯店之人肉饅頭にされるんじゃないんだ」と考え、懐に入れていたマグナムの撃鉄を戻し、挨拶を返してくれる。危機一髪!
話はずれるが(そして以前書いたかもしれないが)、去年、柄にもなくロスアンジェルスのディズニーランドに行ったんですよ。そこで、ターキーレッグという、原始人がもっている棍棒ぐらいでかい骨付き肉を売っていた。「ハロー、ターキーレッグ一個ちょうだい」と注文すると、店員が「よー、おめー、ターキーレッグ買うのか、いかした野郎だ!」と、店員さんとハイタッチ、その隣の店員さんとハイタッチ、さらにその隣に店員さんとハイタッチ。これにはびっくりしたな~
「ソッ、ソッ、ソクラテスか、プラトンか〜、ニッ、ニッ、ニーチェか、サルトルか〜〜〜、み〜んな悩んで大きくなった〜」時代の私だったら、ハイタッチなんか死んでもせずに「鬼畜米英鬼畜米英」と泣きながら走って逃げただろう。成長したもんだ。
ちなみに、コンビニの店員さんにも挨拶はするのだが、最近コーヒーを買うときに「これ、おまけよ」と、50円ぐらいのお菓子を無料でおばちゃん店員さんがつけてくれる。おそらく私のイケメン効果もあるのだが、挨拶をマメにしているのもあるだろう。
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