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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

ぎっくり腰と王将と私

先日、目が覚めると腰に激痛が。どうやらぎっくり腰の模様。ぎっくり腰は「重いモノを持って発症する」というイメージがあったが、私のように寝ていて発症するパターンも多いようだ。
「ぎっくり腰」というユーモラスの響きと違い、大変辛いし痛い。「急性腰痛症」という名称がピッタリ。
言葉のイメージは大変重要で、私がおじいさんのように、ゆっくりゆっくり歩いていたら、周りの人が「大丈夫ですか?」と心配して声をかけてくる。「ぎっくり腰で辛くて…」というと、なぜか笑顔で「大変ですね!」と返答されることが多い。恐らく「ぎっくり腰」という言葉のせいで、あまり心配されないご様子。最近は「急性腰痛症」と答えるようにしているが、今度は一発で通じないんだな(涙)。
腰に爆弾を抱え(←言ってみたいセリフだった)、30歩に1回ぐらい割合で爆発を起こして歩けなくなる状態。しかし仕事の忙しさが、全盛期のモーニング娘並みになっているため、休むことは許されないのであった。
5月31日(木)は、完全徹夜で自宅で仕事をし、翌6月1日(金)は、朝5時過ぎに家を出て会社に向かう。

仕事が忙しいです
朝ごはんを食べていなかったので、富士そばに入る。早朝にも関わらず、若いカップルがイチャイチャしながらそばを喰っていた。「通常の80万倍の早さでそばが伸びろ!」という呪いをかけながら、ふと隣をみると、30代ぐらいの男性が「おいなり2個セット」(140円)のみをオーダーしパクパク食べていた。なかなかの通っぷりにしびれながら、腰をさすりながら富士そばを後にして会社に向かう。
島耕作ばりに仕事を頑張るが(あれ、島耕作ならむしろやっていないのでは?)、15時ぐらいに空腹のピークがやってくる。仕事もピークなのだが、腹が減っては戦もできぬと周囲を説得して戦士たちの休息所「餃子の王将」に向かう。
この時間の王将は空いていた。カウンターに座って「ニラレバ定食」を男らしく注文。ご飯、ニラレバ炒め、餃子1人前、漬けものセットで910円。食後の口臭など気にせずバリバリと食べる。隣の隣に座っていたおっさんが、「餃子1人前、熱燗2本」という渋いオーダーをし、透明な瓶の大関をお猪口に注いで飲んでいる。日本酒が苦手な私だが、かなり美味しそうだ。だけど、餃子と日本酒(それも熱燗)って合うのか?
後ろのテーブルに座った男性は「餃子3人前でライス大」と、これまたメタボリック問題に取り組む保健婦が聞いたら失神しそうな注文をしていた。
会計を済ましお店をでると、ゲリラ豪雨で土砂降りの世界。
爪楊枝を口にくわえて「春雨じゃ濡れて行こう」と言いたいところだが、春雨というのにはかなりヘビーな降雨量だし、濡れていったらパンツまでびしょ濡れだ。
まあ、考えても解決しないので、歩いていこうとすると、王将のお兄さんが「持ち帰り専用カウンター」から、「どうぞ」いってスッと傘を渡してくれた。アメリカの映画俳優「ダニー・デヴィート」(ツインズの人だ)似のお兄さんだったが、私が女性だったら、にんにく臭い息で愛のメッセージを伝えていただろう。
その後も、取引先に怒られながらも仕事をするが終わらず、お腹がすいたので食事に行こうかと思ったら、すでに6月2日(土)午前1時30分。コンビニ行くか、24時間の飲食店に行くか悩む。
ゾンビのように街を徘徊していたら、お昼に行った餃子の王将がまだ営業していた。
王将のダニー・デヴィートはおらず、ジェット・リーの映画に出てきそうな香港の殺し屋のような眼光鋭い男、同性愛者にモテそうな大学生、あと奥に1人の店員さんがいた。おつかれさまです。
香港の殺し屋は、人を殺さずにもくもくと餃子を作っている。その動きは素早くて正確、まるでマシーンのようだ。きっと本業の方でも「殺人マシーン」とか言われているんだろうな〜 と考えていると、オーダーをとりに来たので、キムチ焼き飯と餃子をオーダーする。

キムチ焼き飯
カウンターには中華丼をダラダラ食っている男子大学生がひとり、テーブル席には終電を逃したカップルが、ビールジョッキ片手にダラダラしていた。
キムチ焼き飯は、美味しさが作る人によってだいぶ上下するのだが、今回は大当たり。ビールを飲みたい誘惑に襲われながら、会社に戻って仕事をする。
イスを並べて即席ベッドを作り仮眠。フラットなのはいいが縁の部分が金属でできており冷たい… 眠れるかな…と思うが3秒で熟睡。自分の口の匂いにびっくりして3時間ほどで起床。取引先から矢のような催促がくるが、まだ仕事は終わらない。
お腹が減って来たが、また王将に行こうか悩んでいる……