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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

人の善意はお金になりますか?

歩いていると、駅前に若い男女12人程が大きな声で「中国の四川大地震を援助するため、寄付をお願いします!」と大きな声で、呼びかけていた。大学生のボランティアサークルだろうか。お揃いのユニフォームを着ている。
彼らがこのような募金活動をする場合と、アルバイトをした稼ぎを寄付するのでは、どちらが効率が良いんだろう? と中学生のような事を考えながら、その横を通り抜ける。すると、駅の構内には汚い靴下がやけに目立った年老いたホームレスが寝転がっていた。
募金をする集団の真後ろ浮浪者がいるんなんて、性質の悪いジョークだ。と感じながら、十年前に行ったインドでの風景が蘇った。
場所はタージマハルで有名なインドのアーグラ。ニューデリー行きの列車をホームで待っていたら、5歳ぐらいの女の子が、1歳未満の乳児を抱えてお金をせびってきた。乳児は地獄絵でみるような餓鬼そのもので、栄養失調のためお腹が異様なでっぱりをしている。目に光もなく、おそらく近いうちに死んでしまうだろう。
私はお金をあげずに、食べいたスナック菓子のおまけのメンコを女の子にあげた。メンコを受け取った女の子は明るい表情になり、乳児を抱いたまま、メンコを地面になげて遊び始めた。その後、英語でない言葉でゴニョゴニョ言って、どこかに行ってしまった。