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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

箱根ホテルがツバメの雛を虐殺

今日も今日とて発言小町をみていると、次のようなトピックを発見。
ツバメの子どもたちが
なにやら有名な観光地にある老舗のホテルが、ツバメの巣を全部撤去したらしい。コマッチャーがいろいろ言っているが、詳細がわからない。そこで、調べていくと次のブログを発見
箱根 ツバメの巣撤去問題
このブログによれば、某ホテルは「本社から壁に看板を取り付けるように言われたことと、糞が頭に落ちたお客から苦情が来た」ため、工務店に頼んでツバメの雛を40羽を掻っ攫って、資材置き場の裏山にすてたとのこと。撤去から3日後ボランティアの人がその裏山で雛を探索し、引き残っていた雛を保護したということだ。
この事件はテレビで放映されたようだが、新聞・雑誌系のメディアにはまだ報道されていない。さて、このホテルがどこのホテルかというと…
お詫び
「平成18年6月30日、当箱根ホテルにおいて、ホテル外壁看板取付工事の実施に際し、燕の巣を撤去したところ、これが「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」に抵触する行為と関係当局より指摘を受け、現在、警察等の調査に協力しております」
「箱根ホテル」でした。お詫びのページが早速作られて、その対応の早さに驚かされる。VoCEとは大違いだ。
で、ちょっと関係ないけど、次のようなページを発見。
『箱根ホテル』の残虐行為
今回の事件について怒っている日記なんだけど、引っかかったのが次の部分
「この内容はコピーしてネットに流していただきたい」
うーん、これってチェーンメールでのお決まりの文章だから、なんとかなく違和感を感じる。せめて、「この事件をあなたのブログに取り上げてください」ぐらいじゃないかな。もしかしたら、記事自体がガセな可能性もあるわけだし…
一体どんな人が書いたんだろうとトップページをみると、な、なんじゃこのイラストは! で、電波系か! と思ってワクテカしながら、コンテンツをみると… 写真家 藤原新也の公式サイトでした。
箱根ホテル(と工務店)は「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」に引っかかっている。どんな法律かしらべてみると
鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の施行について(原文)
鳥獣保護法は「改正」されたのか?WWF
有害鳥獣
などなど、読んでみると意外と面白い。

なんだか、この問題はいろいろ論点があるのでまとめて見ると…
・日本人はツバメが好き
・ツバメを勝手に捕まえると鳥獣法にひっかかる
・「有害鳥獣」であっても、駆除には適正な手続きと資格が必要
・ツバメは有害鳥獣ではない
・ボランティアの人はがんばった
・箱根ホテルは法律に疎かった
藤原新也はネットマナーに疎かった
藤原新也のホーム画像はかなり強烈
続報 箱根ホテルのツバメ問題が妙な方向へ(2006年7月15日)