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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

華氏911 (2004年)

本日2本目。新宿で観ていたんだけど、途中地震があってびっくり。映画館内で地震にあうなんて初めての経験でした。
ドキュメンタリー映画やアメリカの政治に全く興味がない人も「ぜひ観てみたい!」と言わせた話題の「華氏911」を観てきました。封切当初は沢山の劇場で公開され、多くの人が観にいったんだろうけど、10月末では公開劇場数も減り、今回いった劇場も結構ガラガラ。
で、オイドンの感想ですが、この映画は大統領選に間に合わせて公開したかったからか、時間がないのはわかるけど、編集や構成、演出が非常に稚拙。前回の「ボウリング・フォー・コロンバイン」が構成や演出が非常によくできていたので、なおさら映画のクオリティの低さを感じた。アメリカに住んでいる人たちは当事者だし、出演している政治家たちもみじかに知っているだろうから、この内容でも十分おもしろいだろう。けれど「民主党ってなに?」「ラムズフェルドって誰?」という事がわからない人たちにとってはつまらない内容。だからこの映画がカンヌでパルムドール賞を受賞した事実は、やっぱりおかしいでしょう。
構成、演出は駄目でも内容はなかなか面白い。「ブッシュさん一家とサウジアラビアのダーティーな関係」「911の事件報告を聞いても10分ほどボケーとしているブッシュさん(日頃から仕事をしてないから、誰かから指示されないと動けない。要チェックのシーンだよ)」「イラクに派遣された兵士のコメント(ロックを聞きながら殺戮するよ)」「イラク民間人の死者(腕がちぎれた・頭が半分吹き飛んだ子供など、死体好きの若者も必見だ!)」などなど、日本ではあまり観れない画像が沢山みれる。陰謀論や妄想説もあるが、田中宇の国際ニュース解説で文字情報で知っていたニュースが、映像でみられて非常に満足だった。
また右に傾いた政治・マスメディアのなかでも、こんな映画をつくり発表できる人・仕組みがあるアメリカは羨ましいと素直に感じた。
勝手に映画評価 ★★★☆☆ (星3つ 時間があれば再編集を是非して欲しい)
ココの日記でストーリーが詳しく書かれています。