ネットを痴呆老人のように徘徊していると「この手法でオイドンのブログPVが3日で3万ゲット」「私が実践したアクセスアップ術」なるエントリーがゴロゴロ落ちている。ほうほう、どれどれと思って読んでみても「ご飯を食べた後は歯を磨きましょうね」「適度な運動は健康に良いです」ぐらいな当たり前のことしか書いていない。それぐらい知っとるわ後家(原文ママ)。
結局南極ブログ運営術でいちばん大切なことをはどこも書いていない。何が大切か? それは「ブログに書くネタをどうやって定期的にしいれるのか?」についてだ。
飲食店が食材選び・仕入れに労力を払っているのと同様に、ブログや日記を本気でやるならばネタの仕入れは最大限の労力を払うべきだ。が、ブロガーや日記運営者はこのあたりの認識が弱い人が多い。
その点、参考になるのは高知を代表する高名なトマトブロガー「イケダ・尊師・ハヤト」先生であ~る。トマト尊師をバカにする人は多い。その気持ちはわかる。安易な分析、薄ぺっらな文章、勘違い情報の拡散、軽薄な炎上狙い、アフィリエイトありきのエントリー……読んだ人間をイライラさせ、頭の弱い素直な子を惑わせ、アタリショックも脳卒中で倒れるレベルだ。
悪い点をあげたら、きりが無いトマト尊師だが、不良少年が捨て猫を拾って世話をするように、見習うべき点もある。それはブログネタの仕入れ方法だ。彼が多摩から土佐にせんとくんした理由はハッキリしている。それは「ブログネタの仕入れをラクにするため」だ。
自称プロブロガーの人間が多摩に引きこもっていても、書くことはすぐになくなってしまう。
高知の限界集落に行けば、書くことの宝庫だ。特に都会ッ子だった尊師にとっては驚きの連続だろう。尊師は多摩にいたときよりも、今の方がエントリーを明らかに「楽」に書いている。さらに、ブログ塾や弟子を集め、コミューンを作ることで、ますます書くネタには困ることがなくなった。やったね★トマトちゃん!
自分の経験を切売りすればすぐに在庫がつき、考えや分析記事も多くの人は面白いことは書けない。結局長くブログや日記を続けている人は、新鮮なネタを定期的に仕入れている連中だ。はてな人気エントリー常連のあの人も、この人も、ネタ元をチェックすると面白いぞ。
話は尊師に戻るが、ブログ塾も高知移住も信念をもってやっているわけでなく、ブログのネタのためにやっているだけ。もしそれで書けなくなれば、あっさりと廃棄してしまうだろう。彼を信じてやってきた人間はどうなるんだろう? 私は今から今後の展開が楽しみでならない。
まっかなトマトになっちゃいな!