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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

紙の「週刊アスキー」が今週号で廃刊

週刊アスキーは創刊したばかり……と思っていたが、もう17年以上経っていたのね(EYEーCOM時代を入れるともっと経つけど)。週刊アスキーが創刊したころは良く憶えている。私もまだ福岡におり中州で働いており(水商売・飲食店ではない)、会社に行く途中のファミリーマートでよく立ち読みをしていた。岡田斗司夫の連載が印象的だったな~。当時は、自作マシンのWindows 98を使っていた。当時のケースはつい最近まで使っていたが、今週にはそれも捨てる。
東京に出てきてから、週刊アスキーは時々買うようになった。キオスクでも売られており、電車移動で暇なときに購入していた。当時は、電車内で雑誌を読む人を見かけたが、今ではその数が一気に減った。というか、ほとんど見ない。
アスキーは読んでいて面白いのは、連載漫画・記事で、特集はあまり役になった記憶がない。

で、今週発売された週刊アスキーの紙版最終号を買ってみた。「電脳なをさん」の最終回が気になったからだ。今回は12ページもあり驚いたが、さらに驚く内容が描かれていた。それは、読んだ人だけのお楽しみなので、ここでは書かない。
最終号のアスキーは、いろいろと工夫はされていたが、とてもつまらなかった。ページ数が増えて、中綴じから平綴じに変わっていたが、内容はいつものアスキー+紙版アスキーの過去を振り返るといった構成になっていた。ページの配置も混在しており、読んでいてすっきりしない。最終号はいろいろなサプライズがあるが、この号は正直なところ、「お金を出してまで買いたい」というアピールポイントがない。「これからは電子書籍に移転します」という、中途半端なエクスキューズがつくことで、甘い誌面作りになったんだろう。週刊アスキーは台割り(誌面の全体の設計書)がない……という噂も聞いたことがあるが、それも納得のクオリティの低さ。

ここ数年の週刊アスキーは、あきらかに魅力が減ってきており、紙版の最終号を見ていても「電子書籍になってもダメなんじゃね」という考えをより強くさせただけだった。