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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

自分の口が嫌いだった

美の基準なんて時代によって変わるんだから、ハゲがモテる日もくるはず!
・今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その7

429 :名無しさん@おーぷん:2015/05/19(火)15:02:53 ID:lod
私は小さい頃から自分の口の形が嫌いだった
前に突き出し気味でグニャリと歪んでいて、不恰好だなーと思ってた
思春期に入ると本当に嫌で嫌でしかたなくて、同じ口をしている父を恨みつつ
何とか矯正しようと唇に力を入れてみたり、左右に引っ張ってみたり…
でも全然治らないどころか、唇が痙攣したり吃るようになってしまい
しかたない、これが自分の顔だ、と諦められたのは高校を卒業してからだった
ところが数年前、とんでもないものを発見した
ネット上で、私の口の形がもてはやされているではないか!
女の子がそろって口を突き出して、グニャリと歪ませて!
何!?この口がチャームポイントなんかになるの!?
だとしたら、若かりし日の私の虚しい努力は一体何だったの!?
しかも「あひる口」なんてちょっと可愛げな呼び方されて!
あひる!?あひるだって!?
あたしゃ子河童の頃、居間で新聞読んでるオス河童を何度成敗したことか!!
(私も父も、何かに集中すると余計に唇が突き出すのです
だから新聞読んでる河童の膝に乗って、そのクチバシをもぎ取ろうと
涙目になってる父の唇を鬼のようにギュウギュウ引っ張りまくってました)
確かに今考えてみると、友達からは
「口角が上がってていいなあ」と言われたりもしていたけど
「どうして私は皆みたいに、平らで真っ直ぐな口じゃないんだろう…」
という思いに取り憑かれていた私には
彼女たちの優しさゆえのお世辞としか思えなかったのです
まあその後、あひる口ブームも若干気持ち悪がられつつ衰退していきましたが
自分が妖怪から鳥類に昇格(?)した時は、本当に衝撃的でした…