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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

恐怖のお姉さんがやってきた

リアルスリラーだな。読んでいてシャイニングを思い出した。
・今までにあった修羅場を語れ【その4】

5 :名無しさん@おーぷん :2014/07/23(水)23:20:33 ID:5zEbsSuMm
幼稚園から小学校低学年のころにあったこのきっと人生で一番の修羅場を話そうと思います。
こういうことを語るのは慣れていないから分かりにくいし話も長くなります。
ざっと登場人物出すとこれぐらい
・私
・友人達
・弟(2人)
・お姉さん
私の町は小さい割には少し発展していて当時私と友人はその小さい町からちょっと山の中に入った場所に住んでいたんだ。
山の中ということで田舎だけど近所付き合いや町内での動きが活発だった。
友人たちはマンションに住んでいたんだけど私は公園を挟んで反対側に住んでいた。
遊ぶ時は友人の住むマンションの駐車場(日中車がほとんど停まっていないので親たちも家から様子を見れるので危なくない)で
鬼ごっことか色鬼とか山の中に基地を作ったりとか幼稚園児なりの遊びを満喫していた。
ちょうどその頃自転車に乗れるようになったんだけど、その自転車を歩道の脇にある溝にハマっちゃって、身動きが取れずに困っていたんだ
今考えれば前輪と後輪のどちらからか持ち上げればいい話なんだけど、私は小柄で自転車を持ち上げるだけの知恵と力がなかったんだ。
そこに一人のお姉さんが通りかかって自転車を救出してくれた。
その日はお姉さんにお礼をしてバイバイした。
ある日、いつもの様に友人と駐車場で遊んでいた時そのお姉さんがやって来た。
私は助けてもらったこともあって懐いており、お姉さんも一緒に遊びたいというので友人含めて遊ぶことにした。
でも、子どもってのは残酷で私以外の友人はお姉さんに違和感を感じて公園の方に逃げて行ってしまった。
私はひたすら呑気でお姉さんと適当に遊んでから遅れて公園に行ったんだ。
友人はもうあのお姉さんと遊びたくないと言っていたけれど、私から見たら自転車を救出してくれた良いお姉さんでなんで友人が避けるのか分からずそれ以降もお姉さんに遊びに誘われれば一緒に遊んでいた。
それから友人と遊んでいるときにお姉さんが表れて私と友人は別行動になることが増えた。
流石に呑気な私でも、お姉さんが次第におかしくなり始めたのがやっと分かった。
私が友人と遊んでいても自分が来たら私を引っ張ってでも自分と遊ばせようとする。
離してほしいと懇願しても「私ちゃんはお姉さんと遊ぶの!!!!!」そう言って私に依存というか、執着をしていた。
それがとても怖くて、私と友人は遊んでいてもお姉さんに怯えながらこそこそと遊ぶようになった。
でも、小さい町だとどうしても逃げ切れるわけもなく、お姉さんと遭遇してしまった。
その日お姉さんにいつもの様に「私と遊べ!!」と迫られていたんだけど
とうとう私は友人と逃げ出してお姉さんを置いて駐車場から公園に避難した。
あの時の私を呼びながら泣き叫ぶ声は本当に怖かった。これが第一の修羅場。
続きます。

6 :名無しさん@おーぷん :2014/07/23(水)23:20:59 ID:5zEbsSuMm
続き
でも、何故かそれから数年お姉さんは姿を見せることが無くなった。
というのも、私と友人は小学校に上がって昼間は学校で遊んでいたからお姉さんに怯えずに楽しい毎日を送っていた。
それで終われば良かったんだけど、小学校2年か3年の時、お姉さんが2,3年ぶりに姿を見せた。
お姉さんは私の家に凸してきた。
親は共働きで家にいないから私と弟の3人だけだった
近所だし家を知っていてもおかしくはないんだけど、初めてのことでドアを開けてしまったことを後悔した。
そんなことは露知らずお姉さんは依然と同じ調子で
「私ちゃーん遊びに来たよ!ほら、遊ぼう?」
『嫌や!!』
「なんで?前は沢山遊んでくれたやん。お家で遊ぼうよ」
玄関で押し問答する小学生と推定30寸前のお姉さんに弟が動いた。
お姉さんを押し出してドアのカギを閉めてくれた。幼稚園児なのによくやってくれたと思うよ。泣きじゃくりながらだったけど。
カギを閉めてもお姉さんはずっとドアの前で大きな声で私の名前を呼ぶから私は警察に助けを求めた。
事情を話すと警察の人は、あーまたあの人か。って言うてすぐに向かうからねって言うてたから
お姉さんはこの地域でよく問題を起こしていたんだと思う。
5分ぐらいで警察の人は到着して、数人がかりでお姉さんを押さえつけていた。
「私ちゃんと遊びたいだけやのになんで!?!?!?!?私ちゃんなんで!?」
そう叫ぶお姉さんがパトカーに連れていかれたのが第二の修羅場
警察の人に連れていかれたしもう大丈夫だと思っていたんだけど、甘かった。
お姉さんはその数日後にまたやって来た。
今度は私が帰ってくる途中に遭遇して私は家まで必死に逃げたけど、やっぱりお姉さんの方が足が速かった。
家に入るために私がドアを閉めようとするのを力いっぱい阻止してくる。
ここでまた弟の登場。
弟が代わってお姉さんの手を引っかいたりとドアを閉めようとしている間に私は警察をすぐに呼んだ。
通報し終わってから警察が到着するその間にもお姉さんはドアを開けようとしてくる。
きょうだい3人でよく大の大人に立ち向かえたと思うよ。
ドアは顔一つ分が開いた状態でお姉さんは顔を入れようとしてくるのを必死に抑え込んでいたら、お姉さんの体がいきなり離れた。
3人の警察に取り押さえられながら泣きじゃくり私と弟の名前を連呼する光景はこの先もう見ることは無いと思う。
そのまま、またパトカーに乗って連れていかれて、そのまま二度と会うことは無かった。これが最後の修羅場。
後々大きくなってから知ったことだけど、お姉さんには何らかの障害があったようで、警察のお世話になることの常連だったそうです。
家族の人が警察から連れて帰ってきてそのままどこかに引っ越していったのでその後のことは知らない。
もちろん障害のある方を侮蔑しているわけではありません。
当時の私の数年越しの修羅場はこれで終わりです。
長々と失礼しました。