LINEのデータがすべて、韓国の諜報機関に傍受されていたという記事が月刊誌「FACTA」に掲載されて大問題になっています。
・韓国国情院がLINE傍受(FACTA online)
・本日報道の一部記事について(LINE株式会社 森川社長ブログ)
上記のネットにアップされているFACTAの記事は導入部分だけで、全文を読むには会員登録が必要(しかも年間購読者限定のサービスだ!)。ちなみに紙のFACTAは明日の発売となっています(でも書店やコンビニでは基本的に売っていません)。
2ちゃんねるまとめサイトや大手のネットメディアがこの件に報道していますが、みんなFACTAオンライン記事の無料部分だけしか読んでいない。森川社長も同じじゃないのかな。情報が欲しければ金だして手に入れろ!! それでもいいのか、特にプロのネットメディア!!! 2ちゃんねるまとめサイトと同じレベルだぞ。
私がお昼に散歩していると、道に「一部の心ないメディア」(by 森川社長)で有名な(笑)FACTA 7月号が落ちていた! きっと神様からのプレゼントに違いない! と思い早速炎天下の中、立ち読みをしてみたぞ。
FACTAが道に落ちていました!!
みなさん、LINE、LINEと大騒ぎしていますが、FACTA本紙を読んでみると、LINEのネタは単なる導入に過ぎない。
本題は中国人民解放軍5人に対して、アメリカ政府が指名手配をした件。アメリカの訴えの内容、中国の反応について詳しく書かれている。
薄い青の部分がLINEネタ、ピンクの部分は中国ハッカーネタです。公開されていないのでモザイク加工しています
この記事を読んでから、ネットでの騒ぎを読むととても滑稽。まずみんなFACTA本紙を読んでいないことがよくわかる。そして、記事の本題と離れたところでギャーギャー言っている。まあ、FACTAのタイトルは煽っているので、こんな事態になったのは理解できますが。
私から言いたいことを繰り返します。きちんとソース・情報元を読んでから言及しましょう! じゃないと、アホみたいです。
ちなみにこの号のFACTAは、サイバーネタが充実しており、LINEだけじゃなく
・ヤフーが履歴統合「後出しジャンケン」
・全国で警察が「ロシア」ドメイン遮断
・スノーデンが近く「最大のデータ暴露」
といろいろあって面白かったです。
特に興味深いのが「全国で警察が「ロシア」ドメイン遮断」。不正送金を行うボットネットワーク対策で、FBIと各国当局が連携して「ロシアドメインの.ru」を遮断させる作戦が行われますが、日本では「通信の秘密」があるため日本の警察が大変&姑息な手を使ったというお話。LINEの件も酷いですが、この記事に書かれてあることも相当酷いですね。