助けてくれた友人はどうなった?
・今までにあった最大の修羅場 £97
606 :名無しさん@HOME:2013/10/28(月) 05:20:34.65 0
その1
私の父は田舎育ちで、山や川の雄大さと恐ろしさを小さいころから懇々と言われていたにも関わらず、危うく死にかけてしまったのが人生最大の修羅場
大学の部活の合宿で、観光地としても有名な遊泳所に行きました
水着+Tシャツで泳いでいたのだが、遊泳所の地元の先輩が川の向こう岸まで渡ろうと言う
岸までの距離はあるし、正直気乗りはしなかった・・・が、そこは先輩後輩関係
先輩たち3人が泳いでいってしまったので、渋々自分も続くことに
後川わかったことなのですが、その日は上流で大雨が降り、ひどく増水していたようです
607 :名無しさん@HOME:2013/10/28(月) 05:22:37.54 0
その2
流れが速くて前に進めない
クロールでは息継ぎできず、平泳ぎに変えるが、波に飲まれて呼吸ができない
「服を着ているからいけないんだ」と思い、一度潜りながらTシャツを脱ぐが、川の底は真っ黒
部活をやっていたこともあり人並みの体力はあるつもりでしたが、腕は疲れ、足も重くなっていき、呼吸は苦しい状況
先にいった先輩も余裕がないらしく、かなり流されていました
そんな時、同級生の男の子が状況に気づいて助けに来てくれたのですが、苦しさのあまり彼につかまってしまい、一瞬川に沈みました
608 :名無しさん@HOME:2013/10/28(月) 06:22:56.35 0
その3
ああ、これではニュースで聞く溺れていた人を助けにいった人が・・・になってしまうと思い、なんとか自力で岸へ向かうことに・・・がすでに体力の限界で一回川に沈みました
沈みながら暗い川の中でふと気がついたことが
(人間の肺は浮き袋になる)
最後の力を振り絞って背泳ぎをはじめるわたし
するとどうでしょう、まったく体力を使わず、呼吸もでき、浮かんでいることができます
そのまま岸に泳ぎ着き、尊敬している先輩に泣かれ、申し訳ない気持ちに
溺れているときに助けに来てほしかった彼氏は、川岸でカニを探すのに一生懸命だったようです