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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

私が妄想したネット選挙解禁で出てきそうな8つの妨害工作

次回参議院選挙が7月21日になり、インターネット選挙運動が解禁されるのでは? と噂されていますね。総務省も「インターネット選挙運動の解禁に関する情報」というページも作ってます(このページには「やってはいけないこと」が具体的に書かれており、大変参考になります)。
しかし、日本初のネット選挙運動が始まれば、「どこまでやっていいのか?」とみなさんよくわからないので、かなりカオスな感じになるのでは? と想像してしまい、インターネット大好きっ子としては、今から胸がドキドキして、頭はハゲハゲしてしまいます。
すでに「ネット対策はいいけど、これって「公職選挙法違反」にならないのかな?」という興味深いエントリーが出てます。
さて、ネットの「炎上高校」を出て「アングラ大学ウォッチ学科」を卒業した私は、「ネット選挙運動の解禁されたら、こんなエゲツナイ選挙合戦が行われるのでは?」といろいろと妄想したので、まとめてみました。
現実の選挙でも「え、オニギリの中からラップに包まれた1万円札が!」と、素敵な選挙運動が行われている噂もあるので、私の妄想もあながち外れないかも。
この手のバトルで重要なのは、「褒める」「貶す」を敵・味方にも上手く使うことです。つまり「敵を褒めて」「味方を貶す」ことで、自組織を有利に持っていくことを考えるのがコツです。では具体的に見ていきましょう。あ、どれもやっちゃいけないことなので、マネしちゃだめですよ。というか、こんな攻撃をされる可能性がある! と防犯意識の観点から私の妄想を読んでくださいね。

(1)インターネット褒め殺し
相手を誹謗中傷する時に、単に罵詈雑言を並べるだけでは子供でもできますし、基本的に逆効果です。某「外国人嫌いよ団体」はこのあたりが下手で、見ていて悲しくなりますね。やるのであれば「褒め殺し」が効果的です。「女性の人権はないよ」「在日外国人嫌いよ」といった組織・個人アカウントを作り、それらのアカウントからターゲット候補者・政党を徹底的に褒めます。もちろん、女性や在日外国人に対しては罵倒の言葉を投げつけて、周りから蛇蝎のごとく嫌われるように努力します。

(2)過去のブログから不祥事を探し出し炎上
先日「俺は刑務所に来たんじゃないぞ。中央病院の責任者!」とブログに書いて大炎上した岩手県議ほどの大物はなかなかいませんが、どの政治家もブログやツイートを探せば「ちょっとしたマナー違反」や「軽犯罪法違反」行為が見つかるはずです。それを大げさにブログでまとめます。まとめてから、ターゲットの政治家にTwitterやメールで質問を送りましょう。返信がなければ攻撃材料になりますし、アホな返答だとしたら見事な燃料です。炎上術の基本「火種は小さくてもガソリンをかければ大きな炎がでる」ですね。え、まともな回答やってきたら、どうするかって? それは「スルー」ですよ。

(3)Twitterで喧嘩を吹っかけてイメージダウン
Twitterをやっている政治家は珍しくありません。選挙中はイメージダウンを狙って絡んでくるアカウントが、ゾンビのように出てきそうですね。しかし、これも「オイコラ」節だと小学生でもできます。「オイコラ」アカウントはターゲットは警戒するので、「先生のファンです!」と仲良くなってから、ネチネチやるのが吉。日常的な内容はもちろん、相手が答えたくないこと、専門外のこと、怒りそうなことを……などなど炎上(もしくは火種)発言狙いで絡んでいきます。もちろん、Toggeterでリアルタイムで編集しながらやりとりしましょう。

(4)公式サイトにDoS攻撃
選挙事務所にダンプカーが突込むイメージでしょうか。しかし、これは相手のサイトに行わず自分のサイトにDoS攻撃を行います。そして被害を食らった後に「私に対して卑劣な攻撃を行う輩がいる」とツイートすれば、気分はもう正義のヒーロー。敵対する陣営が行ったように匂わす発言もお忘れなく。選挙事務所にサーバーがあれば、マシンの電源を自ら落として「相手から攻撃を受けた」と騒げば、お金も時間も手間も節約できますが、バレたときは大変面倒です。「自称ハッカー」に頼むのも楽しいですが、ここは×××のアングラサイトにアクセスして、ボットネットを格安で借り攻撃しちゃいましょう。サイトが落ちるだけなら問題ないですが、個人情報流出をすると、一発でパーになるのでご注意を。

(5)2ちゃんねるで地道に工作
ヤクザの人たちも実践している、王道ですね。ここでも「相手を貶す」よりも、「相手を褒める」攻撃の方が効果的です。このあたりのテクニックは細かく書くとシャレにならないので、省略。まあ、私の日記に取り上げている「釣りエピソード」をなんとなく思い出してください。2ちゃんねるに悪い情報を書かれたときの対策も真剣に考えないといけないですね。

(6)ネットメディアを買収
多少お金はかかりますが、新聞社に対する工作より安上がりでしょう。とりあえず、バナー広告を通常の10倍から100倍ぐらい値段で出稿すれば、こちらの意見はいろいろと聞いてくれそうですね。ただ、この際も「X党を攻撃する場合は、X党のサポートを装う」といった細かいテクニックがいろいろと必要です。

(7)ソーシャルメディアを使ってデマを流す
「A議員は愛人と夜な夜な愛犬と変態プレーをしている!」といったデマよりも「B議員が同期のC議員が落選したとき金銭的な援助をした」「B議員が街頭で演奏している一流のバイオリニストを見ぬいた」「寺生まれのB議員が(略)」といい話デマをばら撒きましょう。ネガティブなデマよりもボジティブなデマの方が、ネットユーザーの皆さんは信じ、勝手に拡散してくれます。

(8)まとめサービスを使って悪意あるコンテンツ作成
政治家の中にはTwitterやブログを活用しているにも関わらず、スキがない人もたくさんいます。そんな人に対しては過去の失言を掘り出したり、喧嘩を売っても、トラブルは発生しません。そこで、Toggeterやネイバーまとめサービスを利用し、恣意的にターゲットの発言を編集して、読む人にネガティブな印象を持たせるコンテンツを作成します。この攻撃はすぐにばれてしまいますが、修正・訂正情報を読まないユーザーも多いの(というか、そんな人がほとんど)で、それなりのイメージダウンが狙えます。

まとめ
ネットでの攻撃は点で行うよりも面で行った方が効果的なので、特定の候補者を狙うよりも政党をターゲットにした方が効率がいいのでは? と妄想しました。
なんだか「妨害工作指南」的なエントリーになってしまいましたが、結局何が言いたいかというと、「選挙期間前後に出てくる政治に関係するネットのコンテンツはすべて疑え!」ということです。

追記
これは確かにあります!
ネット選挙における妨害工作の肝はwikipedia(情報の海の漂流者)
Wikipediaについて書きました
Wikipediaの情報が怪しくないか見分ける3つのチェックポイント