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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

台南市をぶらり町歩き(4日目)

朝7時に起床して、仕事やら日記の更新を行う。台南は暖かいと聞いていたが、とても寒い。部屋は暖房が入らず、ヒビの入った窓ガラスから冷気がもれ、ダウンジャケットを着て、布団を腰にまいて作業をする。大理石の板をはった立派なテーブルでPCを操作してるんだけど、マウスを動かすたびに大理石の冷たさにビクッとする。アイスクリームが作れる冷たさ。
ホテルの周りは、お店がないので、ホテルが「朝飯を用意しておくから、朝フロントに取りに来い」とチェックイン時に言われていた。私は「エビかつサンド」を注文していたが、渡された食事は明らかにそれでなく、味もイマイチ。

今回泊まったナンパオホテル。立派だけどぼろい。幽霊がでそう

部屋にはこんなステンドグラスが…

支給された謎肉バーガー。冷たいです

ホテルの近くには「台南公園」という巨大な公園があるので散歩する。園内には野生のリスがウロウロし、朝からビールを飲んだおっさんがえさをあげ、おじちゃん・おばちゃんが5対5でバトミントンをしているすてきな公園。公園の中心部に大きな池があり、紅い蓮の花が咲いておりきれい。池の中心には中華風の大きな東屋がある。東屋に行くには橋を通るのだが、魔物が入ってこないようにかジグザグになっている。

ジグザグ橋


リスがいます

その後、台南市の栄えている場所にトコトコ歩いて行く。4日目の移動はほとんど徒歩。そして、iPad+Googleマップで現在位置と目的地が一発でわかるので、迷子になることなく移動できた。
移動途中にお腹がすいたので、通りすがりのパン屋でパンを一つ購入するが物足りず。そこから少し移動した場所に、ちまきで有名な「再發号」というお店を発見。40台湾ドルからスープもあるが、デラックスちまき(私が勝手に命名)150台湾ドルを注文。でてきたちまきはおにぎり2個分の大きさ。全体に八角と醤油の風味で、中から鶏肉、椎茸、栗、魚卵などなど、いろいろな具材が登場し、味がどんどん変わっていく。「味の万華鏡や~!」と彦摩呂なら言ってくれるだろう。ちょうど塾の帰りなのか、お店は中学生男女で大混雑。
このお店の近くに、「上海華都小吃點心城」という小籠包の美味しい店があるらしいけが、ちまきで満腹になり、動けず。

このちまきが絶品! お腹がいっぱいになるけど

その後、台湾の英雄である鄭成功を祀った祠である「鄭成功祖廟」をたまたま見つけ、見学する。1663年にでき広くはないが、細工がすごい。入り口には幼年期の鄭成功と日本人の母親である田川松の彫像が設置してある。この像が五月人形っぽい顔でなんだかおかしい。鄭成功は長崎県平戸生まれのためか、祠の壁に日本の平戸ガイドブックをカラーコピーしたものが何枚も貼られていた。

鄭成功の母子像!



本文とは関係ないですが、服を着させられた犬が、ウロウロしてました。かわいい

「鄭成功祖廟」の隣には、さらに立派な廟があったのだが、よくわからず。
それからさらにトコトコ歩き、たまたま「赤嵌楼」という史跡を発見。観光スポットで人が多い。入場料50台湾ドル払って入園。赤嵌楼の説明はWikipeidaから引用。

赤崁楼(せきかんろう)は別名を赤嵌楼、紅毛楼 とも称し、台湾台南市中西区に位置する、オランダ人によって築城された旧跡である。原名は「プロヴィンティア」(Provintia、普羅民遮城)と称し、1653年にオランダ人と漢人の衝突事件である郭懐一事件」(1652年)の後に築城された。鄭成功が台湾を占拠すると、プロヴィンティアは東都承天府と改められ、台湾全島の最高行政機関となった。現在は中華民国内政部により国家一級古蹟に指定されている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%82%AB%E3%83%B3%E6%A5%BC

巨大な亀の上にこれまた巨大な石版が設置された像がいくつも並んでおり、印象的。園内はそれほど大きくなく、30分もあれすべて見ることができる。

観光地のため人が多く、赤崁楼の入り口付近で中国政府と戦う太極拳団体「法輪功」の皆さんが、太極拳の演舞を披露したり、「中国政府にいじめられている」というビラを配っていた。過去にマカオのセドナ広場、香港の中心部で目撃しており、法輪功のみなさんとはご縁がある。

その後もトコトコ歩き、100年以上前の町並みが残る「神農老街」を観光する。街で「おめでたい文字を書く書道コーナー」的なものがり、道行く人が参加して書道してるんだけど、みなさんが字が無茶苦茶うまい、「あなたも書いてみますか?」と係の人に言われるが、こんな達筆の中に、私の下手な文字をさらすのは罰ゲーム以外何者でもないので、遠慮する。中学生ぐらいの男の子も「書家?」と思うほどのでできだった。

みなさん上手い!

さすがに疲れたので、「神農老街」にある喫茶店「太古」に入る。カプチーノが600円ほど。注文する際に、スタッフの女の子が「600円です」と日本で照れながら言う。そして、隣の違う女の子に「きゃー、日本語で喋っちゃった~」とキャッキャとしていてカワイイ。

その後、近くにあった駄菓子屋に行き、85歳のおじいちゃんから、日本語と中国語で苦労話を聞く。もちろん初対面です。

30分ほどかけて地元の人が行く武聖夜市に行く。台北の夜市と違って、手作り商品を出している人が多い。380元で指輪を一つ購入。その後、牡蠣入りオムレツ、サツマイモのフライ、バーワン、レンブ、エビチャーハン、ウズラ茶卵などを食べる。だいたい50から100台湾ドル
その後、タクシーにのってホテルに戻るが、タクシーの運ちゃんがラジオの曲に合わせて大声で熱唱。マッドマックスもびっくりの運転で寿命が縮む。125台湾ドルの料金なので、チップで25台湾ドルをあわせて150渡すと、おじさん喜びマックスハート。握手をして、すごいお礼を言われて、すごい勢いで帰っていった。

牡蠣入りオムレツ

混み混みの夜市

駐車場は原付だらけ