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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

虚構新聞は「パロディーサイト」なので問題なし


2012年5月14日に虚構新聞が「橋下市長、市内の小中学生にツイッターを義務化」という記事を発表。
嘘ニュースでお馴染みの虚構新聞だが、このエントリーを一部ユーザーが「本当のニュース」と勘違いしてしまう。
ネットでは「虚構新聞の嘘ニュースを信じるなんて、ネットリテラシーが低い! 3万年ROMてろ」という声が上がる一方、「虚構新聞の手法はよろしくない!」という反論もでてきて、ここ数日、ネット上で双方の言い争いが続いている。
関連のエントリーは、以下にまとめているので、暇な人はチェックしてください。
虚構新聞「ツイッターを義務化」反応まとめNAVERまとめ)
↑のまとめはたくさんあるのだが、感情的な視点から書いている人が多く、個人的にあまり心に響くエントリーはあまりなかった(地蔵さんのエントリーがいちばん良かった)。
この日記を毎日読んでいる人にとっては「この2ちゃんねるの修羅場エピソードが、本当なのか釣り師の創作か、いつも頭を抱えなが読んでいるのに、虚構新聞のエントリーを真に受けるなんて、幸せだな〜」と思う人が大半だろう(笑)。
しかし、個人的にこの問題は面白い。重要なのは以下の4つのキーワードだろう。

パロディー〔 parody 〕
既成の著名な作品また他人の文体・韻律などの特色を一見してわかるように残したまま,全く違った内容を表現して,風刺・滑稽を感じさせるように作り変えた文学作品。日本の本歌取り狂歌・替え歌などもその例。また広く,演劇・音楽・美術・映像などの作品にもいう。

じょうだん[ 冗談 ]
(1)ふざけて言う言葉。たわむれに言う話。 「−を言う」 「−を真(ま)に受ける」
(2)ふざけてすること。たわむれ。いたずら。 「−に皮肉を言ったら,本気で怒り出した」 「−な女どもだ。みんな着物をかぶつてくるは /滑・膝栗毛6」 〔 「冗談にも程がある」 の形で,相手の行動があまりにもふざけていて,とても受け入れられない意を表すのにも用いる。 「私がいかさまをしたって,−にも程がある」 〕

デマ
デマゴギーの略〕
(1)政治的効果をねらって,意図的に流される虚偽の情報。悪宣伝。
(2)根拠・確証のないうわさ話。流言蜚語(りゆうげんひご)。

うそ[嘘]
(1)事実を曲げてこしらえたこと。本当でないこと。偽り。 「−をつく」
(2)誤り。間違い。「−字」
(3)望ましくないこと。すべきでないこと。「ここであきらめるのは−だ」〔相手の言葉に驚いた時などに,「うそ!」「うっそー」などと「本当?」の意で感動詞的にも用いる〕

(すべて 大辞林 第三版より引用)
「虚構新聞」は「パロディーサイト」なので問題はない
しかし、ネットスキルが低いユーザーにとっては、「パロディー」「冗談」「デマ」「嘘」の区別が付かない。これは問題だ。
彼らに対して「デマとパロディーぐらい判断しろよ!」と要求するのは無理。
じゃあ、どうすればいいか? ネットが得意な人たちが、彼らが勘違いする度に指摘してあげればよい話なのでは?
いくら虚構新聞が、ネット初心者にわかりやすい嘘エントリーを書いても、スキルが低いユーザーは、やっぱり他の嘘情報(via @sophizm)にひっかかるだけ。

そんじゃーね!