DVDで鑑賞。時は1945年、南太平洋の海軍貨物輸送船が舞台。主人公である「ロバーツ中尉」は、練り歯磨きやトイレットペーパーを運搬する退屈な日々に飽き飽きして、前線への転属願を幾度も艦長に出す。が、優秀な士官を手放したくない艦長はロバーツの転属願を止めてしまう。部下からは慕われるロバーツ中尉だが… というお話。仕事をそこそここなしながらも、「俺ってこのままでいいのか?」と考えながら、部下と上司に挟まれた中管理職の悩みをコメディ交えながらで描かれている。
53年前の映画だけど、ロバーツ中尉の悩みは、現代日本のサラリーマンの悩みと同じで興味深い。テンポがよく場面展開も巧みでシナリオがしっかりしていて、122分時間の長さを感じさせない。コメディ要素と退屈な日々、戦争の無情さがいい具合にミックスされている。最後に部下から手作りの××を××××もらうシーンは泣ける。
勝手に映画評価 ★★★★☆(星4つ)
・ミスタア・ロバーツ