Hagex-day info

紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

グッバイレーニン! (2003年)ドイツ

二番館で鑑賞。内容は母親が心臓発作で意識不明に。8ヵ月後に意識は戻るが、そのあいだにドイツではベルリンの壁は崩壊し、東西は統一とめまぐるしく変化する。医者からは「母親にショックを与えると間違えなく死んでしまう」といわれ、母親のまわりだけは旧東ドイツのままの環境を息子がせっせとつくってしまうストーリー。
予告ではコメディタッチの映画として紹介されていたので、ギャグ映画と思っていたが、内容はおそろしく重くてシリアス。あんまり暗すぎな映画にならないため、ギャグシーンが多数入っていたんだろう。
映像のつくりが非常にきれいでかわいく、ベルリンのテレビ等や東ドイツの車なとがとてもかわいく描かれている。映画にでてきたテレビ塔はみたことがある。シルエットは確かに美しいけれど、実際はくすんでぼろい。東ドイツ車もデザインはかわいいけど、性能悪そうだしすぐ壊れそうだった。だから「絵作りに監督がんばってるなぁ」とシミジミ思う。特にレーニンがヘリコプターで運ばれるシーンは印象的だった。
おしゃれな服や小物、きれいなシーンが続くが、ストーリーはホームドラマのメロドラマ。話の筋自体はとてもありきたりだけど、ドイツ東西の統一時の混乱や価値観の劇的な変化に戸惑う人間模様がしっかりと描いてあるので、あつみのある「泣ける」映画になっている。いやー泣くねまじで。
主人公はマザコンすぎたり、後半部分はちょっとかけあしすぎてディテールがしっかり描かれていないのは不満だけども、かなり面白い映画でした。
ドイツ人はどういう気持ちこの映画をみたか、ぜひ聞いてみたいです。
勝手に映画評価★★★★☆(星4つ)
本家サイト(ドイツ語)
日本語公式サイト
ニフティの映画紹介  コンパクトで3よくまとまっている。
予告動画
【目覚めたら】グッバイ、レーニン!【壁崩壊】
(映画作品・映画人@2ch掲示板)DAT落ち