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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

ネットバトルに勝つ為のたった1つのポイント

フミコフミオ氏としっきー氏の、ネットバトルが勃発している。バトルといっても、フミコ氏が反応していないので、しっきー氏が一方的に言っている状態だが。



ネットバトルは面白い。最近私もネットバトルに関する知見を書きためて、出版社に売り込もうと考えているが、なかなか時間がなくてコマッチング・ハゲ子先生状態なのだ。
いろいろなネットバトルを見てきたが、明文化されていないが大きなルールがある。それは

「勝ち負けの判定は、外野である閲覧者が行う」

のである。矢吹丈ばりにノーガードで相手を叩きのめしたい人に全く関係ない縛りであるが、勝敗を1μでも気にする人間は、この決まりに支配される。

ネットバトルは、敵にダメージを与えつつ、レフリーを納得させないといけない世界なのだ。

これが分かっていないネットユーザーがバトルを行うと、泥沼に陥る。もちろんネットウォッチャーとしては、泥に落ちたが犬がもがく姿は大好物であり、素直に棒で叩くのだが、それは別のお話。

しっきーさんの2本目の記事を読むと、レフリーを殴りに行っている。もちろんネットは自由なので、レフリーをフルボッコにするのもプロレス並に「あり」な世界。しかし、レフリーに手を出すのであれば、それ相応のスキルと芸が求められる。

しっきー氏の改善点をまとめてみた。ちなみに、コレは内容の善し悪しでなく、構造の問題だ。

(1)誤読させない文章を書く
しっきー氏の2本目のエントリーで

ブコメの中で一番多かったのは、「どういう読み方してんだ?」という批判だと思う。
 読解力とか国語力が云々とか言ってる人が多かったけど、文章を解釈する権利を基本的に各々が持っている以上、現時点で解釈が一意に定まるということはまずない。

と書いている。解釈が一意に定まることはない……と氏は言ってるが、ブコメの指摘が多かったということは、氏の文章能力に問題があった考えるべきだ。誤読率を下げる配慮をしておけば、2本目のエントリーを書くこともなかった。そして、これは個人的な考えだが、最初に出したエントリーに対する補足はエントリーはカッコ悪い。

(2)レッテル張りをしない

不得要領の文章で誰かを攻撃していくスタンスは、実際に成功していて、現にはてなで一番多く信者を抱えているブロガーは彼だろう。ただ、みんな感覚が麻痺してると思う

レッテル張りは「毒」である。うまく使えば相手にダメージを与えることができるが、使い方を間違えれば自分にダメージが返ってくる。しっきー氏は「信者」ということばで、フミコ氏擁護のユーザーを非難しているが、これはよろしくない(4回も信者という言葉が出てくる)。特にレフリーへのレッテル張りは反発が凄いことになるのは間違いない。

この問題については、novtan氏のコメントが参考になる。

(3)レフリーに対しては感情的に接しない
基本的にレフリーにお触り禁止なのだが、どうしても殴りたいときは感情的に殴らない。ヲチャー的には感情的に殴ってもらった方が盛り上がるのですが、勝負は諦めてください。

(4)読み手を納得させる、驚かす、感心させる
これが重要。つまり、読んだ人が満足する「芸」が、そのエントリーにあるか、ないか。単に事実を述べて、コメントをつけるだけなら、小学生もできる。レフリーのジャッジは「芸」があるユーザーに勝利ポイントを与える。

てなわけで、インターネット上で手斧を投げてバトルに勝利したい! というユーザーは参考にしてください。間違ってレフリーに斧を投げないようにね。