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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

ブログをたくさん書いても文章は上手くならない

世に様々なブログを上手く書く・成功させる方法が溢れているが、どれもピントが外れている。

雑誌、書籍、ブログに関わらず、文字情報を読みに来る人間は以下の2つのうち、1つを満たさされれば満足する。

・自分の知らない情報、技術
・己の感情を揺さぶる文

全く外部に公開しない、もしくは読み手のことを一切考えない人であれば、上記の2要素も、文章を上手く書くことも考えなくて良い。しかし、1ミリでも「多くの人に読んでもらいたい」という欲求があれば、読者への配慮が求められる。

大切な要素を内包した注目を集めるエントリーを書くには、以下のスキルが求められる。

・文章術
・企画力
・知識量
・情熱

上記全てを解説すると、膨大な量になるので、今回は「文章術」、しかも他のブロガーが頻繁に主張する「たくさんエントリーを書くと、文章が上手くなる」という点について言及したい。

上手な文章を書くには次のポイントが重要となる。

(1)良い文章を読む(読書)
(2)ライティングテクニックを学ぶ(学習)
(3)文章を書く(実技)
(4)書いた文章を第三者にチェックしてもらう(校正)

この4つを全部やらないと、文章は上手にならない。3流ブロガーは、やたら(3)の「いっぱい書け書け!」と指導するが、(3)だけやってもダメだ。むしろ、変な癖がついてしまい、結果として読者に読みにくい文章を量産する結果となる。車を動かしたことがない・交通法規も知らない人間が、教官も乗せずにいきなり「路上教習」をしたら、悲劇しか起こらない。

(1)から(3)は、独りでも可能な作業だが、(4)の第三者による校正作業は、自分だけではできない。しかも校正を行う人間は、それなりの文章スキル・校正力が求められるため、誰にでもお願いできるものではない。
文章スキルをアップさせたいのであれば、(4)が必須なのだが、これができる環境とそうでない人の間で、大きな格差ができてしまう。編集者や校正者は身近にいない環境で、本気で文章スキルを磨くのであれば、添削をしっかりしてくれる、文章講座(通信からカルチャースクールまで探せばいろいろある)に入ろう。

最近ブログサロンやブログ塾が多数出来ているが、(4)の校正までやってくれるところにしよう。単に「この文面白い、つまらない」だけでなく、てにをは、誤字脱字、文の構成、なぜこの要素をいれたのか、何が言いたいのか、文体は適切か、枕、結論などすべてチェックしないといけない。

高額な会費を払いブログ塾に参加するなら、文章添削をしっかりしてくれる文章講座に入会したほうが100万倍良い。

サロン系もそうだが、3流ブロガーのブログ術を読むと「惑わされてしまう」ので、読まない方が良い。