どもども、最近出社前にネコと遊んでいると遅刻しそうになるHagexです。
ネットを歩いていると
「3ヶ月で月間10万PVを稼いだアクセスアップ術」
「SEOの工夫でGoogleからの流入数が4倍に!」
といったノウハウをよく見ます。
ワクワクしながらページを開いて読んでみても、どれもどこかで見たような手垢がついたテクニックばかりで、ブラウザーを閉じた瞬間に忘れてしまいます。いちばん知りたいのは「面白いブログの書き方なんだよ!」と叫びたくなるのですが、PVアップ術しか書けない人は面白いエントリーなんか書けないので、そんなリクエストはビッチに貞淑さを求めるかのごとく無駄なのです。アーメン。
てなわけで、ブログ界のアヤトラことHagexが、おもしろブログを書くためのワンポイントアドバイスをしたいと思います。それは「取材しろ!」です。
ロックンロール界のアヤトラもお怒りです
やまもといちろう氏のブログが面白いのは、豊富な情報源、おもしろおかしく書く技術、火炎放射器のような口の悪さど、プロボクサーのような突撃力とメンタルなど、いろいろ分析できますが、その1つに「取材をしている」があります。読めば馬鹿になるお涙ちょうだいサイト「Cadot」を運営している株式会社エクスバンスから、私に対して弁護士を使った嫌がらせ&怪メールをもらった時も、やまもと氏は速攻でエクスバンスに電話をかけており、そのフットワークの軽さに驚き&感心したモノです。
取材と言っても、難しいものではありません。電話やメールで「×××の件で、質問があるのですが……」と尋ねるだけ。ネットの世界は一次ソースにあたらない人が多い、というか二次ソースばかりでグルグル回っているので、一次ソースを手に入れた時点で、あなたのアドバンテージはグッとあがるのです。
メールで取材する際に、いくつかポイントがあります。
・自分が何者であるか名乗る
・メールのフォーマットはフォーマルで
・質問の意図を分かりやすく書く
・回答日時の締め切りを明記
・日記に掲載して良いか確認する
では、詳しく見ていきましょう。
自分が何者であるか名乗る
取材(質問)メールを受け取った人は、あなたのことを知りません。
届いたメールは、スパムなのか標的型攻撃なのか、クレームなのか、一般的なご意見なのか。そんな不安を取り除く第一歩は、自分が何者なのか名乗ることです。ただ、この際に本名を使うか偽名・ペンネームにするか、住所・電話番号を書くかは悩みどころ。住所・電話番号を書くことで問い合わせメールの信用度はあがりますが、怪しい相手にこちらの個人情報を与えるのは、マイナスです。ちなみに私は、ブログ専用の電話番号・住所を持っているので、怪しい相手にはこれを使います。事実、私は以前大麻解放団体に問い合わせをして氏名をバラされた経験があります。これにはビックリしましたね。
いろいろ書いてますが、この要素の重度は実は低く、名乗りたくないときはしなくてもOKです。私も名乗らず問い合わせメールを出す場合もありますが、私のメールアドレスから「Hagexさんですね! 日記読んでますよ!」と返信が帰ってきて恥ずかしかったことがあります。
メールのフォーマットはフォーマルで
企業・組織に問い合わせをする際は、フォーマルスタイルの方が良いです。簡単にまとめると、
挨拶
名乗る
要件
〆の言葉
メールの署名
といったブロックで構成するスタイルです。詳しく知りたい人は、Google先生に「ビジネスメールの書き方」でググってください。フォーマルスタイルの取材なら、ここでワードで作った企画書も添付すると完璧ですが、アマチュアの取材には不要です。フォーマルなのはメールの文面だけOKです。
質問の意図を分かりやすく書く
取材メールを書く際は
・なぜこのメールを出したか(動機)
・聞きたいことのまとめ(概要)
・詳しく尋ねたいことと(詳細)
の3つのブロックで構成すると書きやすいです。注意する点は2つあり、1つは「自分が知っていることは相手も知っているだろう」と思って情報を省略すると、読んだ人に伝わらないと事があります。特に大きな組織だと3人以上の人間が目を通すことが多いので、担当には省略した内容で伝わっても、上長には伝わらない……といったケースがでてきます。「それぐらい知っとけや、ゴルァ」とトサカにきてコケコッコーと鳴きたくなる気持ちわかりますが、こちらは情報をもらう立場。狙った情報をもらうまで下手にでるのが吉。
さて2つめは、受信者の日本語スキルが最低、読解力が致命的にない……という最低ラインを想定することです。Yahoo!ニュースのコメント欄を見れば、世の中に日本語を正しく読み取れない人間がたくさん居るか、実感できることでしょう。
さて、誤解をされずにわかりやすい文章を書くことはもちろん、「概要」のパートを入れておくとよいです。いきなり詳細な長文を書いても、相手は理解できず、的を得ない回答がやってくることもあります。質問が3つあるなら
「質問は3つあります、コレとアレとソレです。では、詳しく書いていきます~」と概要パートを必ず入れましょう。小学生が読んでも理解して、回答できるように心がけます。
回答日時の締め切りを明記
これは重要。とても大切。テストにでるからね! 取材・質問メールを出したら、必ず返信の締め切りを設定しましょう。最低でも営業日で3日後、確実な返信を期待するなら5営業日ぐらいで設定しましょう。もしアナタがランボー怒りのアフガン状態で、ターゲットをどうしても血祭りにしたい場合は、回答期限を24時間後に設定。当然返信はきませんから「問い合わせメールをしたが、回答はなかった。なんて酷い企業だ!」と攻撃することができます。が、バレたときは爆死してしまうので、ご注意を。あ、そういえばこのやり方、テロリストがよく使う手口ですね。
締め切りを設定しなければ、質問を受けた側は「無視しているのはではない、ただ、回答を1年後に送るだけだ」という言い訳が通ってしまいます。
日記に掲載して良いか確認する
御社の回答をメールに掲載して良いか? と尋ねて確認しておけば、取材内容をブログに掲載した後、揉める危険性が下がります。しかし、この質問はやぶ蛇になってしまう可能性もあるので、あえて尋ねないというのも手です。
その他、取材メールにサーバーにアップロードしたデータのリンクを貼って、アクセス解析から相手がメールを見たか、何回アクセスしたか、アクセスしている端末の数から、メール受信担当→部署担当→上長確認 といった相手の対応をこちらで把握するテクニック、返信が来なかった・もしくは来たことをブログに書いて他の組織に圧力、関連組織・上部組織・出稿元に問いあわせをして圧力、いきなり内容証明&電報で質問、などなど細かいテクニックがありますが、書いていくときりが無いので、本日はここまで。
それではみなさん、バンバン取材して、おもしろブログを書いて下さいね。