Hagex-day info

紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

J-CASTからメールがきた

おかしい! この日記は「ほっこりゆるふわ巻上公一スイーツ」というコンセプトの元、Hagexが日々感じた日常を、せつなくて甘酸っぱく、ル・クルーゼの信頼性とゾーリンゲンのような鋭い視点で、綴っていくはずだった。
が、最近は大麻じゃ、マスゴミゴミじゃ、ネタサイトに野暮な突っ込みをいれるじゃ(え、あの突っ込みもネタですよ)で、頭皮のみならず、心もハゲていくような内容ばかり。
これじゃいかん! ということで、スイーツ番長を目指すべく、京都の和菓子について書こうとしたら、J-CASTに送った質問状の返信がきたので、内容を急きょ変更してお送りする。
ああ、また心がハゲてしまう!
そんなわけで、先日この日記で取り上げた「マスゴミゴミによるデマ拡散装置」の続きだ。

事件のおさらい

原発事故の影響で元気がない千葉県柏市を応援しようと企画されたアイドルグループ「Hot☆Spots」。劇団主宰者が考えたこの企画は、コンセプトはよかったが、ネーミングが強烈だったためか、プロジェクトはストップしてしまう。
しかし、なぜかその後2ちゃんねるに「「Hot☆Spots」というグループが「1ミリシーベルトの微熱」という曲名で4月にデビューする」という内容が書き込まれる。
そして、この嘘情報をもとに、ネットニュースサイトである、JーCASTが「千葉・柏のご当地アイドル募集中止 「Hot☆Spots」の名前に批判」というタイトルで記事を配信する。このJ-CASTの記事をもとに、Twitterやブログ、2ちゃんねるに投稿される。
後日、この「曲名」が存在しないことが判明し、J-CASTは該当部分を削除するが、2ちゃんねるや個人ブログには未だに誤った情報が掲載されたままである。

J-CASTの対応はよろしくない

そんなJ-CASTの対応に対して疑問を持ったので、以下の質問を先日送ってみた(J-CASTの問い合わせフォームが本文300字制限でびっくりした。そこでメディアがどのような問い合わせフォームなのか比較したのが「ネットメディア問い合わせミシュラン」というエントリーだ)。

(1)間違った情報(1ミリシーベルトの微熱)はどこで入手されたのですか?
(2)情報の裏取りはされたんですか?
(3)問題となった一文がこっそりと修正されていますが、関係者・読者へのお詫びや告知をなぜされないのですか?
(4)御社の情報が2ちゃんねるで引用され、誤った情報が拡散してることについてどう思われますか? また、対策などをお考えでしたら教えてください。

この質問に対して、2月15日にJ-CASTから以下のような返信をいただいた(ありがとうございます)。

お問い合わせの記事につきましては、
早い段階で通常の修正対応をしております。
ご理解いただければと思います。
取材の経緯などにつきましてはお答えを控えさせていただきます。

             J−CASTニュース編集部

ご理解できない!

「早い段階で通常の修正対応」と言っているが本当だろうか? 記事が投稿されたのは、2月8日19:31に記事をアップし、記事を修正したのが、2月10日12〜14時ごろである。なぜ記事の修正時刻がわかったかというと、私が見ている最中に表記が消えたからだ(気になった怪しい記事やエントリーはすぐに魚拓・ミラーをとっておこう)。
2月10日の13時に修正されたと考えても42時間は公開されたままだ。個人的に早い段階とは思えない。
また、答える義務はないとはいえ、都合が悪いことは「取材の経緯などにつきましてはお答えを控えさせていただきます」の一文で済ますのはいかがなものであろうか?
J-CASTの「創刊のご挨拶」というページには

ジェイ・キャストは企業理念の一つとして、「メディアにはそれにふさわしいコンテンツがある」を掲げています。Webにふさわしいコンテンツを提供しようというのが、j-cast.comの目標です。他のメディアのコンテンツを流用するのではなく、このサイトのために作ったコンテンツを配信します。情報の信頼性を確保し、著作権を管理できるようにするためには、オリジナルコンテンツが重要です。十分な取材態勢は取れませんが、オリジナルにこだわりたいと考えています。

とJ-CAST発行人の蜷川氏は述べている。この発言から6年以上経っているが「情報の信頼性を確保し」というのは全くできていない、メディアの超基本なのに。
またJ-CASTという名称はJは日本、CASTは放送(Broadcast)からとっており、先ほどの挨拶ページでは「インターネットのメディアを創りたい」と語っているが、2ちゃんねるが情報源、裏はとってない、修正は遅い、訂正の告知ができていないと、ダメダメ。
だから、いつまでたっても、「J-カス」と揶揄されているのだ。
さらに小舅&小姑くさい指摘で恐縮だが、J-CASTからのメールはとても社会人・組織から送られたとは思えない体裁だ(一瞬フィッシングメールかと思ったよ。ヘッダー情報を確認した)。
あて名はないし、フッターにも自社の情報一切ない。
お節介で恐縮だが、体裁がきちんとできていないメールだとJ-CASTの取材活動に支障がでてくると思うので(もらった人がビックリするよ)、「ビジネスメールの基本」というページを読んで早急に改善した方がよい。

返信をくれるだけマシ

と、まあボロカスに書いたけれども、「返信をくれるだけJ-CASTは誠実」だ。個人的な趣味でいろいろな機関・組織に問い合わせをしているが、「無視」のところは多い。
特に「メディアはもはや情報を一方的に流すものではない」「これからは「個の時代」よりも「共の時代」になりつつあるのではないでしょうか」と、一緒にメディアを作ろうと高らかに宣言するも、読者からの都合の悪い質問は完全無視する「TechWave」みたいな組織には大変ガッカリする。
TechWaveに質問状を送ったら完全無視されたでござる(Hagex-day.info)

結局TechWaveを語って〆になってしまったが、マスゴミゴミ系がなぜニュースを粗製濫造するのか、マスゴミゴミ系サイトの潰し方などは、また次回!(気が向いたら)