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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

皮肉屋が皮肉屋でなくなるとき

昨日書いた「ネットで人を叩く時は相手が自殺する可能性を考えましょう」の反応がたくさんあって驚いた。個人的には「危険性を知って入れば何をしてもよい、ただし責任がともなう」的なニュアンスで書いたんだけど、コメント欄やはてブを見ていると、タイトルだけで反応している人がいて残念無念。
発信者の意識を問う内容だったので、政治家とか失言とかは関係ないのよね。
以前「悪口は自己紹介の法則」というエントリーを書いたんだけど、脊髄反射的なコメント欄やはてブの意見は、私に対するコメントというより、書いた人の湧き上がるパッションなんでしょう。

さて前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題。
相手を思いやる気持ちも重要ですが、ネットでは「覚悟」がどこまであるのかがいつも問われています。ネットで炎上したとき、泥沼バトルに陥ったとき、自分のブログのせいで相手が傷つくとき…… どれだけ自分に「覚悟」を持っているか? トラブル時にその人の内面がよく見えてきます。
今回取り上げるネタは 某ユーザーの「覚悟」がなくて、私がガッカリしたエピソード。

ululunさんというユーザーがいる。古参のはてなユーザーで現在はプライベートモードで閲覧できないが「煩悩是道場」(http://d.hatena.ne.jp/ululun/)というダイアリーをもつ漫画家さんだ。
ここ数年、私はululunさんに嫌われているようで、はてなブックマークで以下のようなコメントをもらっていた(一部抜粋)。

http://b.hatena.ne.jp/ululun/20130625#bookmark-151688010


http://b.hatena.ne.jp/ululun/20120725#bookmark-103265218


http://b.hatena.ne.jp/ululun/20120721#bookmark-102317922

他のブックマークコメントを見ても、皮肉のコメントが多い。個人的にululunさんのコメントは楽しく拝見していたが、先日とある事件で、私の彼に対する信頼が暴落してしまった。

事件の舞台はアンチライフハック&アンチイケハヤで有名な「世界はあなたのもの」(http://d.hatena.ne.jp/the-world-is-yours/)のエントリーに対するululunさんのはてブコメントだ。
発端は、6月2日にアップされた「雑誌のバックナンバーを電子化して図書館で貸し出しって、こりゃ駄目だろ」という記事。これに対して、ululunさんは

http://b.hatena.ne.jp/ululun/20130602#bookmark-148653950
とコメント。よほど、このエントリー嫌いだったのか、同日アップされていた「世界はあなたのもの」に掲載された「6年間ブログ書いてて一番気持ちが萎えた反応」に対して、ululunさんは

この人、6年も書いてるんだ。全然しらなかった

はてなブックマークに書く。しかし、その後、

恥の多い人生であろうとも、著作権なんか気にしない大芸術家様でいらっしゃるのでしょうから、意に介する事無く、大芸術をお作りになられることを祈念してやみません

といった内容に書き換える。
この書き換えを見た、ネットウォッチャーotsune氏が、以下のような書き込みをする。

http://b.hatena.ne.jp/otsune/20130602#bookmark-148705774
この書き込み後、ululunさんは上記のはてブを削除。合わせて、「世界はあなたのもの」の以下コメントを削除してしまった。

今まで皮肉やネガティブコメントを発信しているのに、他の人にちょっと揶揄されたらすぐに自分のコメントを削除するululunさん。
そんな人に

と言われても、「ululunさんは自分のことを棚にあげてずるいよな!」と思っちゃいます。

追記
さっそくululunさんからこのエントリーに関して、コメントを頂きました。

https://twitter.com/ululun/status/349783020233961472
日本語でOk。そして、はてぶコメント書き換えの件についてはどう考えているのか気になりますね。
あ、いま見たらコメントが変更されていました(驚愕)。

3度目の修正コメント。なるほど、確かにululunさんのご指摘は私も納得します。個人的に扱っているネタがネタだけに、毎回苦労しているのよ!(他の人には伝わらないかもしれないけど)というのが、前回の「ネットで人を叩く時は相手が自殺する可能性を考えましょう」だったわけなんですよね。ちなみにこのエントリーも非常に気を使っています。

http://b.hatena.ne.jp/ululun/20130626#bookmark-151849274