Hagex-day info

紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

ブルーベルベット(1986年)


DVDで鑑賞。町山氏の映画書籍「ブレードランナーの未来世紀」はとっても面白い(後日感想を書きます)。この書籍の中で「デビット・リンチ」のについて触れた項目があり、ブルーベルベットをみていなかったオイドンは、レンタルビデオ屋に転がるように行き、借りてきました!
で、観た感想なんだけど、非常にバランスがとれていない映画。確かにオープニングの美しさ、デニスホッパー演じるフランクのキャラクターの魅力、クライマックスにでてくる死体の配置、おかまのベン(ディーン・ストックウェル)の色気、「ブルー・ベルベット」の曲… と所々「おぉ!」と思うシーンがあったんだけど、それ以上に「??」というシーンもありました。(※以下ネタばれなので見ていない人は要注意!)
まずストーリーについて「?」と思った点がいくつか(何度か見返せばわかるところもあるだろうけど)。黄色の服の男ゴードンとドロシーの夫はなぜ殺されたの? ドロシーは後半なんでボコボコにされたの? ドロシーとジェフリーの出来ちゃうのがちょっと不自然じゃない? なんで切断された耳があそこに落ちていたの? と先ほどあげた「ブレードランナーの未来世紀」を読めば、ある程度納得できるど、観ている時は不自然な形で話が進むので違和感がありまくりんぐ。
細かいところはおいておいても、ブールベルベットのストーリー自体「これって火サスじゃね?」といえるぐらい、ちょっと陳腐な気がします(同様に「イレイザーヘッドって単なる家族ドラマじゃね?」ともいえるけど)。もしかしたら、私が感じたが「陳腐じゃない?」といった感覚は、現在「点と線」を読んだ時と同じ感覚かもしれませんが。
あと、最後に愚痴というか何と言うか。「ブルーベルベット」の感想を求めて、他人のブログをいやらしく見ていたんですよ、えぇ姑が嫁さんのタンスをあさるように。
全部が全部じゃないけど、どれも「ブルーベルベット最高!」「デビットリンチは天才!」とそりゃ金某もビックリの絶賛のコメントが多い。特に「デビットリンチの傑作」というフレーズで紹介しているものが多くこういう検索をかけたら、結構面白い結果がでた(笑) もしかしたら、オイドンの感性が豆腐も切れないナマクラ包丁かもしれませんが、mixiのコミュニティや他のブログをみていたら、とっても違和感を感じるんですね。
それはなぜか? 恐らく「リンチの作品の良さがわかるぐらい、私はセンスをもっているのよ!」といった、先日も出てきた「私の感性は他人と違うのよ!」的な匂いが、mixiやブログからプンプンするからじゃないでしょうか? まぁ他人の好きなものにケチをつけるのは野暮天ですが、私はそう感じました。
まあ、こんなことを書くと「自称 私は他人とは違った(略)」の人から「まだまだチミはリンチの作品の良さがわかっていないね〜(トイストーリーとか見てるしさ(笑))」とニヤニヤしながら、言われるんだろうな〜
勝手に映画評価 ★★☆☆☆(星2.5)
gooの解説
Amazonoの解説