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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

ブランドバッグで馬鹿にされた梅木雄平氏を全力で褒めてみる

ここ数日、我らの梅木雄平氏が注目を集めている。女の価値は持っているカバンできまる! という持論を展開し、多くの人間から突っ込みを受けている。
みなさん、すでにご存じでしょうが、当該ツイートをまとめてみました・・・・・・


田端氏がイヤミ&呆れているにも関わらず、嬉々と語る梅木さん、純粋な方ですね。

さて、D・カーネギー『人を動かす』を読んでいたら、以下の文章がありました。
鋼鉄王のアンドリュー・カーネギーはUSスチール初代社長にチャールズ・シュワブを置きます。なぜ、シュワブが社長の座につけたのか?

シュワッブがこれだけの給料をもらう主な理由は、彼が人を扱う名人だからだと自分で言っている。どう扱うのかと尋ねてみると、次のような秘訣を教えてくれた。これは、まさに金言である。銅板に刻んで、各家庭、学校、商店、事務所などの壁にかけておくとよい。子供たちもラテン語の動詞変化や、ブラジルの年間雨量などを覚えるひまに、この言葉を暗記すべきだ。この言葉を活用すれば、我々の人生は、大きく変貌するだろう。
「私には、人の熱意を呼び起こす能力がある。これが、私にとっては何物にも代えがたい宝だと思う。他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。私は決して人を非難しない。人を働かせるには激励が必要だと信じている。だから、激励が必要だと信じている。だから、人をほめることは大好きだが、けなすことは大嫌いだ。気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える」


D・カーネギー『人を動かす』文庫版(Kindleの位置No.435-439)

「まさに金言である。銅板に刻んで、各家庭、学校、商店、事務所などの壁にかけておくとよい」というフレーズは良いですね。てなわけで、私も人を貶すのはやめて、今回は梅木さんを褒めていきます。

馬鹿でもできる判断術

初対面の人がどんな人か? 的確に判断するのは難しい。見た目、服装、しゃべり方、喋る内容、こちらの質問に対する反応、表情、などなど、大量にかつ刻々と変化していく情報を、的確に読み取り正確に判断しなくてはならない。結局のところ、人を判断するというのは、「己のスキルと判断力」を試されているのだ。
これはなかなか大変だ。頭も悪く、情報も知らず、リアルタイムで情報を得て解析するのが苦手な人はどうしたらよいのか? 簡単だ、その人のラベルだけ見ればよい。美しいか醜いか、学歴、年齢、ブランド品を身につけているかどうか。
「持っているブランドで女性を判断」するというのは、センスが悪くて、壊滅的に人を見る目がなくても、ついでに性格が悪い人間にとっては、それらを補うためのソリューションなのだ。

「持っているバッグが女性自身のレベル」なんて、公言している人は、自分のことを「私がセンスが悪くて、審美眼もなく、壊滅的に人を見る目がなくても、ついでに性格が悪い人間です」と告白しているので、「ああ、かわいそうな人なんだね」と、我々も温かい目で対処することができます、近寄らなくてもいいですね。

ありがとう、ウメッキー!

己を大きく見せる鶏冠にもなるブランド品

ブランド判断術は、相手を評価するだけじゃない、それを身につけ、語ることで「オレは凄いんだ!」とアピールすることができる。知性も教養も優れたセンスがある人は、外見はもちろん中身も魅力的なので、必要以上に外面はアピールしない。
しかし、知性も教養も優れたセンスもない、中身が空っぽでツマラナイ人間は、孔雀よろしく外面を派手にしないといけない。そんな人にとって「ブランド品」をありがたいアイテムだ。

株式会社ワークスアプリケーションズの社長である、牧野 正幸氏は「頼むから、社内でスリッパを履いてくれるな」という記事で次のように述べている。

編集:米国のエリートがブルックスブラザーズを選ぶ理由は何なのでしょうか。
牧野:彼らは、ファッションに対する関心が薄いんだよ。
編集:もう少し、説明をお願いします。
牧野:当時の僕のような若造にとっては、ブルックスブラザーズのスーツは高い。しかし、例えばウォール街で働くトップエリートにとってはどうだろうか。安い買い物とは言わないが、一大決心を要する買い物ではない。

 だから、「スーツとかよく分からないけれど、ブルックスブラザーズを着ておけば、恥はかかないだろう」程度の認識だ。要は、服装をまったく気にしていないんだよ。

 彼らがとんでもなくダサいと、当時の僕は気付いていなかったんだ。

この後、牧野社長はバーバリーの靴を履いている人をディスっているのも必見ですが、センスがない人にとって、ブランドがいかにありがたいアイテムかよくわかる話です。
だから、梅木先生には「男性と男性が着用しているスーツのレベルは大抵相関している気がします。個人的にはブルックスブラザーズ以上を希望」とはやく公言すべきですね。

「ブランドについて語るオレ」で、空っぽな自分を高く見せる……を、梅木さんが実践してくました。だけど、あまりにも底が浅いと「センスが悪い上に頭も悪い」というのもすぐにバレてしまいます。これも、彼は身をもって証明してくれて、見事なしくじりです! 梅木先生。

気軽な気持ちで書いたら、スゲー長くなってしまった。ここまで書かせるとは、これも梅木さんの魅力でしょう。

そして梅木さんの軽率な発言で、こんなステキがまとめができました。ありがとう、ありがとう。