軽く考える人は、本人が同じ目に遭えばよいと思う。
・その神経がわからん!その40
501 :名無しさん@おーぷん :2018/03/26(月)23:09:07 ID:nzr
女性の性犯罪被害は狂言と考えてる奴がスレタイ。
俺の妹が正に被害者で、それも小3の頃、相当悪質で警察のお世話にもなり、かなり長期間をかけて解決した。
妹は内臓の病気で体の成長が遅く、色白で小3でも下手をするの小1に見えるくらい小さく細かった。
被害は5年間も続いた。
妹は女としての自分を汚いものと感じ、長かった髪を刈り上げ、服も男性服と見紛うようなもの、それも黒ばかりを着るようになった。
それでも10年以上かけ、少しずつ少しずつ心の傷が癒えて、二十代後半でようやっと女性らしい格好を楽しめるようになった。
一番きれいだった時に一番可愛い、好きな格好ができなかったことを今でも悔やんでいる。
妹は被害にあったときから、男の性欲に強い恐怖を感じるようになったため、今でも下心の見える下ネタでさえ苦手で、下品なテレビのやり取りで顔が曇る。
しかしそれを「カマトトぶって気持ち悪い」と言われ、友達の幅がかなり限られていた。
妹とつきあいがつづけられるのは、会話の中でそういった話を絡ませないような人だけになる。
また、妹は地味で男物の黒い服ばかり着ていても、通学の電車でしつこい痴漢に悩まされた。
なので、大学はかなり苦労した。
俺が一緒で無い限り、座れない電車は乗れなかった。
3年・4年に至っては、俺が社会人になってしまったので、最初と最後の授業を選択しなかったほど。
大学の頃は周りの理解がほとんど得られず、「ブラコン」「お姫様扱いされたいだけ」と誤解を受け続けた。
しかし、過去のことがことなので、気安く理由も話せない。
妹のことを理解してくれたのは本当に一握りの人たちと、同じ深く傷ついた被害者の女性たちだけだった。
俺は妹を通して、女としての人生を享受している人の中にも、死にたくなるような過酷な経験をした人が少なくないんだと知った。
彼女たちは心に致命傷を負っても、それを巧みに隠して生きている。
しかし、そんな女性の存在を二次元か物語だけだと思い込み、全否定する奴がいることに神経を疑う。
そういう人種は、性的な犯罪の存在そのものは認めている。
ただし、痴漢や性犯罪の被害を「ちょっと足を強く踏まれた」や「刃物で切りつけられた」のと同じようにしか考えられないようだった。
性的被害を受けた人が自己申告できない理由をまるで想像できていなかった。
「痴漢ごときでトラウマって、大げさ」と、女性の勇気有る訴えを狂言と鼻で笑うヤツもいる。
タチが悪いのは同じ女性からそんな声が上がること。
俺の妹に対しても、「こうすれば解決できたじゃん!」「そのくらいのことで傷つくなんて」と結果論を突きつけ、妹の心の傷に理解を示さず、周りの男性に「被害なんてそんなものか」と思わせる。
おかげで妹は「たかだかその程度で」という目線に晒された。
被害がイメージできないのは仕方ないが、どうして他人の理解できない被害を自分の枠組みで決めて押し付けてくるのか。
性犯罪の被害が未だに軽んじられがちなことが理解できない。
痴漢が万引きのように、本来重い罪であるはずが軽い犯罪のように扱われていることも、理解できない。
この春、中学生の近所のガキが性犯罪を犯し、警察沙汰・弁護士が介入する事態になった。
そのガキの親は「子供のやったことで!」と騒いでいる。
周りには「子供のしたことで大げさな。騒がせやがって」という声にならない声が潜んでおり、被害者の親は井戸端会議の格好の陰口の対象になっている。
なぜそんな意見がでてくるのか、理解できない。