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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

説教ボランティア

ユリイカの別冊「悪趣味大全」に、ボルチモアの怪物、ジョンウォーターズの文章が掲載されていたけど、確か「自殺防止ホットラインのスタッフが、相談者に死ね! と連呼」というネタが載っていたのを思い出した。20年以上前に読んだ文章なので、間違っていたらゴメン。
・その神経がわからん!その11

939 :名無しさん@おーぷん:2015/09/24(木)11:23:36 ID:RXg
相談ダイヤルがある職場で働いている。
かけてくるのは基本的に弱い立場の女性や子供、老人が多い。
もちろん中には変な人もいるが、うちに直通の番号にかけてくる前に
ある程度ふるいにかけられている為、ただのイタズラやクレーマーに当たる確立は非常に低い。
応答要員には学生のボランティアも数名いる。
応答の最後に名乗るのが決まり。
ある学生ボランティアへの苦情が複数寄せられるようになった。
地元国立大学の学生で、無口だが真面目な青年だった。
苦情の内容は「嘘だと決め付けられた」「説教された」「罵倒された」等。
応答は基本的に録音しているので、社員数人で聞いた。
苦情の内容は本当だった。
例をあげると
「夫に暴力をふるわれ、逃げたが現在もストーカーされている」という女性に対し
「嘘でしょ?なんでそんな作り話するんですか。そんなに気を引きたいんですか?」
と、けして声を荒げず(荒げたら周囲にばれる)淡々とほとんど息継ぎなく言い続ける。
嘘だと決め付けない時は「自殺すれば」「くだらない悩みですね」等々。
上司が仰天して青年を呼び出し「来週から来なくていいから」と宣告した。
青年はいつもどおりの顔つきでぺこっと頭を下げて退室した。
弁解は一言もなく、表情1つ変えなかった。
青年が来なくなってから、同僚が「実は自分もあの人に同じようなことを言われたことがある」
と打ち明けてきた。
同僚が「交差点で停車していたら追突された」という事故に遭い、それを休憩中に愚痴っていた。
同僚がトイレに立ち、1人になったところで青年がスっと近づいてきて
「なんでそんな嘘つくんです。どうせあなたが悪いんでしょう。本当のことを言え」と
唐突に責めてきたらしい。
その青年は会話に加わっていなかったし、横のテーブルで黙って座っていただけだったのに
急に詰問されて同僚は驚き、その後彼に近寄らないようになっていたという。
彼が何がしたくてうちにボランティアに来ていたのか理解できず、不気味だった。

940 :名無しさん@おーぷん:2015/09/24(木)13:53:36 ID:c16
>>939
嘘でしょ?