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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

ギヤ車自慢

なんだか創作くさいな~
・今までにあった修羅場を語れ【その9】

433 :名無しさん@おーぷん:2015/04/07(火)18:21:20 ID:3wq
車の話に便乗。
専門学校の生徒だった頃、やたら運転技術に自信のあるギャル男がいた。
スピード違反で切符切られたことを何故か自慢げに話すバカだったんだが、親が金持ちなのでレクサスに乗ってた。故に友人たちと一部の女子からは一目置かれてた。
そいつの兄貴も似たようなもんで、外車(フィアットの何か。良く覚えてない)乗ってたんだが、新しいの欲しいから譲ると言われ有頂天。
「外車で通学って、目立っちまうよな~。っつーか、ギア面倒くせ~」
と、本人は学生のうちはAT限定当たり前のご時世、MT免許の俺さまスゴイ!だったんだろうが、ちょっと離れたところからクスクスと笑う声が。
見れば、教室の隅でダベってた、ちょっと地味めの女子グループが可笑しそうにしてる。
ギャル男はキョトンとしてたが、やがて他の女の子たちも笑いだした。
理由は、その地味グループにいるお姉さん。
高校卒業後に自分で学費稼いで入学した人で、図書館の司書とか保健室の先生といった雰囲気の眼鏡美人なんだけど、愛車がシルバーのテリオス。
キッドじゃない奴で、四駆。バリバリのギア。
実習なんかで遅くなる日が結構あったんだけど、お姉さんはそのたび女子たちを乗っけて駅まで20分の道のりを華麗に転がしてたんだよね。
俺も2回ばかり乗っけてもらったんだけど、ほんと安全運転なのにスイスイ走るしギアの切り替えもスマート。
聞いた話では車庫入れ縦列駐車もお手の物だって。
「ギャル男くんの家って、片道10分くらいでしょ?なのにギア面倒とかw」
と女性陣に笑われ悔しかったものか、ギャル男はその後譲り受けた車をほとんど意地で乗り回してた。
しかし程なく悪質な事故(前方の車を煽るも距離感を掴めず追突した)を起こし交通裁判を受けることに。
停学処分を食らったもののどうにか卒業したが、今でも学生時代もっともダセエ奴として語り継がれている。