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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

お父さんがヤクザに囲まれた

オチが切ない。
・今までにあった最大の修羅場を語るスレ2

162 :名無しさん@おーぷん:2014/08/15(金)10:37:46 ID:gJuCKSKRK
私の住んでる地方は全国ニュースで猟奇殺人だったりヤクザの発砲事件を報道されたりしたけど
ヤクザは昔から地元では身近というか普通にいる存在だった。もちろんお近づきにはなりたくないけど同級生の親がそれとかザラだった。
ある日お父さんと妹と私で買い物に行ったデパートを出たところで「おい◯◯何してんだ」とそういう方々に取り囲まれた。
お父さんに詰め寄り「よく顔を出せたな」とか意味不明の言いがかりをつけてどこかに連れて行こうとして、お父さんは真っ青な顔で「勘違いでは?」と私と妹は恐怖で半泣きしながらお父さんにすがりついてた。
その人たちが私たちを引き離そうとして、普段声を荒げることのないお父さんが「子どもに触るんじゃない!」って私たちを庇って
893に胸ぐら掴まれて頭突きされたりしてた。
「ちょっとお父さん借りるから一緒に待ってようね」と893の人たちの私と妹への態度が終始優しかったのも得体が知れなくて怖かった。
恐怖で気絶しそうなときに「待て待て何やってんだ」とサラリーマン風のおじさんが割って入ってくれた。
その時は893を監視してる刑事とかが助けに来てくれたかと思って安心したけど、後から893の偉い人だったと聞いてびっくりした。
そのおじさんが893の人たちを叱ってくれて、お父さんに「ご迷惑おかけしてすみません。後日お詫びにあがります」と言ってたけど
お父さんは頑なに拒否して(その時は私は相手が刑事だと思ってたからなぜ拒否するのか不思議だった)、警察に連絡して後日警察署で会って話すってことになってた。
言いがかりの理由だけど、向こうの話から推測するにお父さんが破門された元仲間に風貌が似てて偶然名字が同じだったから勘違いして制裁しようとしてたっぽい。
893「七三メガネデブで名前◯◯っていうから」おじさん「そんな人いっぱいいるし。お前◯◯さんに会ったことないだろ」
893「でも◯◯っていいましたよ」おじさん「知らねえよ。俺が◯◯さんじゃないって言ってるだろうが」って会話してた。
おじさんが謎の◯◯(名字)にさん付けしてるのに部下っぽい893が呼び捨てにしたりとなんか変で怖かった。
893たちが引き上げた後お父さんが虚ろな顔でへたりこんで失禁の水溜まりをつくりながら静かに泣きだして、三人でしばらくそのまま抱き合った。
家に帰ると憔悴した私たちにお母さんが驚いてて、話を聞いてお母さんも泣いた。
その後は関わってないけど通報して警察の人が家に来たこともあった。
それ以来お父さんは家族で旅行するときも別便で単独移動したり車から出なかったり、私たちが独立した今でも家族で出歩くというのをしなくなった。