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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

ポケモンが生んだ愛と憎しみのドラマ

オイドンはポケモンやってないんだよな~
今までにあった修羅場を語れ【その2】

127 :名無しさん@おーぷん :2014/05/19(月)14:21:03 ID:fuyDE5SPg
それでは修羅場をひとつ。
私・・当時20歳
A・・私の彼氏 当時20歳 同じ大学の同級生 現旦那
B・・当時20歳 女 同じ大学の同級生
Aは外見が良く、女によくモテていた。しかしクールで口数が少なく、友人が少ないのかいつも一人でいた。
女子たちは「一匹狼かっこいい!」と勝手に盛り上がり、遠巻きからキャーキャー騒ぎまくっていた。
そんなAのファンの一人がB。さっぱりとした男勝りの性格で、髪も短くボーイッシュな感じだったが、Aに恋をしてから女らしくなろうと凄まじい努力をしたという。私はBの雰囲気が変わったのは気づいていたが、Aの為とは知らなかった。
Bは外見を変える努力はしていたものの、Aに告白する勇気がなかったようで、Aの前をわざとらしく通り女らしくなった自分をアピールしていたらしい。
しかしAは全くなびかない。それどころかBの存在を知らなかった。BはさらにAの気を惹こうとダイエットも始めた。
登場人物が全員22歳になったある日、私は大学にDSを持っていきゲームをしていた。
食堂で昼食もとらずに熱中していたら後ろに誰かが立っている気配がしたので振り返ってみると、なんとAだった。
Aは、「それポケモンじゃん」と興奮気味に言ってきたので 「うん、ポケモン好きだからつい学校に持ってきちゃった」と返した。
そうしたら寡黙だと思っていたAが喋る喋る。本当にビックリした。こんなに喋ったAを見るのは初めてで、私を含む周りの友人もポカン。
A「俺、初代から全部持ってるんだ。厳選とかしていてかなりハマってる。」
私「私もだよ。びっくりするくらいの廃人だよ。」
A「マジで!?女の子で廃人って周りにあんまりいなくてさ、驚いた。」
私「A君はどんなポケモン使ってるの?」
A「俺は○○と○○と○○と・・・」
物凄く話が弾んだ。Aは始終笑顔でかなり癒された。私とAは連絡先を交換し、メールやSNSなどでポケモンについて語り合う仲になった。
WI-FIを使って対戦したり、モンスターを交換したりとどんどん親密な仲になっていった。

128 :名無しさん@おーぷん :2014/05/19(月)14:21:25 ID:fuyDE5SPg
そうこうしているうちに私とAは交際に発展。周りは物凄く驚いていた。
もうおわかりだと思うが、Bは大激怒。食堂で味噌汁を食べているときに水をぶっかけてきやがった。
「私の今までの努力はなんだったの!?なんのための2年間だったんだよ!10キロもダイエットして服装や化粧も研究して・・・
金かけてエステもいったのに!ポケモン!?なんでそんなのに一瞬で奪われなければならねーんだよ!」
このときのBは本当に本当に鬼かと思った。ここでようやく私はBがAに片思いをしている事を知った。
Bが綺麗になったのは大学デビュー的ななにかと本気で思っていた。
Aも自身がBから好かれていることを知らなかった。私が水をかけられたことに驚き、「俺を好いてくれてありがとう。でも俺は私ちゃんが好きなんだ。ごめんね。」とBをふった。Bは泣きながら「2年の努力を一瞬にして奪われた」と
私は被害者だと触れ回っていたが、「告白しなかったのが悪かったんじゃない?」と返され落ち込んでいた。
そこからのBがすごかった。
なんとポケモンの研究を始めた。でもポケモンって低年齢のゲームに思えて実はなかなか複雑なんだよね。
モンスターの数だって半端ないし、0からのスタートの人は本当に苦労する。
なんとか私とAの会話に入り込んでポケモンの話題を振ろうとするが、ピカチュウって進化するよねという程度。
そのまま卒業を迎え、私もAもBも就職。私とAは先月入籍した。
先週、私とAでポケモンセンターに行ったらBを発見。一瞬ゲッと思ったが、Bは男と一緒だった。
Bはこちらに気がつき、会釈。話しかけてきたので聞いてみると、一緒にいた男性は旦那さんだった。
BはAを諦め新たな恋に目を向け、私とAの1ヶ月前に入籍していた。
Bはびっくりするほどポケモン廃人になっていて、同じポケモン廃人のB旦那さんとともに日々楽しい人生を送っているとのことだった。