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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

小さいころ神様やってました

これは面白いな〜
・僕らの知らない生活をする人たち 60人目

952 :おさかなくわえた名無しさん:2013/06/27(木) 11:02:44.32 ID:qIA6rsRZ
子供のころ、新興宗教の神様をやっていました。
今は肉親とも離れ、記憶が曖昧な部分もありますが
思い出せることだけ書いてみます。
詳しい教義や名前は伏せさせていただきますが
キリスト教に生き神(私)の奇跡を足したような
独自の宗教でした。
仮称ですが、千里眼教という団体名だとすれば
私はその一部を取ってセン様と呼ばれていました。
5歳くらいから「お勤め」していたと思いますが
記憶がないだけでもっと小さい頃からやっていたかもしれません。
朝のお祈りがあるため、起床は原則日の出前、冬は日の出が遅いので5時に起きていました。

953 :おさかなくわえた名無しさん:2013/06/27(木) 11:04:00.27 ID:qIA6rsRZ
寝起きはごく普通の賃貸アパートの一室。
同じアパートの違う階に借りている「集いの家」へ移動。
私が部屋の奥にある椅子に座ると信者がお祈りを始める。
お祈り終了後は「セン様(仮)の話」をする時間。
この話は父も母も手伝ってくれず、自分で話を考えてきて
自分でしゃべらなければいけない。
最初のうちは空が明るい暗い、暑い寒いとどうでもいい話。
大人に読んでもらった本や新聞の話。
今思っても幼児の拙いおしゃべりですが、信者たちは
「空が明るい」だけでも何か意味を見出していたようです。
教義は全体的にぬるく、禁止されている食べ物や行為は
ほとんどありませんでしたが、テレビは禁止です。
それから食事は一日一食で朝ごはんのみでした。
ただし好きな物を好きなだけ食べてもいい。

954 :おさかなくわえた名無しさん:2013/06/27(木) 11:06:00.64 ID:qIA6rsRZ
私は幼稚園、保育園、小学校(後に問題になる)の
いずれも行っていませんでしたので朝のお祈りが終わるとすごく暇。
外出も面談(後述)の予定がなければ自由だったので
近くの本屋や図書館に行って一日中本を読んでいました。
最初は絵本ばかりでしたが、漢字を覚えてからは読み漁りました。
友達もいなかったので外で遊ぶことはほとんどありません。
父母は家にいないことが多かったように思います。
時々面談をすることがあります。一般的に言う「霊視」です。
記憶が曖昧なのですが、私は病気になる人を見抜くことができたらしいです。
そのうち私が持った氷で病気に触れると治すことができるという話になりました。
原理はわかりませんが「セン様のおかげで治った」という人は何人かいました。
会費は月に数千円程度ですが、この霊視がけっこう高く5万、10万と
受け取っていたそうです。
最終的には父母のどちらかが信者とお金のことでもめて傷害事件になり
警察に捕まって、児相や警察も介入。
私は施設に入ってから普通の人生を送っています。
もう何十年も昔の話ですが、今でもセン様のお話で
何を話していいか決まらずに焦った夢を見ます。

955 :おさかなくわえた名無しさん:2013/06/27(木) 11:18:14.98 ID:ir9s/52q
もう親とは、一切の連絡断ってるの?

956 :おさかなくわえた名無しさん:2013/06/27(木) 11:54:52.36 ID:unmbsoVa
>>954
マジだったらなんかすげーな
結婚とかできた?

960 :おさかなくわえた名無しさん:2013/06/28(金) 02:50:56.90 ID:cV2Ryut3
>>952
普通の暮らしになれて良かったですね。
きっとあなた自身のパワーが回りの煩悩を振り切ったのでしょう。
お幸せに。

964 :元教祖:2013/06/28(金) 20:37:30.74 ID:6i1ytPw4
レスが付いていたのに気が付かずにすいません。
書き込んだ後でまた思い出した事があったので出てきました。
>>955
離婚後、母親に引き取られた後、施設入りして母親は失踪しました。
母親はその数年後に死にましたが、父親は生きているのか死んでいるのか不明。
>>956
現在既婚です。
両親不明の施設育ちとしてお見合いサイトに書き込み、無事に結婚しました。
孤児とか苛められるかなと不安でしたが何事もない普通の専業主婦です。
>>960
優しい言葉をありがとうございます。
お金をだまし取ってしまった人には本当に申し訳ない気持ちです。
施設入りして自力で調べた限り、被害はほとんど10万くらいまで
最大でも100万円未満だったので貯蓄がゼロになったとしても
借金地獄までは行ってないはず…と思い込みたい。

965 :元教祖:2013/06/28(金) 20:51:27.76 ID:6i1ytPw4
信者の前に出る時は、母親が用意した服を着ていました。
白のシャツと紺色のプリーツスカート。
髪の毛はずっと伸ばしていましたが、くせ毛なので
日本人形みたいな感じにはほど遠くオオカミ少女状態。
これを逆毛立てて顔の上半分を隠していました。
お話は前述の通り、思いつくまま適当に話していましたが
面談は手紙?のような物を読み上げます。
手紙と言っても最初は真っ白の便箋に母が筆で左下に私の名前として
セン(仮名)と書いています。
それを相談者に向けてうにゃうにゃやって「腕はもうすぐ治ります」とか
「探し物は見つかりません」とか宣託します。
白い紙に読み上げるべき事が浮かんでいるというスタイルでしたが
本当はそんなもの見えてません。
朝のお話と一緒で何か言わないと…と必死で頭を振り絞って
髪と指の隙間から信者を盗み見てそれっぽい事を言っていました。
何故かそれが当たっていることもあったようです。

966 :元教祖:2013/06/28(金) 20:57:42.99 ID:6i1ytPw4
宣託が終わると母が私から手紙を受け取って
相談者の名前を書いて、相談者に渡して面談終了。
病気の場合、ここで氷が運んで来られて私がそれを溶かしながら
相談者の悪い所に触れるという儀式が追加されました。
上記のようなそれっぽい儀式は両親が考えていたようです。
両親のいう事を信じるなら、そもそも宗教を始めたのは
私が不思議な力を発揮したからだそうです。
歩き始めた途端に一度も行ったことがないはずの
近所の親戚の家に一人ですたすた歩いて行ったり
余命宣告を受けた人を「病気かわいそ」って言ったとか。
しかしそれを証明するものは何もなく、記憶にある限り
自分が特別な力を持っていたとは思えないので
両親の妄想だったのではないかなと推測します。