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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

柴犬の声

イイ話なんだけどね……
・【全米が】なんか笑える霊体験25【テラワロス】

772 :本当にあった怖い名無し:2013/02/01(金) 19:14:38.08 ID:a8R+NB0N0
笑える体験ではないけれど助けられた話。
15歳で天寿を全うした故・柴犬♂の話。
彼はワタシが15歳の頃、我が家にやってきた。
ころっころした、ま〜かわいい柴で。性格も温厚。人に噛み付いたりしたことは生涯一度もなかった。
私の家族(特に両親だが)は当時から仲が悪く、毎日朝から晩までケンカ三昧。
家の中が落ち着いている、ということが年に数回あるか?という家庭環境だった。
それと並行して、私の思春期も最低すぎるほどで。一番の親友に実は裏切られていたりとか、いろんな
ことが積もり積もって精神的にやばかった。
それを救ってくれていたのが、柴だった。

773 :本当にあった怖い名無し:2013/02/01(金) 19:18:58.79 ID:a8R+NB0N0
どうにか高校も無事卒業。社会人として色々ありながらもどうにかこうにか生きていた。
辛いことがあるといつも柴に話を聞いてもらっていた。そんな時の柴は私にしっぽとお尻をぴたりとくっつけ、やや遠くを見るように、でも耳は私に向けていた。
何度救われ、癒されたか分からない。
ある朝、柴が亡くなっていた。
15歳。大きな病気もしなかった柴。老衰だった。
そして柴が亡くなった朝は私の休みの日。

774 :本当にあった怖い名無し:2013/02/01(金) 19:23:50.59 ID:a8R+NB0N0
柴が亡くなってからの喪失感は半端ないものだった。いつもの場所に彼がいない。精神的にもう頼れる人がいない。
私の生活は思った以上に荒れていたかもしれない。
26歳くらいで祖母の介護をしなければいけなくなった。すべて一人でなんとかしなければいけない気がしていたからか、何かあると「死ねばいいんだ」と思うようになっていった。
だんだんとそれが口に出るようになっていった。「もう死んでやるよ♪死ねばいいんでしょー」なんてニコニコしながら言うのが
ささやかな楽しみになっていた。

775 :本当にあった怖い名無し:2013/02/01(金) 19:29:43.06 ID:a8R+NB0N0
そしてある夜。柴がなくなってから1年くらい経っていただろうか。
もう限界だ。布団の中で、今まで自分なりに家を守るために頑張ってきたこと、でも八方塞がりでもうどうしようもないこと、これで自殺しても先祖の皆さんに恨まれることなんかないって思いつく限りをぶちまけて、寝た。
夢を見た。
月明かりの満月。星がキラキラと瞬いている。私はその辺を散歩してきた帰りのようで家の前に着いた。
車庫の前に顔が見えない三人の女性が立っていた。そして何故か私はその三人を知っている。軽く挨拶をした時に、その三人の右奥側に真っ白い狼のような狛犬が座っていた。

776 :本当にあった怖い名無し:2013/02/01(金) 19:34:28.44 ID:a8R+NB0N0
月明かりに照らされたモッフモフの狼狛犬。でかい。そいつはじーっと私を凝視している。
久しぶりに会えたことの感動よりも、なんでそんな姿なの??が先にきた。すぐにわかった。柴だ。
近づいていく。柴が直接頭の中に話しかけてきた。
「ねっちゃんはオラが守るから だいじょーぶだ(´∀`)」
初めて聞いた柴の声。なんでかなぁ・・・一番感動する場面のはずなのに・・・声が野沢雅子
ちょっとまて柴よ、ドッ、ドラゴンボールの悟空の真似ですよね、それ?
なぜ・・・・・・意味が分からないまま、笑顔の狼狛犬。

780 :本当にあった怖い名無し:2013/02/01(金) 19:37:26.36 ID:qZ/Wr4hp0
終わってた。
ってか、生きてる柴は新しい柴?だよね。

781 :本当にあった怖い名無し:2013/02/01(金) 19:45:05.56 ID:a8R+NB0N0
起きてから不思議と昨日までの閉塞感や人生投げやり的なものはなくなり、生きる気力がどんどん出てきた。
去年、視える方と話す機会があった。私さんの足元に白い大きなオオカミみたいなものがいるんですが・・・と言われて笑ってしまった。
ちなみに今は白猫を飼っています。この白猫のボスが柴だそうで、なんか主従関係になっているらしい。
全然笑えない話で申し訳ないですorz
>>780
亡くなった柴が狼狛犬になって夢に出てきて今も私の傍にいるって話です。
今生きて飼ってるのは白猫です(>_<) 長くてつまらなくてすみません。