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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

火事に遭遇

スレタイ通りのエピソードです。
・今までにあった最大の修羅場 £59

481 :名無しさん@HOME:2012/09/26(水) 02:16:02.08 O
グロ注意。
中3の頃散歩(ウォーキング)が趣味だった。
ある日、塾をサボって校区ギリギリの河の土手で散歩をした。
夕方の土手は自分のような人がちらほらいて挨拶をしながら歩いていたら、ふと土手沿いの民家の庭でなにかが燃えてるのが見えた。
昔の地方じゃまだ庭でゴミ焼く家も多かったので最初は気にしなかったがどんどんその家に近づいていく内に妙なことに気付く。
まず、火がでかい。ゴミ焼くためだと穴掘って焼くため火柱がたつなんてことは滅多にないのに、ボーボー燃えて煙もガンガン出てた。
あと家に近いっていうか玄関ポーチの辺りで燃えてる。
鈍い自分は「玄関が焦げてんじゃね!?」ってところでやっとゴミを焼いてるんじゃないと気付いた。

482 :名無しさん@HOME:2012/09/26(水) 02:20:31.29 O
(続き)
これが第一の修羅場。
火事だぁぁぁぁ!生火事だぁぁぁぁぁ!!!
土手をかけ降り、その家に知らせようとしたが玄関の前で火柱たってるからチャイムも押せないことにパニック加速。
うわぁぁぁ、どうしよう!火事ですっ燃えてます!煙っ!火がぁぁぁぁぁぁ!!!
みたいな事を叫び続けた。
幸いすぐに自分のように散歩をしていた人が奇声と火柱に気付いて「消防を呼ぶからとりあえず火を消して!!」と叫び返しやがった。
パニック起こしたガキに無茶ブリすんなよ、降りてこいよじいさん!と思わず逆ギレしたが、そのお陰で冷静になれた。
涙目になりながら、外水道を見つけてホースで放水した。
この時、放水をしながら何が燃えてるのか気になってマジマジと凝視してた。
角っぽいのが見えたので鹿の剥製だと判断した。大体大きさもそんなもんだったし。
ホースで放水程度じゃ火は消えなくてさすが剥製は身がつまってるからよく燃えるな!っとか思ってたら角がいつの間にかなくなってた。
あまりの火力に角が燃え尽きたか!(バカ)と思ったら人だった。燃えてたの人だった…てのが第二の修羅場。

483 :名無しさん@HOME:2012/09/26(水) 02:20:57.44 O
(続き)
人ってビックリすると笑うしかないとか言うけどあれは本当。
プチッと何かが切れて爆笑しか出来なくなって、近所の人が駆けつけてきたときには爆笑する見知らぬガキと焼死体というカオスだった。
警察がすぐに呼ばれて(消防より早くきた)、その場で保護され事情聴取された。
この時、笑いの波が引いて今度は急に怖くなって号泣。
警察に答えられたのは自分の名前と電話番号のみ。あとはひたすら塾をサボって散歩してましたごめんなさい!しか言えなかった。
身元確認後すぐに母親がすっ飛んできてこってり絞られた。
ちなみに焼死体はその家の嫁さんだったらしい…が詳しくは教えてもらえず聴取とられてすぐに帰された。
帰り道でカツ丼出なかったねと母に言ったらぶん殴られた。
それから20年ほど経った先日母が他界した。
父が預かっていた遺言状には諸々の手続の方法や形見分けの分配先などが書かれていた。
そして最後に「○○(私)は多感な時期に焼死体を見つけたというショッキングな体験をしてしまった。きっとトラウマになっているだろうから自分が死んだら焼かずに埋めてほしい」と書かれていた。
カーチャン…っとホロリと来たが土葬って法律的可能なの!?つか実家の墓は納骨しかできないよね!?っと父とパニックになっているのが最大の修羅場。

488 :481:2012/09/26(水) 03:17:59.07 O
こんな時間の長文にレスありがとうございます。
焼死された方については何も聞かされてないのでわかりません。
ただ後日警察から「事件性のないことがわかりましたので追加の聴取はしません」くらいの電話があったくらい。(一応第一発見者だからって連絡がきた)
一応校区内で起きた話なので噂になるかもと恐々してたけどビックリするほど同級生からも保護者からも何も触れられなかった。
お通夜に行こうとしたんだけどお通夜しないからくんな言われたし、今ならあの家なんか問題があったとは思う。
ちなみに私にあの時の記憶はハッキリ残っているがトラウマと症状は何一つない。
肉は焼くのが一番うまい調理法だと思ってるし、火を見ても興奮も不安もしない。
だから遺言状の例の一文が私のためを思って書かれたものなら486さんの仰るように母に手を合わせて火葬にしてもらいたい。
父は「かあさんのお願いはきいてあげたいけど、火葬は嫌ってもしかして俺と同じ墓に入りたくないって事かな…?(´・ω・`)」とへこんでいます。
塾サボりで事件に巻き込まれて心配させて、今もまた心煩わせてごめんよトーチャンカーチャン…