Hagex-day info

紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

Techwaveがまた誤報「インド格安タブレット」はガセ

インターネットサービスやガジェットを扱ったニュースサイト「Techwave」が1月6日に以下のようなニュースを配信。
約3600円の格安7インチAndroidタブレット、インドで爆発的セールスを記録 タブレットは世界をどう変えるか【湯川】

 The Economic Timesによると、英DataWind社製格安7インチAndroidタブレット「Aakash」がインド国内で発売後2週間で140万台の受注記録を達成した。AppleiPadの売上台数が100万台を超えたのが発売後28日目だったことから考えても、Aakashの売れ行きが驚異的であることが分かる。

 発売元の英DataWind社によると、Aakash(アーカシュと発音)は、Android2.2、366MHZのArm11プロセッサ搭載で、2500ルビー(約3600円)という破格の価格。

という内容だ。しかし、本当にインドで販売されているのか? ジャーナリストの山谷氏が実際にインドに行って確かめたのが以下の記事(2012年02月03日配信)
世界最安タブレット「Aakash」の謎をムンバイで探る!ITmedia
山谷氏はいろいろな場所を探すが、Aakashは発見できず。記事の最後に次のように述べている。

 “Aakashが配られた”といい伝えられているムンバイでは、多くの人がAakashを知っているが、そのユーザーはおろか、実物を見た人に出会うことすらできなかった。インドが誇るAakashは実在して、そのすべてが誰もが見ることができないところで秘密裏に使っているのかもしれないし、オンライン予約フォームに“SoldOut”とありながら、実際は出荷してないのかもしれない。

 「うそを見抜く力が必要」とはインターネットを使う場合の基本であるというが、国家プロジェクトで盛り上がるAakashも、それが事実なのか都市伝説なのかの判断は、少なくとも、一般市民の視点ではできないというのが現状だ。

そして、山谷氏はこの件に関して以下のようにツイートしている。

※関連エントリー
誤報はそのままで! 呆れた「TechWave」の対応
TechWaveに質問状を送ったら完全無視されたでござる