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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

死のイブ挙式

ネクタイを付け替えるシーンが印象的だ。
・****私は見た!! 不幸な結婚式 110****

893 :愛と死の名無しさん:2012/02/24(金) 04:17:02.43
フェイクあり。
主人が出席した従姉妹の結婚式の話です。
主人の母方の従姉妹(主人の母の姉の娘)の結婚式が、クリスマスイブの日に催された。
しかも式場が親族一同にとって縁もゆかりもない神戸市の山の方の、ちょっとこじゃれた式場。強いて言うなら新郎新婦がお互いに関西の大学(神戸ではない)で出会い恋に落ちたというくらい。
だったらO阪府内だよね?参列する親族にとっても、誰ひとり「縁もゆかり」もない場所だし、おまけにクリスマスイブ。
あー私は呼ばれなくて良かった!!
式には従姉妹の祖父母(母方の祖父は既に他界。母方の祖母が主人にとっても祖母)も生存している人は全員参加。
お友達や会社関連の方もたくさんご招待して、規模で言えばなかなか大きな式だったはず。
主人は招待状を受け取った時点で「クリスマスイブに結婚式なんて友達とか来るの?てかなんで神戸?しかも駅から遠いし・・・」と不満気味だった。

894 :愛と死の名無しさん:2012/02/24(金) 04:17:58.05
その年は「大寒波」の年で、その日も大雪とは言わないまでも、とにかく気温が低くてとても寒い日だった。始発で出発する主人には貼るカイロを全身に貼りまくり、予備で5個持たせました。
式場自体は新幹線の駅から不便なところにあり、参列者のほとんどは新幹線で来るのに貸し切りのバスもなく、まず会場に辿り着くまでがみんな大変だった。寒いし。
ありきたりすぎるけど、こんなくそ寒いのに、挙式は屋内だけど集合写真の撮影が式場ご自慢の「庭園」で、その庭園は確かに立派で、良い季節だったらとても素晴らしいところだったけど、とにかく寒い。雪は降ってないけど本当に寒い。
「記念撮影をしますので皆様こちらの方へ〜」とスタッフに促されるまま、親族も友人もみんな「え・・?」て感じではあったけど、ある程度は予想していたせいか、がまんしてみんな庭園へ。
そこで用意してあった撮影用の段に指示されるままに並んで待っていたら、最前列の椅子に座っていた新婦の母方の祖母が急にドタっと倒れた。椅子に座っていたのに椅子から転がり落ちて前のめりに。

895 :愛と死の名無しさん:2012/02/24(金) 04:18:40.13
参列者もスタッフもあわてふためいてドタバタして、あれよあれよと救急車が来て、倒れた祖母の実娘である新婦母と義母と叔父が救急車に乗り、その娘息子(新婦の母方のいとこ)ぷらす叔父嫁がタクシーで一緒に病院へ行ってしまった。
もうさすがに式は中止だろうと思ったら、救急車騒動が済んだら、「では気をとりなおして写真撮影を・・・」とスタッフが言い、親戚も友達も新郎新婦の会社関係の人も、とにかく参列者全員がポカーン状態。
え?やるの??
おばあちゃん、救急車で運ばれたのに?
くそ寒い中、みんなポカーン状態で写真撮影をして、スタッフさんは「よろしければ皆様、新郎新婦のお写真をお撮りください」みたいに言っていたけど誰も撮らず、そのまま披露宴に突入。

896 :愛と死の名無しさん:2012/02/24(金) 04:19:33.32
新婦親族席がガラーンとした状態以外は普通の披露宴。
若干みんな冷め気味ではあったけど。
主賓の挨拶、乾杯、ケーキカットの直後で、青ざめた顔のスタッフが高砂席にいる新郎新婦のいるのもとへ駆け寄り、耳元で何か言った。
その直後、新郎新婦が軽い口論っぽくなり(夫の席からは遠くてよくわからなかったらしい)、何の説明もないまま新郎新婦が本来出入りする参列者側の出入り口ではなく、スタッフが出入りする高砂席横のドアから出て行ってしまった。
会場がザワザワして、司会者の人が「新婦の母方の祖母は搬送先の病院で亡くなった」と説明。
スタッフさんが「お食事だけでも」と言っていたけど、もう参列者みんなザワザワが止まらず、こんな状況になったのに穏やかに飯なんか食えるか!!!という状況で。
新郎新婦のお友達はともかく、親族一同は「明日明後日に通夜葬式だよね、通夜葬式は神戸じゃなくて新婦祖母の実家の方だから今から帰って喪服用意して、すぐにまた別の場所に行かないと!」と、とにかくてんやわんや状態。

897 :愛と死の名無しさん:2012/02/24(金) 04:20:00.98
夫は即帰宅し、ネクタイを白から黒に変えて香典持って、結婚式には不参加だった私は喪服を引っ張り出して、結婚式の翌日の夕方には新幹線に乗り、夫の母方の祖母の通夜に駆けつけました。もちろん葬式も出るので泊まりで。
結婚式自体はあのままうやむや状態で、聞いた話では新郎新婦の友人が準備した二次会も、新郎新婦不在のただの飲み会になったということだけど。
それなのに、祖母の通夜葬儀に新郎新婦の姿はなかった!
結婚式がハチャメチャになったのに、さらにキャンセル料を払うなんていや!という新婦の意見で、新郎新婦は予定通りにヨーロッパへ新婚旅行に旅立ってしまったそうな・・・
喪主である新婦両親も、新郎両親も、通常の100倍は葬儀の参列者に頭下げてました・・・
新郎両親はそこまで関係ないのにね。
当時の新郎新婦が、新婦の浮気で離婚したという連絡をもらい、あーーーー・・・と思って初カキコさせてもらいました。