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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

犬の名前はシロ

不思議な話だな。しかし、シロという名前を聞くと「幻の湖」しか思い浮かばない(笑)。
・【窃盗】発見!泥棒〜手癖の悪いママ155【万引】

312 :名無しの心子知らず:2011/07/24(日) 00:27:27.30 id:hirKHlco
寝れないので。
近所の人が泥ママだったんだけど、わかった経緯がなんか怖かった。
思いつくままに書くから、長くなるかも。
当時うちの子小1で、泥ママの家の前が通学路だった。
ある日「泥さんちに、可愛い犬が来たよ」と子どもが嬉しそうに言った。
ママ友とおしゃべりしてた時、たまたまその話になって、「ああ泥さんち?見た事のない、珍しい犬を飼ってるよ。
名前はローズ(仮名)だって」
と聞いてふ〜んぐらいにしか思ってなかった。

314 :名無しの心子知らず:2011/07/24(日) 00:31:26.20 id:hirKHlco
うちの子の帰りが遅くなったので、どこで寄り道してるの!と怒ったら、「泥さん家の犬と友達になった」と言う。
あそこの犬は大きいし、噛まれたら大変だから近寄るなと説教。
「シロは噛まないよ!友達っていってるでしょ」と子どもは拗ねて遊びに出かけた。
シロ?自分で好きな名前つけたのかな?と思ってた。
その後公園で泥ママが犬を散歩させてるのを見かけた。
やせぎすの大きな犬だった。
「うわ〜、大きい犬だね。確かに珍しいね、見たことない」
「なんか高貴な感じ。高そう〜」
とママ友と話してて、泥ママが「さ、ローズ行くわよ」と犬に声をかけたら、「あの犬本当はシロって言うんだよ」と子どもが呟いた。
私はまたか・・・と思って、「よその犬に勝手に名前つけちゃだめ、あの犬は泥さんちの犬でローズっていうんだって」
と子どもに言い、周りのママ友も、「白いのはおでこだけじゃん、シロはないよ〜」と笑った。
子どもは納得行かず、「違うの、あの犬はシロだよ。シロって呼んだら来るんだから!シロー!」
とでかい声で呼んだ。
その途端、遠くにいたローズが本当にこっちに来ようとリードを引っ張った。
泥ママが「ローズ、ローズ!」と怒ってリードを強く引くと、ローズは悲しそうに、何度も「クーンクーン」と鳴いた。

316 :名無しの心子知らず:2011/07/24(日) 00:32:57.96 id:hirKHlco
その夜、泥ママから電話がかかって来て、「お宅の子が下校途中に、塀の隙間から犬を覗いてる。
大型犬だから噛みつくかもしれないので、やめさせてほしい。
それと犬が混乱するので、勝手に違う名前をつけたり、呼びかけたりしないで」
と苦情を言われ、本当にその通りだと思ったので謝った。
子どもに説教すると、「本当にあの犬はシロっていうんだよ」と大泣き。
私は困り果てて、下校時間に迎えに行き、泥家の前を通らせないようにした。
ママ友の中に、公園での犬の反応を不審に思った人がいた。
彼女の職場が数駅離れた町で、そこのスーパーの掲示板に
「この犬知りませんか?」のポスターが貼ってあって、その犬と似てる・・・気がすると言いだした。
「それにいきなり成犬飼うなんて変じゃない?普通子犬から飼うよね?」
彼女に頼まれて、そのポスターを見に行って、ぞっとしたのを覚えてる。
犬の写真はローズにそっくりで、名前がシロだった。

320 :名無しの心子知らず:2011/07/24(日) 00:36:41.77 id:hirKHlco
私たちは匿名でその家に電話し、「シロがいなくなった時期に、そっくりな犬を飼い始めたお家がある」
と泥家の住所と電話番号を教えた。
「え?泥さん?」
シロの飼い主は、泥と付き合いがあったようだ。
結果的に犬はもとの飼い主のところに戻った。
泥家からいなくなってすぐ、見つかりましたのお礼ポスターが貼られていたそうだ。
泥ママは「譲りうけたけど、前の飼い主が返せとうるさいから泣く泣く返した。
動物をこんなふうに無責任に飼うなんていけない事」と周りに説明して、新しく小型犬(子犬)を飼い始めた。
泥ママをちくった事は、私ともう一人のママ友の秘密。
もう数年たつけど、未だになんでうちの子が
「シロ」の名前を知っていたのか、謎のまま。
本人も覚えてないと言うし、今までの人生で一番不思議な出来事。

323 :名無しの心子知らず:2011/07/24(日) 00:46:27.17 id:hirKHlco
はっきり覚えてないけど、茶色っぽい犬だった。
なんであれがシロなのか、飼い主に聞きたいくらい。
子どもがたまたま勝手にシロってつけたのかもしれないけど、テレパシー?とか、どっかで思ってしまう。