Hagex-day info

紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

1冊のノートを盗んで破局

泥にとっては単なるノートだったんだろうけど…
・【窃盗】発見!泥棒〜手癖の悪いママ123【万引】

498 :名無しの心子知らず:2010/11/20(土) 21:48:09 ID:3t1f4+4w
学校の話で思い出した、私が学生時代にあった泥ママさん。
母が町内会の役員をしてて、何かでその日も家に何人かの奥さまが来てた。
ご多分に漏れず私の部屋を誰かが漁ったらしいが、無くなったのはノート一冊。
ただし、そのノート私にとってはかなりの思い入れがあるもので、勝手に私の部屋を開けさせた(ボールペンを借りたいという奥様複数名に
私の部屋にあるから取ってと言ったらしい)母をそりゃもう泣きながら責めた責めた。
そして翌日、母や父が止めるのも聞かず警察に行くんだと吠えていた私の家に
真っ赤に目を腫らした近所の中学生が、お父様もご一緒にノートを持って謝りに来てくれた。
実はそのノート、最初の方は確かに真っ白なんだが、当時付き合っていた彼氏(ご近所の幼なじみ)が
私と自分の名前(共にフルネーム)を最後のページに落書きして、ハートで周囲を囲んだと言うかなりイタイもの。
それで見た瞬間に、私のものだと分かったらしい。
だから母親にあげる、と言われたそのノートの記名を見た途端、中学生の子はこれはおかしい、これを他人に譲るわけが無いと
父親に相談、母親に詰め寄って全部吐かせたということだそうだ。
謝られるよりも先に、無事にそのノートが戻って来たことで
私は玄関で泣き叫んで母親に部屋に閉じ込められてしまった。
両親があとのことは何かしたのか知らないけど、その奥さんはご近所で
悪魔にも勝る所業をしたような陰口を叩かれて、しかも離婚されたらしい。
なぜノート一冊でそこまで…と思う人がいるだろうけど、それがその彼の遺品だったんだよね。
その盗難の一年ほど前に、彼はとある事故にあって亡くなってしまったから。
まだ学生同士のつきあいと言うことで、私のもとに残った遺品は
そのノートの落書きだけだったんだ。
この度実家を取り壊すことになって、片付けてたらそのノートが出て来たとか。
そう言えば今年でもう25年だな…と思うとちょっと泣けたんで書き捨てるw