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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

田舎に帰って農業をやるんだモン!

ソースのスレタイでまあ落ちは分かるのですがw
・真のエネミーは配偶者 まとめサイト

456 :1/3:2010/09/21(火) 15:02:03 0
長文失礼。
都会で生まれ育った人間もあれだけど、中途半端に農業知ってる人間もタチ悪いよ。
中途半端に知識があるから、他人に説得されても聞く耳持たない。
別れた元旦那がそれだった。
私と元旦那は出身地こそ違うけど、両方とも元農家の生まれ。
農業だけでやっているのは祖父母の代までで、親の世代は会社勤め。
親世代は休日に畑の手伝いをしていたけど、孫世代の私と元旦那はノータッチ。
門前の小僧で聞きかじりの知識は多少あるけど、実際の作業は何も出来ない。
元旦那自身、農業は労力と採算考えたらやってくのは無理だと言っていたし、義実家の方も祖父母がやめたら廃業する。趣味で自家用を作る以外はしないので、あなた達は都会でしっかり頑張りなさいと言ってくれた。
その言葉通り義実家はこちらに必要以上に干渉しなかったので、結婚後数年は行き来するのも楽しく良い関係でいられた。
それがある日いきなり、義実家から帰って来いコールが来るようになった。
帰れば帰ったでウトメと大ウトメに近所を引っ張りまわされ、跡継ぎの嫁だと紹介され、畑仕事や農家の嫁の心得を仕込まれ、やたらとうるさく口を出されるようになった。
たまりかねて元旦那に訴えると、「最近、近所で息子夫婦が農家を継いでくれる家が何軒も続けて出た。
それに当てられて浮かれてしまったんだと思う。悪いけどここは目を瞑って話を合わせてやってくれ。
しばらくしたら熱も冷めて元通りになるから。俺も出来るだけ早く目を覚ましてもらうようにする。」
それまでは本当にウトメも大ウトメも良い人達だったし、気持ちは良く分かるので頑張った。
だけど熱は冷めるどころかエスカレートする一方で、元旦那もそれを一向に止めようとはしない。
それどころか義実家全員と一緒になって、こちらに暴言を吐くようになった。

457 :2/3:2010/09/21(火) 15:03:24 0
とうとう堪忍袋の緒が切れ、また頼りにならない元旦那にも愛想が尽きて、休みを取って一人で義実家へ話を付けに行った。
そこで自分も旦那も最初の通り、地元には帰らず後も継がない事。
農家では食べていけないし、ここでは仕事も無いので続けていけない事。
そもそもウトメ自身が継げないと判断した事を、子世代に押し付けられても困る事。
それだけをざっと説明したら、全員ポカンとした顔になった。
しばらくしてトメが、「え・・・嫁子さんが家を継ぎたいって言ってくれたんでしょ?
田舎でのびのび子育てしたい、仕事なんか辞めて専業になりたいって零してるって。」
元凶は元旦那だった。
平謝りで飛び出した後、家に帰って元旦那を締め上げた。
すると元旦那、「ああバレちゃったかw」とにこにこ顔で喋り出した。
やっぱりよその土地で会社勤めやるより、生まれ育った土地で農業やる方が幸せになれると思う。
幸い自分達には義実家の土地もノウハウもあるし、祖父母のコネと人脈もある。
資金はマイホーム用の貯金に、二人の退職金をプラスすれば何とかなる。
最初は苦しいけど、軌道に乗るまで義実家に同居すれば家賃は要らないし、生活費や食費も少なくて済むから心配は要らない。
実は自分はもう退職してきて、ちょっと割り引かれたけど退職金もらった。
だからお前も安心して仕事を辞めて来い。出来れば今月末には向うへ行きたい。
これから一緒に夢に向かって頑張ろうな!

458 :3/3:2010/09/21(火) 15:04:53 0
当時、元旦那は仕事で大ポカやったのがきっかけで追い詰められていたらしい。
だから逃げたかったんだと思うけど、やり方が不味過ぎた。
何日も掛けてあれこれ説得したけど、最後は女の戯言なんかより自分計画の方が完璧だ。
文句があるなら今すぐ別れてやると言われ、記入済みの離婚届を叩きつけられた。
ついでに共同貯金の半額も叩きつけられ、くれてやるからどこでも好きなところへ行けと言われた。
その後自分は先に行くと義実家に帰ってしまったので、有り難く届けを出させてもらった。その後マンションを出てよそへ引っ越した。
マンションの名義は旦那だし、家賃の引き落としも旦那名義の口座から落ちるんでほっといた。
それから義実家に、離婚したこととその詳細を手紙に書いて送っておいた。
それから数日もしない内に元旦那から電話が来た。
「お前今どこにいるの?待っていてやったのに何で来ないんだ?
それに離婚ってなんだよ。お前勝手にそんな事していいと思ってんの。
離婚届の偽造は犯罪だぞ。とにかくすぐこちらへ来い。今なら謝れば許してやる。」
面倒だけど、離婚届に記入したのも寄越したのも、勝手に仕事辞めて帰ったのもそちらで、こちらには一切非は無いと説明した。
納得出来ないなら弁護士入れて話し合いましょうとも伝えた。
軽く揉めたけど、弁護士入れて話し合ったらあっさり終った。
本気で争ったら、自分が慰謝料払う立場になると気付いた途端目が覚めたらしい。
その後しばらく平和だったけど、数年後退職金使い果たした元旦那から、復縁の要請が来るようになった。
もう一度弁護士入れたらまたあっさり終ったけど。
最近人づてに聞いたところ、元旦那はウトメの貯金に手をつけて、家から追い出されてしまったらしい。
間近で見て農業が生易しいものじゃないって分かってたはずなのに、どこで道を間違ったんだろうね。