この日記にディスコクラッシックなんかのPVを貼ったり、おしゃれぶったりしてますが、実はアホな日本の曲も大好きなおいどんです。
おバカな曲は、その昔は「コミックソング」と呼ばれたり、近年では根本敬と湯浅学の「幻の名盤解放同盟」だったり、小堺一機・関根勤の「コサキンソング」、そして伊集院がいうところの「おバ歌謡」というジャンルとして、発掘・再評価がされています。
で、一時期のこのコサキンソング・おバ歌謡の曲を死ぬほど探して、頑張って130曲ほど収集。これでもうコサキンソングは制覇したな…… と思ったら、伊集院光セレクトのこの「伊集院光選曲 おバ歌謡 」を聞いた時は、自分は持っていない・知らないけれど、すごく良いダメな曲(変な表現だ)が入っていて、「ああ、俺もマダマダ甘チャンだったな」と己の実力のなさを思い知らされた、思い出の1枚です。
収録されている曲のなかでは、この白木みのるの曲がかなり大好き。神曲だね。
・白木みのる - 銭$ソング 〜マンダム親子のテーマ
ああ、Youtubeだと音が悪いね。ゾクゾクするメロディラインと白木みのるのシャウトは魂を揺さぶられるので、興味をもったらぜひCDを聴いて欲しい。1971年、歌詞は赤塚不二夫が担当。しかし、Youtubeの画像はちょっと怖い。
・神谷勝也&ドン神谷 - パパはメキシコ人?
この曲も名曲。出だしのかっこいいトランペットとカワイイ子供の声、意表を突く歌詞がたまらない。それにしてももうちょっと親父はしっかりしろ(笑)。
その他にも尾藤イサオの「剣の舞」、草刈正雄の「アローン・アゲイン」、由美かおるの「ドン・ズバ」といった素敵なも収録されている。
これだけてんこもり(11曲)で1818円は安い、安すぎだ。
今回この「伊集院光選曲 おバ歌謡」に収録されていないんだけど、コサキンソングの名曲がYoutubeにアップされていて腰が抜けた。知らない人が見ても腰が抜けると思う
・左卜全とひまわりキティーズ - 老人と子供のポルカ
これも凄い名曲なんだけど、知らない人は多い。しかし、この動画だと左卜全はきちんと唄えてないぞ。おじいさんだからしょうがないけど…
1970年リリース。役者である左卜全の幻の歌手活動で、当時76歳。左卜全は翌年1971年に亡くなって、葬儀ではひまわりキティーズがこの歌を唄ったとか。
歌詞に出てくる「ゲバゲバ」は学生運動の「ゲバルト」、「ジコジコ」は「交通事故」、「ストスト」は「ストライキ」をさす。当時の世相が強く反映された歌なんだけど、なぜかコミカルなんだよな。