うぉぉぉ忙しい、もう午前5時になった眠い… ということで今日あったできごとの雑感。
仕事に忙殺されている時は、昼飯も食いに行けやしない。そんな時は近所にあるオリジン弁当で惣菜を買って職場に持ち帰って栄養を補給している。オリジン弁当の店員さんはマスクで顔を隠して、すっぴんだ。中にはスッピン美人のお姉さんもいて、オイラがいっているオリジン弁当のウーさん(仮名 推定年齢22歳・色白・体毛が薄い)も声優のような高い声が特徴的な秀麗な女性だ。
そんなウーさんだが時々ドジを踏む。オイラが大好きな「手づくりプリン」注文した時に、よくスプーンを入れ忘れる。ヨーグルトやアイスクリームの時もそうだが、匙が簡単に手に入らない環境で、購入したブツにスプーンがついてないと絶望する。そして、今日もウーさんがオイラの買った「手づくりプリン」にスプーンを入れ忘れやがった。
以前なら、こんなシチュエーションに陥ったら、絶望先生ばりに雄たけびを上げていたものだ。が、今はスプーンが入っていなくても、株価が乱高下しても落ち着いてチャート観測ができるジョージ・ソロスばりの明鏡止水の気持ちでいられる。それは何故か?「スプーンがなければ箸でくえばいいじゃないか!」という事に気がつき、箸でプリンを食べるのはそんなに難しいことではないということを知っているからだ。
こうやって文字に起こすとアホみたいなことだ。が、オイラにとっては夕刻のコペルニクスもびっくりの転回だ。だって、オイラは知らない間に「プリンを食べるのにスプーンは便利」から「スプーンでしかプリンは食べられない」という無意識の鎖に縛られていたことに気がつき、その鎖を打ち破ったからだ。
オイラの好きな話で、「象を冷蔵庫に入れる」(エレファント・ジョーク)というエピソードがある。知っている人も多いと思うけど、次のような話だ。
Q1:象を冷蔵庫に入れるにはどうすれば良い?
A1:ドアを開け、象を入れ、ドアを閉める。
Q2:では、キリンを冷蔵庫に入れるには?
A2:ドアを開け、象を出し、キリンを入れて、ドアを閉める。
Q3:百獣の王ライオンが会議を召集した。欠席したのは?
A3:キリン。あなたが冷蔵庫に入れっぱなしにしたから。
Q4:大変!二人の探検家がワニの住む沼を渡ろうとしているわ!
A4:大丈夫。ワニは会議中だから。
頭の固い人には「屁理屈だ」の一刀両断されそうなジョークだが、自分がいかに「常識に縛られているか」ということが実感できる(このエピソードが洗脳系セミナーで定番の話という噂もあるが、納得してしまう。解凍にもってこいだもんね)。つまり箸があるのにプリンが食べれなかったオイラは、ついに冷蔵庫に象を入れることができたってことだ。もう駱駝の瘤から笑点の座布団が出せたり、サザエさんの口から樹海に行くこともできる。
その昔オイラが厨房だったころはデータハウスの「危ない28号」なんか読んで興奮していたわけ。
印象的だった記事の1つに「妄想は自由だ! 殺人・強姦・禁欲・清貧 なんでもできる。人間は本来妄想だけは自由にできたはずだが、最近は『常識』ってやつに脳みそがファックされて想像すらできない。解放せよ!」と革マルの機関紙「前進」ばりにアジっていたやつがある。
その記事では「妄想をより自由にするために、フィリップ・K・ディックを読め」て書いてあって、素直にディックを読んだりしたが、面白いだけで自由な妄想はできなかった(笑)。その後オリジン弁当のプリンで解脱ができから、オールOKだ。
仕事が詰まってストレス解消で書いているオナニー文章だから、オチとして「自分はできない… とおもっていませんか? ネガティブな考えをするまえにとりあえずやってみよう。君には『可能性』という本当に素晴らしい物をもっているけど、自分で否定している! 失敗を恐れずにチャレンジしよう!」と書いて、はてななブックマークの「人気のエントリー」入りを目論むつもりはまったくない。
が、やっぱり「1%でもチャンスがあれば、やらなきゃならないな」とウーさんがスプーンを入れ忘れるたびに思うわけですよ。