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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

ライフハック・GTDなんて口に出すのも恥ずかしい

誰しも「口に出したら恥ずかしい単語」というのがある。思春期の俺様は「スキャンティ」(←だって、スキャンダラスなパンティーの略語なんだぜ? 中学生が言えるか? ちなみにスキャンティを考えたのは日本人のデザイナー鴨居羊子)とか、「パンティ」とか「ブラジャー」とか… って全部下着ばかりじゃないか!
まあ、下着の名称はきちんと口に出せる年齢になりましたが、WebやIT関連ではまだまだ口に出すと恥ずかしくなる、「おっさんを可憐な乙女にしてしまう」恐ろしい単語がごろごろある。「ソリューション」「ストラテジスト」「システムインテグレーター」「イノベーション」「スキーム」「マーチャント」をはじめ、「ブログ」「ブロガー」「エントリー」「トラックバック」「Web 2.0」「マッシュアップ」なーんて言葉も正直恥ずかしい(この日記でも使っているけどね)。
かっこいい!ビジネス用語集デイリーポータルZ
さて、そんな自意識過剰チャンプの俺様がもっとも熱い視線を送ってくる「最近の恥ずかしい言葉」が「ライフハック」と「GTD」だ!
正直に言うと「ライフハック」と「GTD」は嫌いじゃないですよ。つーか、むしろ好き! 日経系のビジネス誌やおっさん向けのパソコン誌・書籍をよんで「このツール・サービスを使ったら1億倍仕事が楽になった!」、「メモ帳を上手く使って、会社転がして東証一部に上場した!」なーんてトピックはまめにチェックしてている。だからこそ、「ライフハック」と「GTD」なんて単語が恥ずかしくいんだと思う。なぜ恥ずかしいかちょいと考えてみた。

●理由1 日本語で置き換え可能な単語をわざわざ横文字で言っているから
「ブログ≒日記」「アルファーブロガー≒人気ある日記を書いている人」と同様に、「ライフハック」と「GTD」も簡単にいえば「仕事術」「知的生産アップ術」ですよ(梅棹 忠夫先生の『知的生産の技術』という古典的名著もあるじゃないか!)。
ブログやストラテジストと同じように「英語でいうとカッコイイんじゃね?」的な雰囲気がどーも好きになれない。
これが技術的な「Ajax」「Plagger」「ポッドキャスト」とか違和感がないんだけど、思想的な意味合いがある横文字はどうも苦手だ。
(これらを自慢げに喋る輩がいるから?)

●理由2 説明する人が偉そうに講釈たれているから
これは、俺の偏見かもしれないが、ライフハックGTDの日本総本山を目指しているITmedia Biz.IDを読んでいて、技術的記事はまだしも、「こういった心構えで仕事にとりかかるといいですよ!」みたいな記事は本当に読んでいて本当に腹が立つ。
だって、日本のアルファブロガー(あ、いっちゃった(笑))の情報管理術を、オイドンみたいな「しがない発言小町ウォッチャー」が真似して上手くいくか? 絶対に上手くいくはずがないしアルファブロガーにもなれない。
にも関わらず「ああしろ、こうしろ→絶対に上手くいくよ」と断定的な記事が多い。正確には「こういった効果的な手法やコツがあるけど、それを自分達の環境にあわせてカスタマイズしてね」だろう。
単に、ライフハックGTDエバンジェリスト(あ、横文字だ(笑)「伝道者」の意味ね)が嫌いなだけなんだけどね。

ライフハック」「GTD」は好きだけど、それを口にするの恥ずかしく叩いてしまう… あ、これツンデレと同じ構造じゃん! つまり俺にとって「ライフハック」と「GTD」はツンデレだったのか! それははまるはずだ!