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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

Pythonを勉強しはじめたら毎日楽しくなってきた

最初のコンピューター言語に触れたのは「BASIC」だった。

今はなき「九州エネルギー館」(2014年3月3日閉館)で、「マイコンを触ろう」(パソコンではなく、マイコンだ!)という4回ぐらいの講座があり、小学3年生か4年生だった私は申し込んだ。
ひとり一台マイコンが用意されており、機種は富士通の名器「FM-7」。マイコン講座の中身は、BASIC学習となっており、print、for、color、if then goto、などを教わり、色を出したり、音を出したり、四則演算をさせたりし興奮した。この講座は当時の私にとって、スゲー刺激的で毎回楽しみにしていた。
講座には「カセットテープを必ず1本もってくること」と書かれていた。マイコン講座なのに、いったい何のため? と思っていたが、これはその日に書いたプログラムを保存するために必要だった。

自宅にもマイコンが欲しかったが、お金はなく。小学生用のマイコン入門書を図書館で借りたり、買ったりして繰り返し読み、ノートにBASICのプログラムを書いて脳内で動かしていた。お年玉やらお小遣いをためて、講座を受けてから2年後に、中古のFM-77を買った。それまでは、電気店に行き、デモ機を触っては帰るという生活で欲望を抑えていた。

保存媒体がカセットテープでなく、フロッピーディスクになっているのに驚いた。

購入してやることは、やはりBASICでプログラムを入力していた。ゼロからだと大したプログラムはかけなかったので、入門書やベーマガに記載されているコードを延々とタイピングしていた。昔から雑な性格なので、ミスタイプが多く、入力したプログラムが一発で走ることはなく、入力する時間よりも、ミスタイプを探す時間の方が長かった。
本体の付録に、分厚いマニュアルが4冊ついており、資料はこれだけだった。なので、トラブルが発生すると、このマニュアルを読むか、自分で想像して対処するしかなかった。当時ネットがあれば(略)。しかも、マイコン・パソコンはNEC製品が席巻しており、富士通やシャープユーザーは少なく、質問できる人も少なく、資料も少なかった。

紙に書かれたプログラムを写真に撮影して、一瞬でパソコンに転送してくれないか! と願っていたが、今じゃプログラムのソースは一瞬で手に入る。

この後、ずっとプログラムに興味を持っていれば、今はスーパーエンジニアとして起業してポルシェ・カイエンを乗り回している未来があったかもしれない。が、初めてパソコンゲームのパッケージとして購入した中古の「太陽の神殿 アステカII」(日本ファルコム)をプレイした際に、モニターから発煙して、私のパソコン環境は高校までなくなってしまう。

その後も、Perl、C、PHPなどの言語を学ぶも、イマイチ続かず。あ、PHPは『独習PHP』を最後までやったけど、結局作りたいモノがないので忘れてしまった。

で、2018年新年度の目標は、Pythonの習得だ。仕事の関係上、Pythonがらみのツールをいろいろと使わないといけない状態になったので、待ったなしである。
3日坊主はなんとか抜けきり、本日も勉強しているが、なんだかスゲー楽しい。
入力したプログラムが、エラーを出さずに、動いて結果を出すのはやはり嬉しいモノだ。
randomとforループを使って、延々と意味の無い数値を表示させているだけで面白い。
Perl、C、PHPでもできることなんだけど、タイミングなのかたまたまなのか、Pythonを動かしていると、BASICを触っていたときのワクワクが感が蘇る。

イヤイヤでやる学習は苦行でしかないが、自分が好きなことの学習は麻薬並みの快感がある。麻薬はアルコールぐらいしかやったことないけど。おかげで最近はイライラせずに、毎日気分が良い。