都庁の展望台のレストランお勧め… あ、あそこも窓がなかったような。
・百年の恋も冷めた瞬間 Open 2年目
974 :名無しさん@おーぷん:2015/10/03(土)05:34:34 ID:pWb
私には密かな憧れがあった。トレンディドラマ(古いw)に出てくるような綺麗な夜景を見ながら彼氏と二人楽しく過ごすというもの。
そして昔すごく好きになった人が居た。社会人5年目くらいのころ。
付き合って半年くらいして私の誕生日が来て、リクエストを聞かれたから「プレゼントは要らないから綺麗な夜景を見ながら食事したいな」ってリクエストした。
そしたら東京タワーが目の前の2階席のレストランに連れていかれた。東京タワーは目の前過ぎて全然見えなかった。
「ここすっごく調べたんだよ~料理がめちゃ美味しいらしくてさ!雰囲気もいいでしょ!」
(違う…そうじゃない、そうじゃないんだ…!)と思いながら、確かに食事も店内雰囲気も良かったし、調べてくれたのが嬉しかったから何も言わなかった。確かに料理も店内の雰囲気も良かった。
その翌年の私の誕生日、またリクエストを聞かれたから、「東京の夜景が一望できるようなところにあるお店で楽しみたいな。憧れがあるんだよね」みたいな感じで再度伝えた。憧れの話も少しした。
そしたら豪華な会員制っぽいレストランに連れていかれた。ただしホテル内部で窓なし。勿論夜景なし。
高級そう過ぎてその時も文句言えなかった。(普段のデートでそんな高そうなところ行かないから余計に)
それからまた次の年、私の誕生日が来て、「まただけど…」と前置きして再度リクエストした。綺麗なところじゃなくていい、夜景を見ながら楽しく食事がしたい。前年の時は夜景がなくて少し悲しかったと伝えた。
当日、「今度は大丈夫だから!」と連れていかれたのが確かに最上階にある、夜景を売りにしているレストラン。
「おお!」と思ったら、食事席は何と一番フロアど真ん中、もちろん夜景は一切見れない。
「ここ夜景綺麗なんだよー」と言いながら、真冬なのにテラスに出始めた彼氏。私は薄手ワンピースだから寒い寒い。
結局夜景はちょっとしか見れないままレストランを後にした。
私はただ綺麗な夜景を好きな彼氏と二人で見て楽しみたかったんだ…。
それ以外にもずれたところがあって、それが結局彼が自身の理解する範囲を超えようとしない、相手を慮ろうとしないところだと気づいたとき、何かすーっと冷めた。
友達からは「夜景ちょっと見れたんだったらいいじゃん」「心狭い」とか散々言われたけど
私にとっては大きな要素だったんだよ…。
大きな要素であることを伝えても実現されなかったところに、意思疎通できない宇宙人的な怖さを感じてしまったんだよ…。