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紅茶とお菓子について書いているほっこりブログです

わかりやすい文章を書く、素敵な写真を撮影する、10万PVを狙う…その前の問題

はてなブックマークの人気エントリーをチェックしていると、
「初心者に学んでほしいカメラの基本構図10」
「文豪に学ぶ魅力的な文章の書き方」
「3か月で10万PVを獲得した私のSEO」
といった、HowTo記事が人気を集めている。

これらのエントリーを読んでいると私はいつもモヤモヤする。

カメラの例だと、適正な露出、意図に沿った画角、魅力的な構図、演出的な現像方法など、いくらテクニカルな部分を学んだとしても、良い写真を撮ることはできない。良い写真を撮影するには、まず「良い写真を感じる」力がないとダメだ。その感性がないと、味覚がない人が料理を作るかのごとく、自分で撮影した写真の良さもわからず、人の心を動かす作品は生み出すことはできない。

本当の初心者であれば、感性をまず磨くべきだ。映画を観て、無名から有名までの写真を見て、分析・感想を言語化し、日々感性を研いでいかないといけない。

感性という基礎体力ができてから、初めてテクニカルな部分が活きてくる。テクニックだけ学んでも感性がないのは、チェーンがない自転車を漕ぐようなものだ。